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足立区出身税理士の海外旅行記

地元の東京都足立区で事務所を開業している税理士の海外旅行記です。

スムーズな市内までの移動①(インド旅行3)

 今回旅行における問題の一つは、デリー空港からホテルまでの移動であった。まず、空港から市内への移動については、当初エアポートメトロという地下鉄利用を考えていた。しかし、平成24年12月時点で長期運休中とのことであり、代替交通手段として空港から頻発しているというエアポートバスをうまくピックアップできるかというのが第一の問題であった。
 第二の問題は市内からホテルまでの移動である。エアポートバスの具体的な降車スポットがわからないため、降車場所からホテルまでは自力で行かねばならない。夜間の見知らぬ街でガイドブックの地図を頼りに短時間で辿り着けるか正直自信はなかった。
 空港到着から足早に移動し、入国審査・税関審査を抜けた。機内に全ての荷物を持ち込んでいるので、ここまではかなりスピーディーである。次にインド通貨(ルピー)への両替である。空港の両替レートは悪いと聞いていたので、手持ちの60ドルのみ両替した。空港内の2か所の両替所を確認したところ、いずれも1ドル=51ルピー。直近相場による単純換算では55ルピー(1ルピー=約1.5円)前後なはずだが、ここは仕方がない。しかも、更にコミッションと税金を差し引かれ結局1ドル=50ルピーとなった。
 こうして両替を済ませた後、到着ロビーを抜けてバスが停車している場所に移動。本来であればこの間に多数の白タクドライバーから声を掛けられるはずなのだが、なぜか全く声を掛けられなかった。少し拍子抜けしつつも気を取り直して正面のバス停を幾つか確認すると、すぐに市内(コンノートプレイス)行きと思わしきバスを発見。ドライバーに聞いてみるとまさしくビンゴであった。念のため乗客にも確認したが間違いない。かなり幸先の良いスタートであった。

中野浩志税理士事務所
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ベジとノンベジ(インド旅行2)

 JAL便ということもあって搭乗客の9割は日本人であった。周囲を見る限りでは年末年始を利用した団体旅行者が多かったと記憶している。最近、新聞等でインドツアーの広告を目にすることもあったので、別段不思議なことではない。
 他に機内で感じたことは、機内食サーブの際のベジタリアン対応であろうか。インドは(地域にもよるが)ヒンズー教徒が多数を占めているが、ヒンズー教徒の多くはベジタリアンであるため、当然サーブされる機内食についても十分考慮されねばならない。ちなみに、私の近くに座っていたインド人は、他の一般客よりも先にベジタリアン用の食事を提供されていた。席が少し離れていたので中身までは確認できなかったが、大きなパンとチーズが入った袋ではなかったかと思う。
 また、2回目の機内食は幕の内弁当のような食事であったのだが、私の隣に座っていた別のインド人は、具体的に何が入っているかについて事細かにCAに確認していた。インドやイスラム圏へのフライトではこのような事象は当然のことと思われ、改めて食文化の違いを感じざるを得なかった。
 往路のフライトは10時間程度であったが、機内サービスの映画を見ている内にあっという間に経過。当初予定通り18時頃にデリー空港に到着した。いよいよインド旅行の始まりである。

中野浩志税理士事務所

不安を抱えた旅立ち(インド旅行1)

 とうとうこの日がやってきた。というのも、アジア地域への旅は韓国・中国以外では初めてであり、(自分で決断したこととは言え)その旅先がインドであることに対する不安は相当あった。
 様々な面において多大な苦労を強いられることは明らかであったが、最大の不安要素はやはり食事の問題であり、特に旅の序盤段階においては火の通っていない食物を口にすることは絶対NGだと考えていた。無論、スケジュール自体はかなり余裕を持って作成しているが、食中りによる体調不良が生じた場合には移動・観光など様々な面において大きな支障を及ぼすことになり、これは短期間旅行者にとって絶対に避けなければならない。
 併せて、パッケージについてもこれまで以上に入念に行った。盗難対策、トイレットペーパー(インドの街なかのトイレにはトイレットペーパーがない)や非常食(コンビーフ・パン・水など)の確保など、想定されるトラブル・アクシンデントを踏まえた準備を行った。
 当日は成田発午前11時過ぎのフライトであったので、9時には空港到着。出発前の成田空港は年末年始の旅行者で混雑していた。今回の大きな安心材料の一つは、JALの直行便利用という点である。過去何回かの旅行においては、直行便自体がなかったことや価格面を考慮して全て経由便を利用していたが、空港での移動や待ち時間など無駄な疲労を防止できるという点において直行便はやはり有難い。こうして搭乗機は定刻通りに成田を出発した。

中野浩志税理士事務所

東欧の寝台列車(東欧旅行27)

 私が乗車した1等個室の設備について簡単に説明したい。元々寝台には1等・2等があり、1等室は2人、2等室は6人が定員である。相場(事前に日本の旅行会社で手配)は、1等が20,000円、2等が10,000円程度であり、私の場合には2人部屋の1人使用であることから、上乗せ料金が加わって25,000円となっている。この他、通常の座席(1等・2等)も連結されているが、こちらは本当に犯罪に巻き込まれる危険性が高いということで普通のツーリストは敬遠している。2等の座席ならおそらく3,000円程度ではないかと思われる。
 私の部屋について言えば、簡易ベッド(上のベッドは収納されていた)に洗面所(十分な量のミネラルウオーター付)、クローゼットが整備されていた。シャワー(何とトイレに併設されている)とトイレは共同である。ベッドは狭く、特に大柄な欧米人にとっては不便極まりないだろうが、それ以外についての不満は特段ない。何しろ鍵が3つ付いているのは大変心強い。
 ちなみに、国際寝台の場合には陸路で国境を超えることになるが、基本的にはEU加盟国間の国境移動に際してパスポートチェックはない。従って、今回旅行についてもポーランドからの出国記録とチェコへの入国記録は押印されていない。つまり、車掌のチケットチェックが終われば、プラハ到着までかたつむりのように部屋に閉じこもっていればよいわけだ(トイレを除く)。
 なお、プラハ駅は終点ではないので、寝過ごさないように到着時刻30分前に目覚ましをかけておいたが、これも心配なかった。というのも、朝になると車掌さんが紅茶と菓子パンを届けてくれ(無料)、その際にあと1時間で到着予定と教えてくれたからである。ちなみに、10分前にも同様に個別アナウンスしてくれた。1等乗客だからなのだろうが、おかげでより一層安心できた。
 そして、午前7:30に電車は無事プラハ駅に到着した。
                                        (ポーランド編完)

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ポーランドからチェコへ(東欧旅行26)

 夕食を済ませて向かったのは「バルバカン」。いわゆる中世に建築された円形砦であり、その近くにある門とともに同市の観光名所になっている。中に入って見学するような施設ではないので、外観を1周して適当に写真を撮っただけで観光は終了。再び旧市街広場に戻り、昨日訪れた織物会館内の土産物屋を冷やかしながら時間を潰した。夕暮れの街並みと路面電車、そしてカフェと周辺を歩く人々が交ざり合った光景は何とも美しい。
 19:30を過ぎて空が暗くなってきたので、もはやこれまでと思って駅に移動した。駅に隣接して大型ショッピングセンターがあったので、その後は暫くSC内のショップを見ながら時間を潰した。ワルシャワと同様、クラクフのSCも立派なものである。入居しているスーパーはやはりカルフール。日本では失敗したカルフ-ルもヨーロッパではポピュラーなメジャースーパーなのだろう。
 20:30頃になり、コインロッカーから荷物を取り出して駅の待合室に向かった。待合室はこれまでのSCの雰囲気からガラっと一転、旧東欧らしい寂れた雰囲気である。照明も暗く、ここで犯罪が起こっても決して不思議ではない位である。
 発車30分前にホームに移動すると、時を同じくして電車がホームに入ってきたので、車掌さんに自分の乗る車両を確認して乗り込んだ。1等個室という最高級ルームのはずであったが、部屋は簡易で狭いビジネスホテルという感じだ。東欧の夜行列車内は、以前は「泥棒列車」と言われる位に治安が悪かったそうであり、今回は約25,000円払ってこの部屋を選んだわけだが、安心・安全料と考えれば仕方ないか。確かに鍵が3つ付いているので、トイレで外に出るとき以外はまず大丈夫だろうと思った。
 そして、定刻になり電車は出発した。

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ポーランド最後の晩餐(東欧旅行25)

 今日乗車する寝台列車は22:00発なので、まだ4時間近く時間がある。アウシュビッツで何も食べていなかったことから、まず、夕食を取ることにした。もう歩き慣れた旧市街広場を横目に昨日行ったレストランに再度赴き、昨日とは違うメニューを注文した。スープはバルシチ(紫色のスープ)、メインはロールキャベツ+コーラである。金額はやはり600円程度であったと記憶している。
 バルシチは、紫色のスープにキャベツ?がたっぷり入っており、見た目はグロテスクで到底美味とは思えないが、食してみるとなかなか美味い。だが、個人的には、見た目・味ともにジューレックの方が好みである。
 ロールキャベツは日本の物と大差はないが、キャベツの中にはぎっしりと引き肉が詰まっていることから肉の塊を食べていると思わんばかりであり、また、ソースのとろみが料理の味をよく引き出していた。しかし、それにしても凄い大きさだ。ナイフで切ろうとしてもうまく切れずに、挙句の果てに中身が飛び出てしまう始末。私と異なり器用な人たちは、これをどのように捌いで食すのか。
 結局、これがポーランド最後の晩餐となるわけだが、ボリュームの多さに圧倒されながらも全ての料理をおいしくいただけたという点では大変満足である。

中野浩志税理士事務所

確定申告の受付開始

 一昨日(18日)から平成24年分確定申告の受付が開始された。例年であると毎年2月16日~3月15日迄であるが、今年は土日の関係で2日間短くなっている。
 2月以降は様々な媒体において確定申告に関するトピックが取り上げられることが多くなり、それに伴って当所への問合せも増え始めてきた。ちなみに、内容は譲渡所得税に関するテーマが多い。サラリーマンなど原則として毎年確定申告をしない方々にとって譲渡所得申告は雲を掴むような話であると思われ、所轄税務署から申告書類は送付されてきたがどうしてよいかわからないという点もあるのだろう。
 ちなみに、確定申告に関する無料相談会は各地で開催されており、医療費控除による還付や、2か所以上から給与支給を受けている場合等の簡単な申告については、その場で申告書類を作成・提出することも可能である。私も3月上旬に従事予定であるので、適切かつ正確に納税者支援ができるよう改めて知識を整理しておきたい。

中野浩志税理士事務所

知的財産フォーラムを開催予定

 経済産業省では、明日(20日(水))に中小企業による知的財産の利活用促進を目的とした「知的財産フォーラム」(於:中央大学駿河台記念館6階)を開催する。
 現在、多くの大学において、保有技術の有効活用や社会貢献の観点から積極的に技術を外部へ提供する動きが生まれており、これらを多くの中小企業が有効活用することによって新商品開発に結び付けるなど、短期間での業績拡大並びに地域経済の活性化が大いに期待されている。
 こうした動きを踏まえ、同フォーラムでは、中小企業が大学等の知的財産を有効活用できるよう研究者による技術紹介を行うとともに、大学等知的財産と中小企業の個別マッチングを行う。
 なお、詳細は経済産業省のホームページ参照。

中野浩志税理士事務所

行政の税務相談に従事

 先週金曜日(15日)は、足立区役所の税務相談に従事した。
 この相談会は、毎月第1・第3金曜日の13:00~16:00に実施されているものであり、私は前回(11月)に引き続き2回目の担当である。
 前回従事した際には、相続税・贈与税に関するテーマが多かったと記憶しているが、今回は個人確定申告間際ということもあり、譲渡所得税(不動産譲渡に係る税金)や事業所得に係る申告所得税(青色事業専従者給与届出や事業経費の按分など)についての質問が多かった。
 相談者にとって最大の関心事は、やはり納税額がどの程度になるかという点である。本相談を通じてその税額が当初想定ほど高額ではなかったり、或いは納税自体不要である旨を教えると、皆さん不安から解き放たれてほっとした表情を浮かべる。そして、こうした瞬間が税理士としての支援を実感できる時でもある。今後も、微力ながらこうした納税者のために力を尽くしていきたいと考えている。

中野浩志税理士事務所

年末年始の旅先(インド)の選定理由

 今回の年末年始の旅行先としてインドを選定した理由は幾つかある。まず、当然のことながら初訪問であり、訪問先選定に当っての重要なポイントである世界遺産も数多く点在していることが最大の理由である。次に、この時期が北インド旅行にとってのベストシーズン(温暖・乾季)であること。更に(欧米と比べれば)日本からそれほど遠くなく直行便が開設されている点も大きい。
 無論心配な点もある。まずは健康面の問題である。インド=下痢のイメージは鮮明にあったため、特に食生活面では極めて慎重に対応しなければならない。次にアラブ旅行でも経験したバクシーシ問題への対応である。既に紹介したアラブ旅行時における小さなトラブルの数々は、今回旅行でも不可避的に生ずることは間違いない。あれから十数年経過するが、その間における訪問地域が比較的穏健的な地域であったことに鑑みると、やはり相当な苦戦を強いられるだろうと考えられた。加えて、野良犬が平気で街を闊歩している様子や日本では考えられない交通マナーの話などを聞くに及び、これは極めて手強いと感じざるをえなかった。
 しかし、こうしたトラブルやアクシデント等も含めて本当に行って良かったと思えるような旅にしたいとも考えた。加えて、自身にとってこれまで以上に良い経験ができる可能性が高く、仮に満足な旅ができれば今後の旅行にとっても大きな自信につながることは間違いないだろう。
 なお、本旅行に関する具体的な内容については、ある程度整理した上で紹介したい。

中野浩志税理士事務所

中小会計要領フォーラムを開催予定

 中小企業庁では、3月19日(火)に東京国際フォーラムにおいて中小会計要領フォーラムを開催する。
 同フォーラムは、昨年2月1日に新しい会計ルールである「中小企業の会計に関する基本要領」(中小会計要領)が公表されたことを踏まえ、これまでは税務処理のための道具として考えられがちであった会計帳簿について、今後は経営状況の把握や経営改善といった幅広い用途における活用促進を目的として開催するもの。
 当日は、信用金庫理事長による基調講演や、税理士・商工会議所経営指導員など中小企業支援者をメンバーとするパネルディスカッションや事例研究などが行われる。
 なお、詳細は中小企業庁のホームページ参照。

中野浩志税理士事務所

復路バス内での悔しい思い(東欧旅行24)

 アウシュビッツ見学を終えて16:00発のバスでクラクフ市内に戻ることにした。帰りのチケットは運転手から買うことになっていたが、ここで少し悔しい思いをすることになる。
 私の番になりイーデン・ビレット(ポーランド語で切符1枚)と伝えた。小銭がなかったので紙幣での支払いとなり釣りをもらったが、しばらくしてお釣りが足りないことに気付いた。具体的には、出したのは50ズロチ札であり、バス代は13ズロチであるのでお釣りは37ズロチのはずだが、貰ったのは24ズロチ。つまり二人分のバス代を支払ったことになる。すぐにその旨を運転手に伝えようと思ったが、バスが大変混雑しており、かつ、その後も次々と大きな荷物を持った人が乗ってくるので、歩いて運転手のところまでたどり着くのが困難な状況であった。その上、貴重品管理にも気を配らねばならず(クラクフ⇔アウシュビッツ間のバスは、観光客が多いため特に要注意とガイドブックに書いてあったため)、そうこうしている内にバスが出発してしまった。
 これは慣れない土地において1人旅をする大きなデメリットである。言葉がスムーズなら降車時に文句も言えようが、ポーランド語で先の1件を主張するのはなかなか厳しい。だが、たかが400円程度と思って見過ごしてしまっては、今後訪れる旅行者に対しても悪影響を及ぼす。そう思い、降車時に主張だけはすることにした。
 2時間後にバスがターミナルに停車するやいなや、運転手の所に行こうと思ったが、前の方に座っていた外国人の団体が邪魔で先に行けない。結局その間にこの運転手がいなくなってしまい、何も言えないまま泣き寝入りをする羽目に・・・。多少の不運はあったにしても、何とも情けない限りだ。

中野浩志税理士事務所

勇気ある経営大賞の募集

 東京商工会議所では現在、厳しい経営環境の中で勇気ある中小企業等を顕彰する「勇気ある経営大賞」の募集を行っている(募集期間:3月8日まで)。 
 勇気ある経営大賞とは、革新的・創造的な技術・技能やアイデア、経営手法等により独自性のある製品・サービスを生み出しているなど、厳しい経営環境の中で勇気ある挑戦をしている中小企業等を顕彰し、その活動を広くPRすることにより後に続く企業に目標と勇気を与えるとともに、我が国経済の活性化に資することを目的として同所が約10年前に創設した制度である。
 対象は東京都内に事業活動の拠点を有する中小企業等であり、製品・サービス、経営手法、チャレンジ精神、業績・財務状況などを選考基準項目として4回に亘る審査を経て、10月には受賞企業が決定する運びとなっている。
 なお、詳細は東京商工会議所のホームページ参照。

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アウシュビッツガイドさんの話②(東欧旅行23)

 以下は、アウシュビッツガイドさんから聞いた話を私なりにまとめたものである。

〇第一次大戦でドイツが敗北し、ドイツは約20年に亘り貧困に耐えてきた。こうした我慢に耐えかねて、ドイツはドイツ民族による平和と繁栄を願うようになり、そこにヒトラーがつけ込んだ。ヒトラーは選挙によって選ばれた国会議員であるという立場を利用して、言葉巧みに大衆の心を掴んだ。そして、今のドイツの貧困の原因をどこかに責任転嫁することが必須と考え、ユダヤ人がそのターゲットになった。これは国家政策としてドイツ敗北まで続いた。

〇ヒトラーの独裁およびナチスによるユダヤ人迫害に対して、ドイツ国民は決して心から賛成したわけではない。しかし、積極的な反対もせずに傍観していた。自分達とは縁遠い対岸の話であり、しかも自分たちの生活に影響はないとでも考えていたのだろう。事実、ガス室に送られる前にユダヤ人から剥ぎ取った物品は、新たな物品製造の材料として利用され、こうした製造された製品は次々とドイツ国民に提供された。
 しかし、多くのドイツ国民はこうした事実を詳しく知らなかった。実は、この「傍観の姿勢」こそが歴史上の過ちを作り出す最大の敵と言えないこともない。政治に対する不信感が多少なりとも生じたならば、積極的に声を上げることが必要である。こうした行為は勇気のいることであるし、社会的には変人と思われるのだろうが、過去に繰り返された大きな誤ちは確実に少なくなる。

〇ドイツが目指した平和と繁栄の理想は、ドイツ国民にとっては魅力的に映った。しかし、それをドイツ人に限定したことが最大の失敗である。少なくともドイツは、この時点において世界一の研究開発技術力を有し、民族的にも大変優秀であった。こうしたドイツですら大きな誤ちを犯した。今の日本においても、同様の過ちが100%起きないという保証はない。

〇我々がアウシュビッツに来ること自体にそれほど大きな意味はない。なぜなら、ここを訪れる人はそれなりに問題意識を持っている人だからであり、その気持ちを改めて強く持つ又は確認するに過ぎない。今後我々が行うべきは、ここで感じたことを第三者にしっかり伝えることである。歴史を学ぶこと=人間の誤ちに歯止めをかけることであり、過去の歴史に学ばなければ再度アウシュビッツと同じ誤ちをたどるだろう。

中野浩志税理士事務所

平成24年確定申告に関するおさらい

 昨日(6日)は、午前中から東京税理士会のマルチメディア研修を受講した。
 本研修は、過去に実施された会員研修をWEBで受講できるというものであり、わざわざ研修会場に出向くことなく事務所や自宅において自身にとって関心の深いテーマに関する研修を受けられるという点で大変便利なシステムである。無論、本研修を受講した場合についても、会場で受講した場合と同様に研修時間としてカウントされる。
 今回テーマ「平成24年確定申告の留意点」は、今後の個人確定申告業務にとって極めて重要な内容であったため、本来であれば東京税理士会や足立支部において実施している研修会に参加したかったのだが、仕事の予定が立て込んでいたためにやむなくマルチメディア研修となった。
 研修を通じて、既に年末調整でも登場した生命保険料控除の改組に加えて、寄付金控除や減価償却の取扱い、不動産・株式譲渡に関する事例など、幅広い分野に亘って知識の再整理を図ることができ、大変有益であった。

中野浩志税理士事務所

平成25年度中小企業関係税制について

 先般税制改正大綱が閣議決定され、その概要が明らかとなった。このうち中小企業関係税制については、①事業承継税制の拡充、②商業・サービス業・農林水産業活性化税制の創設、③中小法人の交際費課税の特例の拡充、が主要項目である。
 ①については、現行の非上場株式の納税猶予制度の活用を促進するため、適用要件の見直しや手続きの簡素化等が図られている。②では、商業・サービス業・農林水産業等を営む中小企業等の活性化に資する設備投資促進の制度(特別償却・特別控除)を創設。③については、中小法人が支出する800万円以下の交際費について全額損金算入が可能となる。
 なお、詳細は中小企業庁のホームページ参照。

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アウシュビッツガイドさんの話①(東欧旅行22)

 以下は、アウシュビッツガイドさんから聞いた話を私なりにまとめたものである。

〇アウシュビッツのバラックには1棟当たり約1,000人収容可能であった(26棟あるので最大収容可能人数は2.6万人)。一方、ビルケナウにも100人単位で収容可能なバラックが約300棟あった。この2つの収容所には延べ約130万人が収容され、労働力として利用可能な若者以外はほとんどガス室送りとなり、多い時には1日1万人が殺害された。
 ちなみに、収容所送りとなったユダヤ人をガス室に送るか否かを決定するのは医者であり、労働力として利用可能な者とそうでない者を機械的に選別していった。人命を救うはずの医者が人の生死を決めるなど皮肉なものである。なお、収容所内における2~3か月経過後の生存率は1~2割と言われている。

〇アウシュビッツ内には、ドイツ国内大手企業の研究施設も立地し、作業過程でユダヤ人を利用していた。近年、これに対する賠償責任を問う裁判が世界各地で行われ、近年アメリカでは被告のユダヤ人側が勝訴した。こうした潮流にもかかわらず、ドイツ企業側は自分達もナチスの被害者である旨を主張して責任を認めなかったが、このほど社会貢献協力金なる名目で被害者1人当たり250~300万円支払うことになった模様である。

〇ユダヤ人の収容とガス室送りは、切り離して考えるべきである。収容は、国家にとっての危険分子であるユダヤ人の一括管理を目的としたものである。一方、ガス室送りは、いかに多くの物品をユダヤ人から剥ぎ取ってベルリンに送って手柄を立て、かつ、不要となった彼らの大量殺りくを効率的に行うかという任務遂行の必要上行われたものである。
 つまり、収容は国家政策として行われ、ガス室送りは成果主義・合理主義的思想から来たものであり、決してユダヤ人憎しの考えからだけではない。

〇収容所の管理システムもドイツらしい賢い方法であった。実は、収容者を管理する者はドイツ人ではなくユダヤ人であった。ユダヤ人同士の牽制システムを構築し、管理側には生きる希望を与え、被管理側の憎しみを管理する同族のユダヤ人に向けさせることで、ドイツ人自らは手を汚さなかった。
 だが、管理側のユダヤ人の人間性を疑うことはあまりに短絡的である。彼らにも当然夢や希望があったわけであるし、その実現のためには管理側に回ってドイツに協力せざるをえなかった。ちなみに、終戦後は、管理側と被管理側で深い心の溝ができることとなり、かつ、管理側の方に同胞を裏切ったという一層深い心の傷が残ったと言われる。

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人気アイドルの苦労

 先日、AKB48メンバーの1人がスキャンダルを起こしたため丸刈りで謝罪したとの新聞記事を目にした。
 何でも、AKB48には恋愛禁止という鉄の掟があり、今回それに違反したことを週刊誌にすっぱ抜かれたことにより、本人が自主的に行ったそうである。ちなみに、過去にも同様のケースに起因してAKB48から卒業したり、地方の姉妹グループに移籍したメンバーもいるようであり、違反者に対してはかなり厳しい措置が行われているとのこと。運営側としては、300人近くに及ぶ大所帯となったAKBグループメンバー個々の管理は相当大変であろうと思われ、それ故に厳格な運用を行わざるをえないのかもしれない。とは言うものの、全国的アイドルとして華やかな表舞台だけを見ると幸せ一杯のようにも見える彼女たちが、様々な規律やルールに縛られてしまう点については多少可哀そうな気もする。
 なお、本件については、私が目にした全国紙の朝刊1面で紹介されていた他、NHKニュースや海外メディアでも盛んに報道されたとのこと。AKB48の影響力にただただ驚くばかりである。

中野浩志税理士事務所

アウシュビッツ見学②(東欧旅行21)

 続いて、博物館のミニバスに乗って第二収容所に向かった。ここは、機関車で輸送されたユダヤ人が毒ガスで殺される終着駅として世界的にも有名である。死の門とそこに敷設されている線路の絵は、今でも鮮明に記憶に残っている。第二収容所内は本当に広い。まともに1周すれば半日かかるだろうし、よほどの健脚でなければ不可能だろう。ここには当時のバラック(石造と木造)が幾つも現存しており、中に入って自由に見学できる。当時の傷や落書きのようなものも残っており、非常に生々しい。
 だが、私が最も強く印象に残ったのは、当時行われた残虐な出来事と、今の状況との恐ろしいばかりのコントラストである。何も知らない人が同地を見たら、のどかなキャンプ場と思う人だっているかもしれないと思う位、見た目は静かな草原地帯なのである。しかも、今は気候が良いので感じないが、冬は本当に寒いらしい。極寒の地で何年にも亘って非道な行為が行われてきた暗い歴史を持つこの地に、今まさに立っていることが本当に信じられない思いだ。
 第二収容所見学後にツアーは解散したので、再び第一収容所に戻って見学した(15:00~は自由見学可能)。ツアーの時と同じ道を歩いていても、改めて様々なことを感じることができた。詳しくは割愛するが、この負の遺産を未来永劫まで残すことにより、後世に対して戦争の恐怖を伝えていくことが必須であることだけは強く認識した。

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