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足立区出身税理士の海外旅行記

地元の東京都足立区で事務所を開業している税理士の海外旅行記です。

1回で交渉成立?(カンボジア・ベトナム旅行57)

 午後はトゥクトゥクをチャーターして、キリングフィールドとトゥールスレン博物館を見学予定である。早速、トゥクトゥクドライバーとの交渉開始である。積極的に声を掛けるドライバーを無視し続け、その数台先に待機していた気の良さそうな中年男性ドライバーに交渉を持ちかけた。
 予定していた行程としては、まずキリングフィールドに行って1時間見学した後、トゥールスレン博物館に移動・終了というルートであった(トゥールスレン博物館で待機させると料金がかさむと考え、ここで別れることとした)。決して複雑なルートではなかったが、念のために地図・矢印を書いて丁寧過ぎる程にドライバーに説明した。今考えればテクニカルになり過ぎた感は否めない。
 これを聞いたドライバーの回答は7ドルとのこと。一瞬耳を疑った。ガイドブックではキリングフィールド往復で最低10ドルと記載されていた。これが適正料金と仮定すれば、2か所周遊であれば15ドルでもやむなしという状況である。何かがおかしいと第一感。そして再度ルートを確認したがノープロブレムとのこと。一抹の不安を抱えながらトゥクトゥクに乗り込んだ。

足立区の中野浩志税理士事務所
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タイムイズマネー(カンボジア・ベトナム旅行56)

 カンボジアのレストランの印象としては、料理が辛くないことや日本人の口には比較的マッチしたマイルドテーストが多いことなどが挙げられるが、こうした味以外の印象としては、オーダーしてからのサーブやチェックまでの時間が異常にかかる。シェムリアップにおいても既に相当な待ち時間を経験していたが、このプノンペンの昼食時も同様であった。
 オーダーするとまずドリンク(ココナツジュース・ビールなど)が瞬時にサーブされる。しかし、その後のメイン(この時はカンボジアビール+オリジナルランチセットで約5.8ドル=約600円)が30分経っても一向に登場しない。無論この間に1~2回は催促するのだが、ウェイターはもう少し待てというばかりで特段急ぐ気配はない。そして、食後のビルプリーズからビルが来るまでの時間も5分以上かかった。お釣りを貰うにも同じ時間を要するのかと考え、ここでは請求通りの金額をしっかり支払って足早に店を出た。なお、周囲を見ている限りにおいて、決して私だけ特別扱いされているわけではなさそうである。
 これはカンボジアの国民性なのか、はたまた観光重視で時間に追われている私が日常以上にせっかちであるのか。いずれにしても、タイトなスケジュールを組んでいる場合には支障を生ずることもあるので、十分注意したい点である。

中野浩志税理士事務所

印象に残る景観(カンボジア・ベトナム旅行55)

 異彩を放つこの建物群こそが目的地であることは明らかであったが、それらの姿を目にしてから入口に辿り着くまでは更に10分近く歩かねばならなかった。しかし、これら建物群の正面道路は車両の出入りが規制されており、美しい建物群を見上げながら十分過ぎる幅員の道路をそのまま歩くだけであったので、全く苦にはならなかった。ちなみに、私が今回訪れたエリアの中では、この道路に面した広場から見る王宮並びにシルバーパゴダの景観が最も印象に残っており、おそらく他の観光客の多くもこのポジションを挙げるのではないだろうか。加えて、この広場にはほとんど人が来ないので本当に静かであり、あたかも時が止まったかのような感覚にすらなる。
 シルバーパゴダは王室の仏教行事が行われていた場所であり、現在はそれに係る建物群が数多く残されている。私自身は、これらの歴史よりも各建物の色彩・形状などの美しさに心惹かれ、気づけば1時間半近くを過ごしていた。しかし、隣接する王宮は立入禁止とのことであり、残念ながら外観を眺めるだけにとどまった。ちなみに、入場料は25,000リエル(約625円)と結構な料金を徴収される。
 その後は、王宮の正面に立地するカンボジア国立博物館を見学した。ここも入場料5ドルとなかなか強気の料金設定である。にもかかわらず、比較的多くの観光客が訪れていたことは、やはりプノンペン観光では外せないスポットなのだろうか。確かに赤いクメール様式の外観は、人を引き付ける何かを有しているようにも思われた。クメール彫刻や宮廷用具など展示内容も充実しており、それなりに見応えはあった。しかしタイ観光時と同様、類似の展示を見ている内に観光が次第に雑になった感は否めない。
 こうして約1時間博物館内の見学を行い、丁度昼時となったのでリバーサイド沿いのレストランで昼食を取ることにした。ここまでのスケジュールは極めて順調である。

中野浩志税理士事務所

異次元空間(カンボジア・ベトナム旅行54)

 トレンサップのリバーサイド沿いは、プノンペン中心部の喧騒や雑踏とは無縁の異次元空間と言っても良いであろう。このエリアだけを撮影した写真を見れば、多くの人々が南仏やスペイン・アンダルシアの諸都市と誤解するのではないかというほどである。
 南国チックな樹木が等間隔に配列され、その横には十分過ぎる幅員の歩道が綺麗に舗装されている。この広すぎる歩道内では、地元の人々がランニング・エアロビクスなど様々なスポーツを楽しんでおり、さらにはスポーツジムにあるようなアスレチック器具も設置されていた。カンボジア人は運動好きなのであろうか。一方、トレンサップ川の方向に目を移すと、川釣りを楽しむ人々を目にすることができる。こちらはいかにもカンボジアらしい風情が出ており、この両サイドのコントラストもまた一興である。
 こうしてあっという間に20分近くが経過し、眼前に壮大かつ絢爛な建物群を目にすることができた。

中野浩志税理士事務所

朝のプノンペン(カンボジア・ベトナム旅行53)

 この日は終日プノンペン市内の観光に充てることにしていたので、早めに起床してホテル隣のレストランで朝食を取った後、7時過ぎにはホテルを出発した。市内の見どころはそれほど多くないので丸1日あれば十分と思われたが、不測の事態が十分想定される都市であるだけに余裕を持った行動を心掛けた。
 シェムリアップと同様に早朝は涼しく、長袖を着て丁度良い程である。ナーガ神の橋と呼ばれる緑豊かなエリアを散策しながら、まずはワットプノンというカンボジア寺院に足を延ばした。入場料は外国人のみ1ドルであったが、別段しっかりしたゲートで管理されているわけではなかったので、おそらく素通りでも問題なかったと思われる。
 寺院内はプノンペン中心部とは思えないほどのんびりしており、同地を訪れる観光客も疎らであった。プノンペンを訪れる観光客自体がそれほど多くないことを思えば、至極順当な現象と言えよう。個人的には決して嫌いでない雰囲気である。
 ワットプノンを観光した後は、プノンペン中心部最大の見どころであるシルバーパゴダと王宮を訪問することにした。距離にすると2キロ強であり、トゥクトゥク利用も検討したが、結局トレンサップのリバーサイド沿いを歩きながら行くことを選択した。途中、ホテル近くの露店で揚げパンを1,000リエル(約25円)で買って小腹を満たす。味には期待していなかったが、この揚げパンが妙に美味かったので1個しか買わなかったことを後悔したくらいである。

中野浩志税理士事務所

格安屋台飯(カンボジア・ベトナム旅行52)

 ホテルまで帰る途中、幾つかの屋台において学校帰りの学生が何やら美味しそうに食べているのを目にした。近付いて確認したところ、何と具だくさんのフランスパンサンドであった。店主に英語で話しかけたが通じなかったので、客である学生たちに通訳をしてもらいつつ肉・野菜など具沢山なサンドを1本オーダーした。料金は5千リエル(約125円)であり、ボリュームからすれば妥当な金額であろう。ちなみに、彼らの英語は普通に日常会話ができるレベルであったことから、少なくとも都心の学校では一定の英語教育が行われているものと思われる。
 一方、隣の屋台にも学生達が群がっていたので、その食べていた料理を指さしてオーダーしたところ、カンボジア風焼きそばに目玉焼きが乗った料理が出された。こちらも料金は5千リエルであった。
 こうして2品をテイクアウトしてホテルに帰って食べてみたが、サンドイッチは予想通りボリーミーであり、この半分でも十分な量であったが味は結構いける。焼きそばは日本と比べて太麺で食べごたえがある。いずれにしても、下手に近くのレストランを利用するよりも割安かつ美味であろうと考え、翌日の夕食もこの屋台のお世話になった。
 食事を済ませた後は、シャワーを浴びて翌日の旅程について確認を済ませ、20時前には就寝した。1人旅だと他にすることがないので夜早寝になるのは仕方ないが、20時に就寝するのは何年ぶりであろうか。大変健康的で結構ではあるが・・・

中野浩志税理士事務所

プノンペンの治安(カンボジア・ベトナム旅行51)

 前述の通り、インターネット等を確認する限りにおいてプノンペンの治安は決して安全とは言えないようである。事実、2013年においても日本人が銃で撃たれる事件が複数発生しており、他の東南アジア諸国と比べても重犯罪に巻き込まれる確率は高いと言えよう。
 だが、午後~夕方の時間帯に関して言えば、大通りや人通りの多いエリアは大変のどかで平和な雰囲気が漂っていた。特に、プノンペン駅からトレンサップ側に至るまでの公園緑地帯では、バトミントンや太極拳風のスポーツを楽しんでいたり、談笑や散歩を楽しむ人々で大変賑わっていた。また、その周辺には数々の屋台が出店しており、学校帰りの学生たちが小腹を満たしている様子も目にした。
 しかし、こうした大通りを一歩外れると、そこは人通りの少ない閑散とした雰囲気が立ち込め、何らかの犯罪が発生しても決して不思議ではない空間に様変わりする。例えば、セントラルマーケットから伸びる混み合った大通りを一歩左右に曲がっただけで、こうした微妙な空間に出くわすケースもある。そして、このことは決して道幅の広さ・狭さだけで判断されるものではなく、その通りの臭いを感じるしかない。実際、私はショートカットしようと考えてそれなりの道幅がある通りに入った途端、2組の物乞いに遭遇した。
 従って、多少の遠回りをしても一定の人通りのある大通りを歩くことが、犯罪回避に向けた有効な方策であろうと考えられる。

中野浩志税理士事務所

立派な駅舎だが・・・(カンボジア・ベトナム旅行50)

 セントラルマーケットからプノンペン駅までは距離的には近いのだが、市内随一の大通りを横切る必要があったので通行には難儀した。しかも、街なかに信号はほとんどなく、主要な交差点では警察官が手旗信号で誘導していた。
 プノンペン駅の駅舎はフランス資本で建設された非常に立派な白亜建築物であり、小規模な国立博物館・宮殿と言っても十分通用するレベルである。しかし、駅前は警官が厳重に警備を固めており、駅舎内に入ることはできない。以前テレビで旅客車両が長期運休中である旨を確認していたが、念のため駅前の露店商に聞いてみたところ、やはり貨物車両のみ運行しており旅客車両は運休中とのこと。折角の立派な駅舎が勿体無い気がしてならない。
 続いて、駅舎側から街を眺めると立派なビルが2棟建っている。付近の人に確認したところ、どうやら地元の大学らしい。プノンペンではこの2棟以外に高層建造物を目にすることがなく、一国の首都にしては地味な印象のあるプノンペンらしさも十分感じられた。
 こうして暫く散策を行い、時計を見たところ既に17時過ぎであったので、急いでホテルに戻ることにした。何しろ夜のプノンペンは危険であるので、外出は厳禁ということを固く誓っていたのである。往路はセントラルマーケットまでタクシーを利用したものの、復路は道順が頭の中にしっかりインプットされていたこともあり、徒歩15分ほどでホテル付近に到着。やはり、先ほどのタクシー2ドルはぼったくり料金であることを感じずにはいれなかった。

中野浩志税理士事務所

異彩を放つビルディング(カンボジア・ベトナム旅行49)

 大きな黄色のドーム形が特徴のセントラルマーケットは、プノンペンを代表するマーケットかつ建築物である。その中に入ってまず驚くのは、ドーム中央部に数多く出店している宝石店や貴金属店の多さである。ディスプレイされている商品は眩いばかりの光を放っているが、実際に買うには相当の勇気がいることだろう。
 ドームの外側には雑貨や衣料品店などが軒を連ね、そのまま外に出ると生鮮食品店や飲食店が並んでいる。全ての店に値札がないので交渉次第ということになるのだろうが、なかなか手強そうである。飲食関連は美味しそうな揚げ物やデザートが数多く並んでいたが、決して衛生的とは言えない状況ということもあり、後ろ髪を引かれる思いでその場を立ち去った。
 ちなみに、マーケットといっても建物内は広いので喧騒感はなく、また各所に警察官が配置されているので、危険な臭いもそれほど感じられない。こうしてマーケット内を30分程度散策してプノンペン駅に向かった。

中野浩志税理士事務所

現地相場と観光客相場(カンボジア・ベトナム旅行48)

 前項で述べた、素晴らしい本ホテルのインフォメーションサービスの中の「唯一の例外」についてコメントしたい。
 最初のプノンペン観光に当たり、まず確認したのはトゥクトゥク相場である。具体的には、セントラルマーケットというプノンペンを代表する市場までの相場を確認したところ、2ドルとのことであった。しかし、距離的には1キロ程度であることからインドにおける経験をベースにすれば1ドルで十分なはずであった(インドでこの距離であれば概ね50ルピー=約75円)。そこで、再度1ドルで行けるだろうと確認したところ「1ドルは厳しい」との回答。しぶしぶ納得してホテルを出て、入口付近に待機していたトゥクトゥクに声を掛けると、4ドルとのこと。下値1ドルで交渉したかったが、先ほどのホテルのアドバイスが頭をよぎってしまい弱気に2ドルと口走る。その結果、相手3ドル→再度2ドルで交渉成立。ドライバーは満足そうであった。
 そして、走ること数分して特に問題なくセントラルマーケットに到着。ちなみに、帰りはこの区間を徒歩で移動しており特段複雑なルートでもないことから、やはり多くても1ドルが相場であったと考えている。或いは、ホテル側は上値(これ以上は完全にNG)の相場を言ったのだろうか。真意は不明だが、本件以外のホテル側の対応から考えてドライバーと結託していたとは考えづらい。いずれにしても、本件はその後のトゥクトゥクとの料金交渉にも影響することとなったので、聞かなければ良かったと考えている。

中野浩志税理士事務所

ナイスホテル(カンボジア・ベトナム旅行47)

 プノンペンの宿泊ホテルは、いずれも合格点である今回私が宿泊した3ホテルの中でも特に評価が高いホテルである。
 その第一の理由は、非常に気さくでアットホームな雰囲気であり、チェックインやチェックアウト時にも旅に役立つ様々な情報を親切に教えてくれた(1点だけ例外があるのだが、これについては次項に譲りたい)。
 次に、ホテルの部屋も非常に立派であった。入口が非常にわかりづらく手狭な印象があったのだが、その予想に反して広々と清潔であり、かつ大通りに面しているにもかかわらず夜も大変静かであった。
 最後に、プノンペンからホーチミンに移動するバスチケットの手配をノーコミッション(運賃は14ドル)で行ってくれたことである。この区間の移動はメコンバスというバス会社が最も評判が良さそうであったので、場合によっては自身でオフィスまで出向いて手配しようと考えていたのだが、チェックイン時にそれとなく確認したところ、近所の旅行会社経由で手配してくれた。これにより後顧の憂いなくプノンペン観光に没頭できたことは非常に大きい。
 このホテルの印象が、プノンペンに対する印象を形成した大きな要因となったことを考えれば、快適なホテル選定が大変重要であることを改めて認識させられる。

中野浩志税理士事務所

喧騒の中を歩く(カンボジア・ベトナム旅行46)

 プノンペンの宿泊ホテルは、船着き場から徒歩2~3分の場所に位置する。当初からボートでプノンペンを訪れることを決めていた私としては、移動中の様々なリスクを回避するために可能な限り船着き場に近いホテルを選びたいと考えたためである。初めての土地を移動する場合には、徒歩5分という近場であっても不安で一杯になるものだが、プノンペンではこの2~3分が20~30分に感じられるほど緊張した。
 第一印象はインドに近いというものであった。インドほど交通量は多くないが、客引きの数や大通り以外の路地の微妙な雰囲気など類似点は多かった。だが、日の高い時間帯ということもあって当初懸念していた危険な臭いは感じなかった。とりあえず、地図を片手に歩みを進めることは得策ではないので、あらかじめ頭に周辺地図をインプットし、慣れた風体を装って足早にホテルを探し始めた。結局、1ブロック周回してしまったものの10分程で目的のホテルに到着することができた。初プノンペンにしてはまずまずと言ってよいだろう。

中野浩志税理士事務所

価値ある眺望(カンボジア・ベトナム旅行45)

 苦労を経て登った船室の上からの眺めは、当初の期待を裏切らない大変立派なものであった。
 まず、トレンサップ湖は非常に広大な湖であり、雨期には琵琶湖の約10倍、乾季でもその3倍の大きさを誇る。従って、湖というよりは完全に海をボートで南下している感じである。そして、水上に浮かぶ数々の家屋や漁をする漁船、川沿いで一生懸命作物を育てる農家や生命力豊かに茂る木々など、トレンサップ川沿いの住民生活の一端を垣間見ることができる。私以外の旅行者も、思い思いの体勢でこの眺望と雰囲気を楽しんでいるようであった。加えて何よりも興味深いことは、こちらから彼らに手を振ると100%返してくれることである。本来のカンボジア人の親しみやすい国民性が十分感じられる瞬間であった。
 こうして船室上とキャビン内で6時間を過ごして、ボートは15時前にプノンペンの船着き場に到着した。今回旅行における第二の難関であるホテルまでの移動が始まろうとしていた。

中野浩志税理士事務所

難点は多いがおすすめ(カンボジア・ベトナム旅行44)

 ボートが出発してしばらくすると、何名かの乗客が船室の外に出て行った。実は、船室の上にはデッキから登ることができ、そこからのトレンサップ湖の眺めが最高なのである。私も含めてこの区間の移動に際してボートを選択した観光客の大部分が、この眺望を期待いると思われる。
 だが、デッキから船室の上に登るのは意外と大変である。まずデッキの幅が狭く、かつ外側(湖側)に手すりがないため、慎重に移動しないと振り落とされる危険性もある。特にボートのスピードが上がると、水しぶき量や揺れ幅が増幅するため非常に危険である。また、写真撮影では一時的に手すりから手を離すことになるので要注意である。
 加えて、船室の上は(当然椅子などない)真っ平らな場所であり、高い場所に位置して梯子もかかっていないため、勢いよくジャンプして登る必要がある。私は反動をつけて何とか登れたが、特に年配の旅行者は結構苦労しており、上から手を引っ張られてどうにかという様子であった。そして、逆に船室の上からデッキに降りる時もそれなりに神経を使った。
 さらに上部は風が強く、かつ非常に寒い。半袖の若者は鳥肌が立っていたし、皆一様にパーカーやトレーナーなどを着込んでいた。また、航路によっては水しぶりが激しく飛ぶこともあるので、衣類が濡れるなどの難点もあったが、慣れればどうということはなく、登って数分もするとボートを選択して正解であったことを改めて確信した。

中野浩志税理士事務所

2時間遅れの出発(カンボジア・ベトナム旅行43)

 バスが船着き場に到着すると、朝食売りの子供たちが一斉に駆け寄ってきた。この情景は遺跡観光で経験したそれと全く同様である。パンとバナナのセットで1ドルは市価の倍以上であるが、朝食を取っていない(食べていない)何人かの欧米人旅行者は買っていたので、遺跡の土産物販売よりは儲かるのかもしれない。
 ボートには既に多数の乗客が乗り込んでおり、私は後方の空いている座席に腰を下ろした(座席は自由席)。バスと比べて数倍コストがかかるボートではあるが、その人気はなかなかのものであると見受けられた。私の選択も強ち風変りとは言えない。ちなみに、乗客の大部分は欧米人旅行者であった。
 しかし、我々が到着したらすぐに出発するのかと思いきや、それから1時間経過してもボートは動かない。加えて、キャビン内は冷房がガンガン効いており、セーターを着なければ間違いなく風邪を引く環境で待たされることも厳しさに拍車をかけた。
 9時近くになって10名ほどの欧米人観光客が乗り込み、ようやく動き始めた。おそらく他にもピックアップバスが運行されており、それらが全て到着しなければボートは出発できないシステムなのだろう。至極順当なシステムのように思えるが、定刻前に乗り込んだ乗客は2時間待たされたことになるため、少し可哀想な気もする。

中野浩志税理士事務所

ようやく移動開始(カンボジア・ベトナム旅行42)

 本来の出発予定時刻から30分以上経過したところで再度フロントに確認してもらったが、やはり先ほどと同様の回答。しかし、このピックアップバスの遅延は日常茶飯事であり、仮にバスが遅れてもボートが待っていてくれるので乗り遅れの心配はないとの説明を聞き、かなり安堵した。と同時に、ホテル経由でチケットを手配して良かったと思った。仮に旅行代理店経由であったら、確認する相手もなく不安に駆られたまま待ち続けるしかなかったか、たまりかねてタクシーで直接船着き場に向かっていたかもしれない。ちなみに、この時のホテル側の対応はしっかりしたものであったが、当然のことながらこちらから積極的にアクションを起こすことが大前提である。
 結局、バスがホテルに到着したのは7時過ぎであり、その後幾つかのホテルで乗客をピックアップしたため船着き場に到着したのは8時であった。あくまで結果論となるが、ホテルで朝食を取ることも可能であったし、1時間長く睡眠を取ることもできた。
 ちなみに、このバスは寿司詰め状態という表現がぴったりの混雑ぶりであり、極めて窮屈な姿勢を強いられるほどの劣悪な移動環境であったことを補足しておきたい。

中野浩志税理士事務所

先行きの不安(カンボジア・ベトナム旅行41)

 この日は、まず宿泊ホテルからシェムリアップ船着き場までピックアップバスで移動し、そこからスピードボートで約6時間かけてプノンペンに移動することとなっている。
 ピックアップ時間である早朝6時前にはホテルチェックアウトを済ませ、あらかじめオーダーしておいた朝食ボックスを受け取り、ロビー前で来るべきバスを待った。明け方のシェムリアップはかなり冷え込み、長袖の上に薄手のセーターを着込んで丁度よい気候である。
 しかし、6時15分を過ぎてもバスは来ない。心配になってフロントに確認をしてもらったところ、バスの故障によりかなり遅れているとのこと。仕方なくその後さらに15分ほど経過したが、一向にバスが現れる気配はない。船着き場からボートが出発する時刻は午前7時であり、ホテルから船着き場までの移動に約30分かかることを考えると、ボートに乗り遅れる危険性大である。益々不安が募った。

中野浩志税理士事務所

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