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足立区出身税理士の海外旅行記

地元の東京都足立区で事務所を開業している税理士の海外旅行記です。

カウナス市内観光(バルト三国旅行55)

 カウナス城は中世の城塞であり、現在は修復された塔と城壁の一部が残されている。遺跡としては平凡なものであるが、城好きとしては外せないスポットである。続いて付近の教会群を散策しながら市庁舎広場に向かう。広場前にはバロック様式の旧市庁舎が建てられ、周囲は多数の人々で賑わっていた。
 さらに先に進むとケーブルカーが見えた。どうやら山上の展望台から市内を一望できるようだ。そして、そこから眺めるカウナス市街の美しさは期待を裏切らぬものであった。カウナス市街のパノラマを堪能して下山しようと思ったが、ケーブルカーが動く気配がない。聞けば人が集まらないと動かないシステムらしいので、その間山上をのんびり散策していた。ちなみに、ここの係員も英語NGであり、たまたま近くに居合わせた学生に通訳してもらった。
 下山後は、再度旧市街中心部に戻って旧大統領官邸に足を運んだ。前述の通り、第一次世界大戦を経てリトアニアが晴れて独立を果たした際の首都はカウナスであり、その時に使用されていた官邸がそのまま資料展示室となっているのである。歴史にはかなり詳しいつもりであるが、ここまで細かい歴史に踏み込んだことはなかったので、非常に興味深く見学することができた。

中野浩志税理士事務所

抜き打ち検札(バルト三国旅行54)

 杉原記念館見学後は、カウナス駅近くの大通りからトロリーバスに乗車して市内中心部に足を延ばした。運賃は1.8リタス(約70円)と割安である。カウナスのバス網はかなり発達しており、それほど広くない街中を縦横無尽に走っていた。
 乗車してしばらくすると、制服を着た男女2名が突然乗り込んで来て乗客のチケットをチェックし始めた。いわゆる抜き打ち検札である。無論、私は毎回チケットを購入して乗車しているので何の問題もなかったが、仮に乗車システムを知らずに乗り込んでしまったら高額の罰金を科されることになるので、十分注意しなければならない。
 なお、エストニア同様にラトビア・リトアニアにおいてもチャージ式プリペイドカードが普及しており、スポットでチケットを購入するよりもかなり割安である。しかし、私自身頻繁にバスを利用することがなかったので、結局いずれの国においてもプリペイドカードを購入しなかった。
 乗車して15分ほどで旧市街の入り口に到着。時刻は既にお昼近くであったが、観光優先ということでまずはカウナス城に向かった。

中野浩志税理士事務所

杉原記念館(バルト三国旅行53)

 杉原記念館はカウナス駅から約1キロ離れた場所に位置する。中心市街地と離れたエリアに位置し、付近には目立つ案内板もないので初めて訪問する旅行者は多少迷うかもしれない。大きな公園の横を通って丘を登ってしばらくすると、「杉原通り」と呼ばれるストリートに辿り着く。そしてさらに1~2分歩いてようやく建物を目にすることができる。周囲は完全な住宅街であり人通りもほとんどない。ここが本当に旧日本領事館であったのかと疑うほどである。
 入館後は、まず彼の生涯を記録した15分程度のビデオを鑑賞し、その後は彼の活躍を記した年表や領事代理として執務した際の机やペン類などが保管される展示室を見学した。彼の生涯について一通りの知識は有しているつもりであるが、彼が勤務したこの地において改めてその歴史に触れることができた感動を言葉で表現することは難しい(彼の生涯についての詳細については、様々な書籍やインターネット上においても紹介されているのでここでは割愛)。
 館内は広くないので見学は40分程度で済んだ。その後は建物の周囲を一通り散策した後、正面玄関前で写真を撮ってもらおうと待機していたが、待てど暮らせど人が通る気配はない。10分以上経過したので自分入りの写真は諦めて帰ろうとしたところ、丁度館員が郵便を取りに玄関前に来たので、お願いして1枚撮ってもらった。自身の旅行史における貴重な1枚になることだろう。

中野浩志税理士事務所

ようやくカウナスへ(バルト三国旅行52)

 実質的に観光最終日となるこの日は、朝8時40分発の電車でカウナスへ向かった。
 電車は定刻通りにヴィリニュス駅を出発。バルト3国ともに電車のタイムテーブルはほぼ正確であり、発着時間を知らせる電光掲示板も充実しているので迷うこともない。車内には人はまばらであり、四人掛けのワンボックスを1人で利用しながら、のんびりした雰囲気の農村を走り続けること約1時間30分でカウナスに到着した。
 カウナスは、第一次世界大戦から第二次世界大戦までの約20年間に亘りリトアニアの首都となっており、今でもヴィリニュスに続く第二の都市である。そして、この首都として機能していた期間中に領事代理として同国に赴任したのが、かの有名な杉原千畝である。駅舎を出てからまず向かった場所は、言うまでもなくこの杉原記念館である。今回バルト旅行を決意したきっかけとなったこの記念館を見ずして、この旅行を終えることはできない。

中野浩志税理士事務所