足立区出身税理士の海外旅行記

地元の東京都足立区で事務所を開業している税理士の海外旅行記です。

成田空港到着そして総括(東欧旅行49)

 フライトはほぼ定刻に成田空港に到着した。機内では往路同様に映画やゲームを楽しんだため、それほど退屈することはなかった。通関を出て電車に乗り込み、自宅には13:00頃無事到着した。さすがに疲れていた上に相当眠かったが、ここで寝てしまうと時差ボケに苦しむことがわかっていたので、夜までは睡魔との戦いであった。おかげで、その晩はぐっすり眠ることができ、翌朝はほぼ完全に回復していた。
 最後に総括として、今回旅行で最も印象に残っている場所を挙げるとするならば、①アウシュビッツ、②プラハ、③チェスキークルムロフ、の順番だろう。①は、旅行前から訪問を強く希望していた場所であり、かつ、日本語ガイドさんの的確な説明もあって、いろいろと感ずることがあった。②③はその街並みの美しさに尽きるだろう。②について若干観光ズレしている点は気に掛かるが、首都の街並みとしてあれほど美しい情景を見た記憶はない。
 そして今回旅行において、身体に危害が加えられるような大トラブルに見舞われなかったことは何よりであった。今思えば全く危なげない旅であり、これは15年ぶりの1人旅ということで、相当の警戒と緊張をもって臨んだことに起因するものと思われる。次回以降もこれに慢心することなく、スムーズに旅ができるよう諸々工夫改善していきたい。
 本当に久しぶりの海外旅行であったが、今回旅行には心から満足している。旅の醍醐味は非日常的な感動を味わうことであるとすれば、その目的も十分に達成した。今後も、最低1年に1回はこうした感動を求めて世界を旅したいと強く思うところである。

(完)

中野浩志税理士事務所
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帰り道でもトラブル(東欧旅行48)

 とうとう帰国する日が来てしまった。プラハ空港出発は13:00であるから、2時間前の11:00には空港に到着したい。ホテルから空港までは余裕をもって1時間見ておくと、ホテル出発は10:00。頑張れば早朝2~3時間観光できないこともなかったのだが、最終日はのんびり朝食を取りたかったし、荷物整理もあったので、結局予定していた出発時間まで特になにもせずに部屋でのんびりしていた。
 だが、まずチェックアウト時に1つトラブルに見舞われる。部屋のテーブルの上にはミネラルウオーター(1リットル程度)が置いてあり、いかにも「ご自由にお飲みください」的なオーラを出していたので、初日につい飲んでしまった。飲んだ後に95コルネの表示があったので「もしや有料??」と覚悟はしていたのだが、案の定チェックアウト時に請求された。ちなみに、1リットル500円は明らかに高すぎる。おかげで記念に持って帰ろうと思っていた200コルネ札(1,000円)をここで使用する羽目になった。これに引っ掛かる人は結構いるのではないか。それとも単に私が不注意だっただけなのか・・・
 プラハ駅前から空港バスに乗ってプラハ駅に到着したのは10:30頃。フライトも至極順調であり、モスクワ空港にもほぼ定刻に到着した。往復ともにこれだけ順調であると、あの着陸時の拍手は全く意味不明だ。モスクワ空港の入国審査も往路とは異なり至極スムーズであった。
 しかし、最後の最後に2つ目のトラブル発生。それはモスクワ空港での荷物検査だ。珍しく手荷物検査に引っ掛かった。どうやら銃を持っていると疑われているらしい。強引に全ての荷物を取り出して確認されたが、当然そんな物は出てこない。その時私の脳裏にある物体の存在が閃いた。実は、クラクフで鉄製の大砲の置物を買っていたのだ。それを取り出して係員に見せたところ、ようやく納得した様子で不愛想に「行ってよい」との許可が出た。再び荷物を詰める作業は私一人で行った。どうもこの空港は旅行者に対するホスピタリティ精神に欠けている。
 だが、時間的にはあっという間の話であるので、成田便のゲートには18:00頃に到着し、出発までの2時間ずっと待っていた。ちなみに、この日の待ち時間は累計6時間位あったのではないか。家に無事に辿り着くまでが旅行なのであるが、ここまで来て初めてホッとした気持ちになったことは明確に記憶している。後は、アエロフロートに対する当初不安を裏切って、最後のフライトが無事成田に到着することを祈るだけだ。

中野浩志税理士事務所

最後の晩餐(東欧旅行47)

 プラハ最後の夜は、旧市街広場近くにあるセルフサービス方式の大衆食堂でチェコ料理を食べた。ガイドブックに載っている高級レストランをチョイスしても良かったのだが、あいにくこの時点でお金(コルネ)がなかった。
 このレストランに入ると、まず受付の人が白紙の注文票をくれた。英語で何やら説明してくれたが、おそらく注文したい商品を書き込んで厨房の人に渡すのだろうと勝手に推測して、その通りに対応した。すると厨房の人達が一斉に「ノーノーノー」と騒ぎ立てた。その時は何が何やらわからなかったが、その後英語の話せるマネージャーのような人が登場して詳細を聞いた。それによると、注文は口頭で行い、実際に注文票に記載するのは厨房の人達が行うとのこと。自分で記載するのは絶対NGであり、それが露見すると罰金取るようなことも言われた。無論、知らずにしたことなので、罰金取られることもなくその後は普通に注文したが、周囲の人たちは集まってくる上に、冷ややかな視線も受けるなど、なかなかバツの悪い思いをした。このように、私の行くところ何かしら小トラブルが発生し、それにより周囲の人々に迷惑をかけてきたということが何回あっただろうか。このことは、この最後の晩餐においても例外ではない。知らぬこととは言え本当に申し訳なかったと思っている。
 いずれにしても、おかげで無事に食事にはありつけることとなった。注文したのはキノコが入った○○スープとカツレツの2品であり、いずれもチェコの名物料理とのこと。飛びきり美味いというわけはなかったが、どちらもしっかりした味で非常においしかった。ちなみに、大衆食堂と言っても店の中は普通に清潔であり、気持ちよく食事できたことも明確にしておきたい。どの都市に行ってもこういう店を2.3軒確保しておけば、満足度が高く、かつリーズナブル旅行が可能になるだろう。

中野浩志税理士事務所

再びプラハ(東欧旅行46)

 まず向かったのは、旧市街広場及びそれに面する旧市庁舎の時計台並びに各教会群だ。この時計台はプラハの名所と言われており、確かに複雑にデコレートされた彫刻とユニークな時計の周囲には沢山の観光客が集まっていた。確かに素晴らしいものではあるだろうが、そこまで持て囃されるのは・・・という気もする。
 続いて、付近に「火薬塔」と言われる中世の物見塔があったので、またまた上ってみた(無論エレベーターはないので螺旋階段をひたすら歩いて)。この日も天気であったので、プラハ城の全景を遠くに見ることができた。内部は火薬塔に関する歴史展示が並んでおり、建築以来数百年間に亘り形を変えながらも見事存続して現在に至るまでの変遷が非常によく理解できた(案内板が英語であったが、この時は諦めずに最後までしっかり読んだ)。
 そして次に向かったのはヴルタヴァ川の河畔だ。その理由は、一昨日に川に架かるカレル橋を見に行った際に多数の遊覧船が運航しているのを見たため、是非乗りたいと思ったからである。早速チケットを購入し、17:00出発の1時間コースの遊覧船に乗った(乗船料金:1,000円)。河畔からの眺望は、塔や城の頂上との眺めとはまた別の良さがある。特に、船内で注文したビールを飲みながら周囲を取り囲む中世の街並みを見ていると、まさに別世界に来たような感じになる。まさに今回旅行における最後の観光スポットとして相応しい場所だ。
 この夢のような時間はあっという間に過ぎ去り、下船後も非常にいい気分でしばらく河畔散策を行った。美しい夕日が映える水面も見事だ。退屈という状況を全く感じさせない本当に魅力的な都市である。プラハは、観光地として間違いなく推薦できる都市であることをこの時点で確信した。

中野浩志税理士事務所

チェコのホットドック(東欧旅行45)

 カルルシュタインから再びプラハに戻ったのは14:00過ぎであった。昼食がまだであったのでどこかで済ませばならないが、ホテルに一度戻って旧市街へ行くとまた時間がかかってしまう。そこで、駅中で売っていたホットドックを買ってホテルで食べることにした。その間に携帯の充電もできるし一石二鳥である。
 駅中にはホットドック店らしき店が何軒かあり、周囲を見るとその場で食べている人を何人か見かけた。市民にとっては手軽なおやつなのだろう。それらの店の中の1軒で買ってみた。値段は250mlの缶ジュース付で1個100円程度。普通サイズのコッペパンに大きなソーセージ(ケチャップ・マスタードを付けてくれる)が挟んであるだけの極めてシンプルなものであるが、私個人としてはピクルスや各種野菜が中途半端に挟まれているよりも断然好みだ。1口食べただけでソーセージのコリコリ感に魅了された。日本のそれも決して不味くはないのだが、この張りには敵わないだろう。手に持ちきれなかったのでこの時は1個しか買えなかったのだが、その夜にもう1度来ておやつとして買いたいと思ったくらいだ(結局買いに来れなかったが)。
 ホットドックを美味しくいただいている間に携帯の充電と自分自身の充電(休息)も完了したので、午後の市内観光に出発した。よく考えるとプラハ城以外の市内はまだ随分行っていないスポットがあるので、この日に片付けねばならない。悔いのないようにしっかり回ろうと強く意識してホテルロビーの玄関を出た。

中野浩志税理士事務所

雄大なカルルシュタイン城(東欧旅行44)

 旅行7日目。今日もいい天気だ。この日は実質観光できる最終日となるため、これまで以上にしっかり頑張ろうと気合いを入れた。
 カルルシュタイン駅行きの電車の時刻は前日確認済であったので、ホテルで朝食を済ませて定刻30分前には駅に到着した。駅の案内板を見たところ出発は3番線となっていたので、しばらく3番ホームで待っていたが、いくら待っても電車は来ない。不思議に思って近くを通りがかった駅係員に尋ねたところ、1番線の電車を指した。どうやら出発ホームが変わったようだ。どうも東欧ではこういう直前変更が多く、ツーリストにとっては非常に由々しき問題である。今回も文章だけであるとなかなか伝わらないが、出発10分前は相当な混乱状態に陥っていた。
 プラハ近郊の電車ということなので、日本の田舎を走っているローカル線のような車両を想像していたのだが、日本の首都圏を走る特急電車並みに整った車両であった。電車に揺られること40分、電車は定刻通りにカルルシュタイン駅に到着した。車両の整い具合及び運行スケジュールの正確さについては、ポーランドよりチェコの方が上だ(時間についてはポーランドも概ね正確だったが、チェコはそれ以上という意味)。そこには、昨日のチェスキークルムロフ以上にのどかな田園風景が広がっていた。
 さすがに朝9:00前ということもあり、駅前はもとより城に行くまでの一本道も閑散としていた。山の上にそびえる壮大な城に少しずつ近づいていく醍醐味を楽しみにしつつ、のんびり歩いて城の入り口に到着した。あいにく城内への入場は10:00からということであったため、付近を散策して時間を潰し、開場とともに英語ガイドのオープンツアーに参加した。
 ツアー参加者は大体40人前後というところか。エクスカーション授業で来ていた学生達も多数参加していた。この学生たちが英語を話していなかったことから、もしかすると英語の授業も兼ねていたのかもしれない。私の方はと言うと、城や宮殿の英語ガイドはこれまでも何回か経験済であり、何となくツアー参加に関するコツを掴んでいた。見所スポットの確認や移動時のポジショニングなどを十分意識しながら、1時間の城内見学ツアーはあっという間に終わった。時間を感じさせなかったということは、それだけ一生懸命見ていた証だろう。
 その後も、城の外郭をしばらく散策した後、城の登り口付近に多数ある土産物屋を覗きながら駅に戻った。ちなみに、ここでチェコ名産のボヘミアグラスを買った。値段以上の光沢と美しさを感じることができ、この買い物には十分満足している。ここは、プラハ郊外の観光地ではあるが田舎町というころでチェスキークルムロフよりもはるかに観光客は少ない。のんびり1日過ごすには少し退屈かもしれないが、もう少し年を重ねたらそういう旅行もいいかもしれないと思いながらプラハに戻った。

中野浩志税理士事務所

夜道は避けるが賢明(東欧旅行43)

 こうして食欲を満たし、いい気持ちになって歩いて鉄道駅に向かった。鉄道駅までは歩いて15分程度であり、丁度よい散歩になった。往路は全てバスを使ったので、帰りは鉄道を使いたいと考えた(プラハまでの所要時間は約3時間でほぼ同じ)。そのうえ、復路の場合にはプラハ行の電車に乗りさえすれば、最低限乗り間違いのリスクはない。
 駅に着いてプラハ行の電車の時間を確認すると、後5分で出発とのこと。急いで1等車両のチケットを購入して電車に乗り込んだ。所要3時間ということで指定席かと思ったら、1等車両の中では自由席だと言う。しかも、出発時点で私が乗り込んだ1等車両内に私以外の乗客はいなかった。結論から言えば約500円安かった2等車両でも十分だったのだが、座席を確保できなかった場合のリスクを考えると、これは保険料としてやむをえない支出と言えるだろう。1等車両限定の特別サービス(お茶・食事など)があるわけでもなかったが、到着数分前には間もなくプラハに到着する旨を車掌さんが教えに来てくれた。
 こうして閑散とした電車に揺られること3時間、22:00に電車は予定通りプラハ駅に到着した。この時間に街中をうろつくのは今回旅行では初めてである。駅前は公園となっていて日中の印象はそれほど悪くなかったのだが、夜の公園内は人がまばらで、油断すれば犯罪に巻き込まれる可能性を感じさせるオーラはあった。しかし、小走りに慣れた道を5分程歩いて無事ホテルに到着した。結論としては全く危なげなかったのだが、精神的な負担を考えると見知らぬ土地における夜道の一人歩きはやはり良くない。よほどのことがない限り避けるべきだろう。

中野浩志税理士事務所

地方都市の美しさ(東欧旅行42)

 前述のとおり、チェスキーブッディヨヴィツェは思いつきで立ち寄った街であったが、結論から言えば行って良かった。プラハと比べれば大変コンパクトで歩きやすく、欧米の街特有の雰囲気も十分醸し出されていた。ちなみに、この街で特に印象に残っているのは旧市街広場前に面するカラフルな市庁舎だろうか。この建物そのものが非常にユニークな外観であることに加え、現在はツーリストインフォメーションとして活用されている点も興味深い。広場にあるベンチに座って30分近くその市庁舎をぼんやり眺めていた。
 そして、お約束のカテドラルも見た。近くに塔があったので上ったが、昔ながらにそのまま残っているために狭い螺旋階段を何回転も歩くこととなり大変ハードである。無論、備え付け電動リフトなどない。だが、苦労して上って辿り着いた頂上からの眺望は素晴らしい。これもこの旅行で何度も経験済であるが、個性溢れる街の良さが感じられるスポットとして最適だ。
 その後は近隣のレストランで食事をし、今回旅行で初めてアルコールを口にした。この地方発祥のビール(名前は忘れた)であったが、軽くて口当たりの良い飲みやすいビールであった。だが、この日はプラハ到着が遅くなることやトイレのことも考えてアルコールは1杯にとどめ、後は食事に集中することにした。スープは、大きなクルトンの入ったオニオンスープ的なサッパリした味であった。次は、鴨ローストのクリームソース煮的なものであり、鴨肉の柔らかさとクリームソースがうまく混ざり合っており、いかにもヨーロッパ的な料理と言える。デザートはパンケーキにチョコレートソースをかけたものであり、チョコレートの濃さとボリュームが凄かった。ちなみに、これだけ飲み食いしても1,200円程度であり、プラハ昼食の半分以下で済んだことは助かった。
 この街の滞在時間は3時間程度であったが、それでも溢れ出る街の魅力を感じ取ることは十分できたと考えている。

中野浩志税理士事務所

炭酸水と普通の水(東欧旅行41)

 水は旅先における必需品であり、特に夏場の観光には欠かせない。今回旅行先も東京と比べれば断然凌ぎやすいとは言え、各所を歩き回るため1日最低2本は必要であり、あらかじめスーパーなどで購入したものをバッグに入れて持ち歩くことになる。旅行者の中には、価格面から1~1.5リットルのペットボトルを持ち歩く人もいたが、私は常にコンパクトな500mlサイズを愛用している。これは各個人の趣味の問題なので、これ以上のコメントはない。
 趣味と言えば、欧米でもう1つ重要なことは水の種類である。欧米には普通の水と炭酸水と2種類があり、見た目ではわからない(チェコではキャップの色(黄緑色と青色)で判別可能ことを後で知った)。実は私はポーランド・チェコともに間違って1回ずつ炭酸水を買ってしまった。銘柄を暗記すればこの問題は発生しないが、それまでの間は購入前に必ず「ノーガス」「ノーソーダ」と確認する必要がある。
 ちなみに、ミネラルウオーターの相場は、ポーランド・チェコともに60円~80円、観光地であると100円程度と意外と高い。ちなみに、他のジュース飲料はもう少し安かった。私の記憶では、炭酸水の方が若干安かった気がする。日本にいるとその有難味がわからないのだが、やはり水は貴重な資源であるということであろうか。

中野浩志税理士事務所

外国語ツアーの留意点(東欧旅行40)

 今回旅行でオープン型のに参加する場合、アウシュビッツを除いて日本語ツアーは皆無であったので、やむなく英語ツアーに参加することになる。特にチェコの場合、チェコ語とそれ以外の外国語ツアーとの間で二重料金が設けられており、英語ガイドはかなり高い(概ね1時間1,000円~1,500円)。この当たりは、チェコがポーランドに比べて随分観光地化されているという印象を持った理由の一つでもある。
 それはさておき、英語ツアーに参加したと言っても自身の語学力では全てを理解することは不可能である。自己評価としては4割位理解できればOKとすべきレベルだ。英語のジョークはわからないレベルなので、この場合には適当に周囲と合わせなければならない。また、ガイドから気軽に話を振られた時に即答することも無論困難であるから、ガイドのすぐ近くに立つこともNGである。さらに、このレベルであるとガイド内容の理解という根本的な話以上に1つ困った問題が生ずる。それは各施設間で複雑な移動を行う時だ。
 移動と言っても何も迷子になるというレベルの話ではない。具体的な状況としては、例えばある部屋でガイドの説明があり、それが終わって次の部屋に移る場合、順路が幾通りか存在するケースがある(例:階段を上る・降りる、左右のどちらに行くのかなど)。この場合、無論ガイドが指定する方向に行くわけであるが、そのガイドの指示が聞き取れないと、誤って別の順路に行ってしまって呼び止められるなど、後味の悪い思いをすることになる。実際、チェスキークルムロフでも英語が堪能でないと思われる韓国人が同様の状況に陥って、やや恥ずかしいシチュエーションとなった。
 これを回避する策は、自分が最前列に行かないことである。誰かの後についていけばこの問題は発生しない。と言って、最後列も危険である。狭い施設であると急に回れ右で前後が逆転するケースがあるからである。ガイドとは適当な距離を保ちつつ、程よいポジション取りで上記のようなトラブル要因を未然に防ぐことで、不十分な聞き取りにも多少集中でき、ガイド内容の理解増進に結びつくものと考えられる。くだらないバカバカしい話ではあるが、ただでさえ緊張の連続であるのだから、できれば無用の恥は掻きたくない。

中野浩志税理士事務所

世界一美しい街(東欧旅行39)

 前述のように、バスは11:40にチェスキークルムロフに到着した。バス停から中心部までは歩いて15分程度であるが、その間はこの世界一と言われる街並みを十分堪能しながら歩いていたので、全く時間を感じなかった。いやはや噂通り、あらゆる角度からの眺めが全て絵になる。これを言葉で表現することは不可能であるから、これ以上のコメントは控える。ネットの画像や映像を見ればそれなりにはわかるだろうが、百聞は一見にしかず。是非この街を訪れることを強く推奨する。しかも、チェスキークルムロフも有名な観光地ではあるのだが、プラハと異なり観光客が少なく大変歩きやすい点も気に入った。街の中にはいくつか展望スポットが設けられており、観光客が各々撮影を楽しんでいた。
 こうして疲労感を全く感じず、30分近く歩いてクルムロフ城に辿り着いた。ここではまず城塔や博物館内を見学したのだが、後で考えると、ここは後回しにして城内本体の見学を優先すべきであった。城内本体の見学ルートは2ルートあるが、いずれも言語別の予約制オープンツアー(個人見学は不可)で各1時間かかるコースであるため、かなり時間を要したことがその理由である。その結果私は、時間切れ並びに自身の語学力不足も祟って1ルートしか見ることができず、ひどく後悔した。
 城塔はそこからの眺望がまた格別であった。何度もミニチュアを見ているような感覚に陥るほどであった。博物館は、城内で使用されていた絵画・調度品・グラスや陶器など多数展示されており、東洋の作品も幾つかあった。やはり、ボヘミアグラスの美しさには心を奪われた。
 その後は更に城内を登っていき、城内ツアーに参加した。前述のとおり、残念ながら1ルートしか参加できなかったのだが、数百年の時を経て今なお完全な形で残されている状況は本当に素晴らしいと思う。こうした城がチェコ国内、そしてヨーロッパの各地に多数残されていることもヨーロッパの大きな魅力の一つでもある。
 ツアーの後も16:00頃迄城内を散策し、プラハに戻ろうと思った。片道3時間であるので、普通に行けば明るい内に帰れる。だが、折角往復6時間かけてのエクスカーションであるので、もう1か所位行けないかと思った。ガイドブックに目を移すと、やはり街並みの美しさで有名な街「チェスキーブッディヨヴィツェ」(往路のバスで同乗していた日本人が間違って下車したと思われる街)がここから30分圏内にあり、チェスキークルムロフからはバスが頻発している。気づいたらそのバスに乗っていた。ちなみに、今回旅行で当初予定外の行動を取ったのは、これが最初で最後であった。

中野浩志税理士事務所

バス内での出来事(東欧旅行38)

 プラハからチェスキークルムロフはバスで3時間。結構な時間である。普段トイレが近い私がまず気になるのは、バス内にトイレが有るかどうかであるが、これはあらかじめトイレ付であることを確認していたので、安心してずっとCDを聴いていた。だが、出発から2時間位経って、乗客の一人がトイレに立ったがすぐ席に戻った。運転手と何やらやりとりしていたが、おそらく
乗客:「トイレが使えないんだが・・・」
運転手:「故障中だから、しばらく我慢してよ」
というような会話だと思われた。
 エッ!トイレ使えないのか?と思ってかなり動揺した。しかも、日本のように定期的にトイレ休憩のような場面もなさそうだ。だが、幸いなことに(それまで安心していたとは言え)車内での水分補給は控え目にしていたので尿意をもよおすことはなく、後1時間なら耐えられると思われた。しかし、不幸なことにバスは大幅に遅れ、予定の時間を大きくオーバーすることに・・・。結局8:00発のバスがチェスキーに到着したのは11:40頃であった。実に3時間40分であったが、本当に幸いなことに私はOKだった。仮にあらかじめトイレなしのバスと聞かされていたら、緊張から尿意をもよおし、どうなっていたかわからない。今回ばかりは騙されて良かったのかもしれない。
 さらに、バス内での出来事でもう一つ。車内には私の他に日本人ツーリスト3人(女性3人の家族旅行)が乗っていた。会話の内容から私と同じチェスキークルムロフに行くことが推測できた(あくまで推測であり確定的ではない)のだが、何とこの人たち途中駅で降りてしまったのだ。前述のとおり、プラハ→チェスキークルムロフ間は所要3時間であり、この途中駅に到着したのが丁度出発から3時間後の11:00であったため、時間だけを頼りに下車してしまったものと思われた。何やら迷いながら降りている風であったので、声を掛けようかとも思ったが、少し席が離れていたので正確には聞き取れなかったことに加え、この街も観光名所としてガイドブックに載っていることから、或いはこの街に立ち寄ってからチェスキークルムロフに向かうのかもしれないとも考えられ、結局何もしなかった。
 真相は定かではないが、この2時間後位に私がチェスキークルムロフの街を散策していたらこの3人組を見かけたことから、私の当初予想通り単純に間違えただけだろうと思われる。あの時私が声を掛けてあげればベターだったのだろうが、不安なら運転手に聞けば絶対に間違えない。しかもチェスキークルムロフが終点であることを認識していれば起こりえなかったことを考えると、多少厳しい言い方だが若干軽率だったと言うべきだろう。

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プラハの朝食(東欧旅行37)

 前日は早めに就寝したので、この日は体調がほぼ完全回復していた。早めにシャワーを浴びて出かける準備を整えた上で、6:30からブッフェ形式の朝食を取った。これまで宿泊したホテルの中では、このホテルが最も高級に思えた。館内のクリンネスも徹底されており、従業員の愛想も良かった。
 朝食は、ポーランド同様にハム・ソーセージ・チーズが主体である。ハムやチーズは日本のそれと比べて濃厚な味が印象的であった。(あまり食べ慣れていないのでわからないが)日本で老舗と言われる少し高級なお店のそれに近いと思う。ソーセージは相変わらずコリコリしていて食べ応えがある。その後は、定番のヨーグルト・フルーツなど朝にもかかわらずかなりの量を食べた。この日は、チェスキークルムロフという世界で最も美しい街の一つと言われている地域を日帰りで観光予定であり、見学に夢中になって昼食を食べ損ねる可能性が十分にあったため、食いだめておこうという気持ちも働いた。
 バスターミナルの場所は、昨日チケットを購入した時に確認済であるため、スケジュール的には随分余裕があった。バスの発車時刻に合わせてホテルを出発し、特に問題なく予定のバスに乗車できた。ちなみに、主な交通拠点(駅・バスターミナルなど)について、事前に行って場所やタイムテーブルを確認するという作業は大変面倒であるが、済ませておくとその後の移動が大変スムーズであり、かつ精神的な負担も軽減されるという意味において必須と考えている。

中野浩志税理士事務所

カレル橋と旧市街の街並み(東欧旅行36)

 プラハタワーを降りてしばらく歩くとヴルタヴァ川にぶつかったので、この川に沿って散策を行った。時刻は17:00過ぎということで、川辺では沢山の人々が涼をとっていた。本来であれば、一つでも多くの観光施設をくまなく見ることを最優先し、景色もほどほどにという観光パターンである自分が、これだけ景色に見惚れることも珍しい。おそらくそれがプラハの魅力なのだろう。
 30分ほどのんびり散策すると、プラハで最も有名な橋「カレル橋」に到着した。この橋は数百年前に建設され、長い風雪に耐えて今も現存している。橋の上には、観光客・物売り・ストリートパフォーマーなどで賑わい、通行にも一苦労という位の沢山の人だかりだ。加えて、橋の欄干にはチェコに由来する様々な像がデコレートされており、見る者を飽きさせない。さらに、橋の両側には立派な門が歴史的な威厳を放って建っている。確かに、チェコを代表する観光名所に相応しいが、人が少ない早朝にもう1度来てみたいと思った。
 カレル橋を渡って旧市街広場に至るまでの道には、細い路地に多数の土産物屋が立ち並ぶ。この辺りは旧市街地らしい雑踏と喧騒で溢れており、歩いているだけで楽しくなる。但し、明後日の午後もプラハ市内を観光予定であるので、この時は幾つかの店を冷やかしただけで抜け、旧市街広場に辿り着いた。旧市街広場もカレル橋に負けぬ人の数だ。ここも写真撮影などじっくり観光は明後日に任せることにし、周囲の教会群を一通り散策してホテルに戻った。 
 この日は、昼食の食べ過ぎや両替のトラブル、バスターミナルで道に迷った(翌日のチェスキークルムロフ行のバスチケット購入のためにバスターミナルに行く際、相当道に迷って無用の体力を使った)ことなどから消耗しきっていた。毎日緊張の連続であったことから旅の疲れも出たのだろう。既に買っておいた菓子パンを夕食とし、早めに就寝した。

中野浩志税理士事務所

プラハタワーの眺望(東欧旅行35)

 高価な昼食を取った後は、近くにあるプラハタワーに行くことにした。タワーはプラハ市街の山の上にあり、徒歩またはケーブルカーで山を登ることになる。さすがに歩き疲れていたので、往復ともにケーブルカーを使用した。ちなみに、切符は地下鉄や路面電車と同じものを使用できるため、往復でも250円位であった。
 このタワーは、パリ万博を記念してエッフェル塔が建設された翌年に建設されており、高さは大したことはないものの、歴史あるプラハを代表する建造物の一つである。タワーの入城チケットを購入してエレベーターに乗ろうとすると、「お前は切符を持っていないので乗れない」と言われた。よく見ると、リフト料としてまた数百円取られるようだ。やむなく階段を徒歩で上がることにした。ちなみに、プラハでは今後も何度か同様のケースに見舞われることになる。
 タワーからの眺めは、プラハ城からのそれに勝るとも劣らぬ位に素晴らしいものであった。しかも、今度はプラハ城の遠景も見ることができ、疲れも一気に吹き飛ぶ思いがした。しかも、プラハ城と違って観光客が少なかったために、無用の気遣いをせずに済んだことも幸いであった。30分近くこの素晴らしい遠景をぼんやり眺めた。
 タワーを降りた後は、近くにある数百年前に造られた数キロにも亘る城壁やフラワーガーデンなどを散策して山を下りた。観光客が意外に少なかったことから、ここはプラハ市内の遠景を眺められる穴場スポットではないだろうか。

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高く付いたチェコの昼食(東欧旅行34)

 プラハ城の観光を終えて市街地に戻った頃には14:00を過ぎていたので、近くで昼食を取ることにした。ガイドブックで適当な店を探して早速入った。ちなみに、今回旅行では入店するレストランはガイドブック頼みになってしまい、行き当たりばったりの店に入る勇気はなかった。これは次回旅行時の検討事項となるだろう。
 いつもと同様、ガイドブックに載っている写真を2~3品指さして注文を行った。やがて、オーダーした料理がテーブルに並んだが、その多さは今回旅行中でMAXであった。まず、前菜であるはずのチーズ揚げが実はメイン料理の一つであり、メインで頼んだバラ肉も1.5人前はあろうかというボリューム。簡単に言えば、1品でも苦戦するメイン料理を2品頼んだ形だ。これにコーラ+デザートなのでさすがに少し残してしまった。
 ちなみに、味はどれも普通にうまかったが、おそらく日本でも十分堪能できる味であるという意味で特別に印象に残っているというほどではない。デザート(名前を忘れた)は、モチモチっとした大きな団子の中にイチゴジャムが入ったチェコで有名なおやつとのことであり、これはそれぞれの味のバランスが良く取れていたように思う。だが、総合的に判断して料理に関してはポーランドの勝ちだろう。
 最後に会計であるが、何と2,750円であった。別段高級レストランというわけではないのに、昼食1回分の料金としてはかなり痛手である。内訳は、メインが各1,000円、デザート500円、コーラ250円であった。やはりボッたくられたか、或いは旧市街地内のレストランはどこもこの位なのか。少しショックであったため、チップは僅かしか渡さなかった・・・

中野浩志税理士事務所

プラハ城観光(東欧旅行33)

 プラハ城に到着したのは9:00頃であった。私は裏門から入城したが、門の前には衛兵がピクリとも動かずに直立していた。衛兵になるのは相当大変らしい。しかも、城内警備という本来業務に加えて、観光客の相手もしなければならない。私が城内を見学している間も、観光客が衛兵の横に立って写真を撮っている姿を何度も目撃した。勿論、衛兵はピクリとも動かず、直立不動で立っているのみである。少なくとも私には務まらない・・・
 チケット売場に辿り着くまでに10分程度歩いたが、高台にある城からの眺望は本当に素晴らしい。澄み渡った空とオレンジ色の屋根で統一された街並み、市内中心部を流れるヴルタヴァ川とそこを走る何隻もの遊覧船、十分絵になる光景である。
 しばらくその眺望を堪能した後、チケットを買って各施設を見学した。まずは王宮である。順路に沿って幾つかの部屋を見たが、宮殿内のデコレーションよりもそこからの市内の眺望に感動した。実は、ポーランドでも部屋の装飾・デコレーションは何度か見ており、かつ、それらの歴史的背景に関する理解も今一つであるので、何となく素晴らしいなと思う以上の感激がなかったというのが実情である。しっかり歴史を勉強していれば、また別の感動が味わえたのだろうが・・・
 続いて城内の聖堂を見た。簡単に言えばクラクフと同じパターンだ。ここも内部に素晴らしい装飾品が所狭しと並べられていたが、感想は王宮と同じである。鮮明に記憶しているのは、韓国人旅行者が大変多かったことである。極論すれば東洋人=韓国人であった位であり、日本人は相対的に少なかった。ソウループラハ間には大韓航空の直行便があり、それも影響しているのだろう(日本からの直行便はなし)。
 そして、その後は王宮の職人長屋や教会を見たが、まだ時間があったので城内の他の施設もくまなく見ることにした。実は、チケットを購入する際には、2種類(主要施設だけ拝観できるチケットと全施設拝観できるチケット)のチケットがあり、私は前者を買ったのだが、後に追加で幾つかの施設のチケットを単独購入したため、結果として後者を買った方が断然安かった。あくまで結果論であるが、「大は小を兼ねる」は旅行でも十分通用する。

中野浩志税理士事務所

プラハの交通事情(東欧旅行32)

 朝食後は、まずプラハのシンボルであるプラハ城に向かうことにした。地下鉄で最寄駅まで行ってそこから歩いて5分程度の場所にある。丁度、朝食を取ったレストランの前に地下鉄の出入口があったので利用した。プラハには3本の地下鉄が走っており、市内の至る所に出入口があるため、ツーリストにとっては利便性が高い。切符の買い方や乗り方はポーランドで慣れていたため難なくこなせた。相場は日本の6~7割位であろう。それにしても驚いたのは、エスカレーターの速さである。多分、大部分の日本人が戸惑いを見せるであろうし、お年寄りならば転んで怪我をするかもしれないレベルである。 
 また、ポーランド同様に街中には信号が少なく、その信号も歩行者が渡れる「青」の時間が非常に短い。私の早足で何とか歩いて渡れる程であるため、これも普通の女性・老人だと渡っている途中で赤に変わってしまって事故になりかねない。プラハというのんびりした都市のイメージとは違う逆の一面を見た気がする。
 なお、バスはあまり見かけなかった。どうやら中心部の交通渋滞回避と環境対策の観点から、中心部への乗入れが厳しく規制されているらしい。確かに、ポーランドに比べると渋滞が多かったような気がする。さらに、路面電車はポーランド同様に沢山走っていた。個人的には、路面電車は街を彩る主要な要素であると考えており、首都でそれを見ることができて大変嬉しい思いだ。

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カフェでの朝食とチップ(東欧旅行31)

 早速両替(これは朝の両替であり、1万円=2,048コルネ)を済ませて市民会館前のカフェで朝食を取った。場所が1等地なだけに価格は高めである。この時に頼んだのはゴージャス朝食セット的なものであり、約1,000円であった。ピークを外していたせいか、店内に客はほとんどいなかった。店内はゴージャスな造りで、少なくともポーランドで食事をしたレストランなどに比べればグレードは数段上だ。それだけにチップのことが気になった。
 やがて次々と料理が運ばれてきた。パン・サラダ・ソーセージなどチェコを彷彿とさせるような特異な料理はなかったが、どれも普通にうまかった。特にソーセージは大きくコリコリしており、さすが本場という印象を持った。食後のデザート(クリーム付のパンケーキ)も少しボリーミーだが、甘くておいしかった。 
 食事を無事済ませた後は問題のチップだ。手を挙げてチャージの旨を伝えるとウェイトレスが会計伝票を持ってきた。実際に取った行動は、伝票に記載された金額(190コルネ)をそのまま支払い、加えて、テーブルの上にチップとして10コルネを置いて店を出たのだが、何となく違うような気がした。おそらく190コルネ支払った時に、相手にわかるように10コルネを手渡すのが本来のスマートな対応ではないかと思う。しかも、この10コルネというのも支払金額の5%であるから、本来ならば20コルネだったのかもしれない・・・。チップの対応はやはり難しいと改めて実感した。

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両替の失敗(後編)(東欧旅行30)

 合点がいかないので、今朝両替したカンビオに行って再度両替してもらった。今度はレートを確認した上で行い、手元には2,048コルネ戻ってきた。今朝と同じレートだ。先ほどの店が偽業者なのか。不思議に思って事情を聴いたところ、とんでもない事実がわかった。
 簡単に説明すると、一度でもレートを確認すればSELLのベストレート(つまりABOVE)を適用するが、レート確認なしに持ち込まれた場合には無条件にワーストレート(つまりBELOW)を適用するのだそうだ。私の場合、今朝と現在はレート確認しているので、ベストレートの2,048コルネが適用されるが、二度目の両替では確認を怠ったために、ワーストレートの1,501コルネが適用されたのだという。
 う~ん、あまりに酷いツーリスト苛めだ。私は2,500円の損害で済んでいるが、10万円両替したら損害は25,000円だ。ちょっとひどいじゃないか的なクレームをたどたどしい英語で言ったら、VIPカードなるものを貰った。どうやら、今後このカードを提示すればベストレートで両替できるらしい。だが、もうチェコに入ってから3万円も両替しているので、今後お世話になることはあまりないのだが・・・
 不満そうに店を出て旧市街地広場に行くと、警察の貼り紙を見つけた。内容は、「カンビオで両替する際にはレート確認を必ず行い、領収書は必ず貰いましょう。何かトラブルがあったら警察に。」というものだ。おそらく同様のトラブルが沢山起きているのだろう。しかも、その注意書きは日中韓を含めた数か国語で書かれていたことが、それを窺わせるに十分な証拠である。ガイドブックに載っていた何人かの投稿内容の意味がようやくわかった。すぐ近くの警察署に行きたかったのだが、その時は朝に両替した際の領収書を持っていなかった。仮に、警察に行って両替3回分の領収書を全て持って行ったら2,500円取り戻せただろうか。結局、(これは本当に良くないことなのだが)警察とのやりとりに要する時間ロスを考えてスルーしたために実質泣き寝入りしたのだが、今考えても取り戻せる可能性はあったかどうかは微妙なところであろうか。
 ちなみに、こうしら二重レートを掲げているカンビオは同社以外にもあった。曖昧とは言え、とりあえずレートを公示しているという根拠をもって、警察もよほど酷い案件でなければ摘発しないのだろう。「金に絡む取引は、どんな状況であっても必ず相場を確認しろ」、2,500円の授業料を支払ってまた一つ勉強になった。

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両替の失敗(前編)(東欧旅行29)

 今回旅行における最大の失敗(とは言っても、全体で見れば極めて軽微だが)は、プラハでの両替である。まず、チェコの通貨はコルネといって1コルネ=4.5円程度、両替時には1コルネ=5円(つまり1万円=2000コルネ)をボーダーラインとしていた。駅中の両替所(以下「カンビオ」と呼ぶ)は5円を若干超えていたためスルーした。その後街中で幾つかカンビオを見つけて確認したが、どうも5円未満の所はないようだ。カンビオによってレートが全く違うことにも驚いたが、それよりも不思議であったのは各カンビオのレートの表示方法である。
 通常カンビオでは、SELL(売り)とBUY(買う)の2つの相場がある、SELLは円→コルネへの両替レート、BUYはコルネ→円へのレートである。我々旅行者は、当然SELLのレートを見ながらレートの良し悪しを判断していく。しかし、幾つかのカンビオでは、もう一つのSELLレートが示されていた。しかもこの数値は極端に悪い。英語の説明書きでAVOVEとかBELOWといった文字があったが、正直これが何を示すのかわからなかったし、両替前にレートを直接確認すれば問題ないと考えていたので意に介さなかったのだが、これが不幸の始まりだった。事実、ガイドブックにも「チェコで両替する時は、二重レートになっているので十分気をつけろ」という投稿が幾つか見られ、もっと注意すべきだったと深く反省している。
 私が最初に訪れたカンビオでは、レート確認の上で1万円両替した。1万円→2,048コルネなのでまずまずか。そして、その日の夕方に事件は起こった。結構散財したため、もう1万円両替しようと別のカンビオ(最初に両替したカンビオとは同系列の別店舗)を訪れて両替した。先に1度利用していたためレートを確認しなかったのは本当に軽率であった。やがて手渡されたのは1,501コルネ。先ほどより25%少なくなっている。すかさずクレームを付けたが、全く取り合ってくれない。「ふざけるな!」というような強い口調で何度も言ったが(これは誇張ではなく本当に)、先方は冷静に淡々と対応するばかりで埒があかない。この時点では「騙された」と考えていたので、最後には「警察に行く」と言い捨てて店を出た。


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プラハの第一印象(東欧旅行28)

 プラハ駅は、丁度通勤ラッシュだからなのか、或いはツーリストが多い季節だからなのかはわからないが大変混雑していた。とりあえず、重い荷物を持ってホテルまで移動した。途中両替を考えたが、街中の両替レートがあまりよくなかったので、ホテルを目指すことを優先した。今回のホテルも駅近くの場所であるが、やはり徒歩5分位はかかる。車に注意しつつ、3人位に道を尋ねながらようやくホテルに辿り着いた。
 街並みの第一印象としては、ポーランド以上に美しい。チェコは近年戦火に晒されることがなかったことから、石造りの立派な建物が面的な広がりをもってしっかり残されている。この写真を白黒で撮って150年前と言ってもわからないかもしれない。そういえば、駅舎もレトロチックな石造りの建物であった。何しろどこを切り取っても絵になる。とある本では世界一美しい首都と例えていたが、まさにその通りだと思う。
 朝にもかかわらずホテルはチェックインできたので、早速部屋に入って荷物を置いた。今回のホテルもオールドホテルという名前だけあって、建物の外観は昔のままに内装は美しい。これで朝食付8,000円ならば大満足だ。寝台列車では快眠というほどではなかったために少し眠かったが、クラクフの二の舞は避けねばならないので、睡魔を払って外に出た。今日も晴天、早速カフェで朝食を取ろうと考えたが、まだチェコの通貨を持っていないので両替が先である。プラハ観光を目前に控えて胸が高鳴った。しかし両替と言えば、やはりあの一件に触れねばならないだろう。

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早朝の交通アクセスそして総括(タイ旅行36)

 フライトは予定通り7時過ぎに成田に到着。幸いにも、前回マレーシア旅行の時のような予期せぬ落とし穴はなかった。
 その後、京成線に乗り継ごうとしたのだが、7~8時台における上野方面への電車接続状況は極めて良くない。結局、普通電車で2時間かけてのんびり帰る羽目になった。アジアからのフライトの多くがこの早朝時間帯に成田着であることを考えると、もう少し本数が充実していた方が好ましい。
 今回旅行の総括としては、バンコクは観光客にとっては大変魅力的で楽しい街であろうと言うことである。観光地としての魅力という点においてはマレーシア以上であろうと思うし、日本人にとって人気の高い観光地である理由も十分わかる。但し、(マレーシアとは異なり)ここに住みたいかと問われれば答えはNOである。
 今回は、バンコク滞在が実質2日間ということで主要寺院の観光のみにとどまり、中心部のSCや繁華街などを散策する時間がほとんどなかった点は残念であった。おそらく、バンコクの魅力を更に知るためには、少なくとも1週間程度腰を落ち着けることが必要ではないかと思われる。この国には近い将来再訪することがあると思うので、その時には、今回気づかなかったバンコクの魅力を更に発掘したいと考えている。

(完)

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プレミアムエコノミー(タイ旅行35)

 空港到着後に航空会社のカウンターでチェックインしていたところ、係員がプレミアムエコノミー(以下「プレエコ」と呼ぶ)へのアップグレードを勧めてきた。金額は3,500バーツ(約11,200円)であり、飛行時間6時間との見合いで考えれば決して悪くない話である。加えて復路の座席が窓際であったことから、仮に通路側でプレエコが確保できればアップグレードしたい旨伝えたところ、1席だけ空きがあるとのこと。すぐに空港の両替所で両替を済ませて所定の金額を支払った。
 人生初のプレエコ利用であるが、結果は正解であった。内容としては、一般的なエコノミークラスと比べて座席幅が多少広いことや機内サービスが若干充実しているといったものであるが、今回は隣席が空席であったことから、窮屈な思いをすることなく快適なフライトを楽しむことができた。何よりもプレエコフライトを初めて体験できたという点において、話のネタが1つ増えた点も大きい。いずれにしても1万円強であれば十分利用価値はあるだろう。

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最後のマッサージとフードコート(タイ旅行34)

 マッサージは今回初めて2時間コース(体60分+足裏60分)にチャレンジした。特段良かったという感想はないが、さすがに長時間だけあって体が随分軽くなった気はした。最終日であったので、客がいない時を見計らって店内の写真を撮っていたところ、その姿を見た店員が何やら騒ぎ始め、自分達も撮ってくれと言って次々と絡んできた。おそらくこうなるであろうことは十分予想していたが、少し気恥ずかしい思いをした。
 この日の夕食は「カオカームー」という飯の上に豚肉や煮卵を乗せたプレート料理であり、料金も50バーツ(約160円)とまずまずである。4日間お世話になったTESCOともお別れである。
 空港までの交通手段は鉄道を利用した。無論、往路に利用したミニバスの方が便利かつ安価なのだが、単純に空港鉄道に乗りたかったというのがその理由である。空港行きの鉄道は、オンヌットから30分ほどBTSに乗ってパヤー・タイという駅で下車し、そこから直通電車が出ている。直通電車には、エクスプレスとシティラインという2種類の鉄道が走っており、日本で言えば前者はスカイライナーであり、後者は特急料金のかからない特急電車である。しかし、所要時間が数分しか変わらないことに加え、料金は倍近く違うので、今回は迷わずに後者を利用した。ちなみに、シティラインを待っている間にエクスプレスが停車していたが、乗客は疎らであった。確実に座れるというメリットを除けば、エクスプレスを利用するメリットは薄いよう思われる。
 かくして、乗車してから30分弱で無事空港に到着した。いよいよ旅も終わりである。

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油断大敵(タイ旅行33)

 バミーヘーンを平らげた後、デザートとしてメロンのカットフルーツ(20バーツ=約65円)を食べながら(この時点ではイベント開催地域と考えていた)デモ発生地域を歩いていると、突然スコールに見舞われた。
 11月のタイは乾季であり、スコールに見舞われることは少ないと考えていたが、昨日夕刻に引き続き2度目である。前日はバスで移動中であったので影響は皆無であったが、この時は大きな影響を受けた。まず、傘や合羽は持っていなかったため素早く建物の軒先に避難した。しかし、待てど暮らせど雨が止む気配はなく、ここで1時間近くロスする羽目に・・・。これまでの行程の順調さが完全に相殺されてしまった。ちなみに、現地の人々は結構濡れながら平気で歩いたのには少し驚いた。
 やがて小雨になった頃合いを見て素早く移動。デモの影響でスムーズな移動を阻害されたものの、何とかワットマハタートという王宮広場前の寺院を経由してチャオプラヤ川沿いまで辿り着いた。しかし、さすがに雨天の移動で疲労したため、船着き場近くの屋台でこの日2度目のランチを取った。普通のガパオライスが60バーツ(約200円)とぼったくり価格気味であるが、この旅行中で食したタイ料理の中では1~2位を争うほど美味かったのも事実である。
 既にこれ以上観光できる体力が残っていなかったため、朝来た道を戻ってオンヌットまで移動。そして、この旅行中において初めて電車を乗り間違えるという初歩的ミスを犯す。よほど疲れていたのだろう。

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お祭り?(タイ旅行32)

 民主記念塔前では、多数の人々が集会のようなものを開いており、その中の数名が拡声器で何やら叫んでいた。そして、その周辺には衣食を扱う露店が多数軒を連ね、それら参加者で賑わっているという状況が数百メートル先まで続いていた。
 この場面を初めて目にした旅行者は、おそらく何らかのイベント若しくはパレードが行われていると考えるのが普通であり、私も地元テレビ局が屋外で生放送を行っているものと思っていた。しかし、実はこれは大規模な反政府デモだったのであり、その事実を知ったのは帰国して日本の新聞記事を見た時であった。
 無論、殺気立った雰囲気など皆無であり、女性や子供も数多くいたことから、むしろ平和的なムードが色濃かったと記憶している。私自身も、自身のお土産用Tシャツ(100バーツ=約320円)を購入したり、近くの屋台食堂でバミーヘーン(スープなしの中華麺、40バーツ=約130円)を食したりと、ローカルライフを満喫していた。
 いずれにしても、こうした過度な政治的争いを生ずることなく、タイという国が更に平和で安定的な国になっていくことを願って止まない。

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寺社巡り(タイ旅行31)

 その後はワットスタット、ワットスラケートの順に観光。結構な距離を徒歩で移動したが、インドに比べれば歩きやすかったので思ったほど苦ではなかった。だが、前述の通り歩道は露店や商品ディスプレイ等のためにほとんど利用できない点は相変わらずであり、一般旅行者であれば間違いなくトゥクトゥクを利用すべき距離である。
 ワットスタットは第1級王室寺院ではあるが、先の三大寺院と比べれば観光客は疎らであり、その分落ち着いて観光することができた。ワットスラケートは黄金の仏塔で有名であり、ワットスタットに比べれば観光客は多かったが、やはり少し離れた場所にあるため観光客数は明らかに少ないし、団体旅行者をほとんど目にすることもなかった。それを反映するかのように、有料のペットボトル水は10バーツ(約30円)と他のメジャーな観光スポットと比べて安かった。ちなみに、ここでは絶好の撮影スポットを探し回ったのだが、残念ながら見つけることができず、やがて暑さで疲労したため敢え無くギブアップ。遠目から1枚写真を収めただけにとどまった。
 帰り道は、付近の橋を渡った所に船着き場があったので、これでチャオプラヤ川に戻れるのではないかと期待したが、運河を周遊するボートであるため違うとのこと。鉄道駅に近い適当な場所まで行けるだけでも十分なのだが、そこまでの意思疎通を図ることは困難と思われたので諦め、当初の予定通りに歩いてチャオプラヤ川まで戻るべく民主記念塔前に辿り着いた。

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危うい行動(タイ旅行30)

 ワットポーを出た後に一つの事件に遭遇する。王宮側に向かって道路を横断しようとしたところ、遠くに立っていた警察官が笛を鳴らしてきた。王宮側に横断するなというシグナルであることは即座に理解できたので、それに従った。だが、この時点において理由はわからなかったし、事実一昨日はほぼ同じ通りを歩いていたが何も言われなかった。
 そこで、今歩いている通り沿いにそのまま歩みを続けたが、なぜか警察官がずっと私を凝視している。この通り沿いに全く人が歩いていないことについて違和感はあったのだが、それ以上の考えは思い至らなかった。やがてその警察官と会話ができるほど近づいた時に初めて声を掛けられた。彼曰く、今から国王を乗せた車がこの道路を通るので暫くここで待てとのこと。全て合点がいった。やがて国王を乗せた車列が通り過ぎ、警察官からOKサインが出たので再び歩き始めた。警察官の対応は終始丁寧であり、不快感は全くなかった。
 今考えれば別に大した話ではないのだが、この道路は本来通行禁止になっていたところ、私が誤って通ってしまったのでないかと思うと結構リスキーな行動である。今思い返しても、通行禁止の札やバリケードが設置されていたわけではなかったと記憶しているが、どこもかしこも混雑のバンコク市内において、大通りに誰も人が歩いていないという奇妙な現象を持って感づかなければNGであろう。もう少し不安定な国であれば、不審者と誤解されて撃たれる可能性もあるのだから。

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好意的な観光スポット(タイ旅行29)

 ワットポーも先のワットアルン同様に日本人旅行者が多かった。ワットアルンで見かけた旅行者も数多くいたことから、ワットアルン・ワットポーはセットで続けて観光するプランが主流なのであろう。
 この寺院の名物は、黄金の大寝釈迦仏である。全長46メートル・高さ15メートルという巨大さであり、多くの観光客が興味深く眺め、或いは写真を撮っていた。また、この巨大寝仏以外にも、この寺院内には各所に黄金の仏像が数多く並べられており、まさに三大寺院に相応しい風格を有するスポットであると言えよう。
 余談であるが、ここでは入場者に対するペットボトル水の無料サーブがある。インドのタージマハルも同様であったが、観光客にとっては有り難いサービスである。また、寺院内にはカットフルーツ屋台も出店したので、この時はマンゴーを購入し(20バーツ=約65円)、日陰でのんびり食べていた。さらに、極めて些細なことではあるが公衆トイレ無料も好感が持てる。
 ここでは休憩も兼ねて1時間半程度観光し、次なる目的地に向かった。

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