足立区出身税理士の海外旅行記

地元の東京都足立区で事務所を開業している税理士の海外旅行記です。

最高評価ホテル(ルーマニア・ハンガリー旅行39)

 今回旅行中における宿泊ホテルのうち、最も素晴らしいホテルは明らかにシギショアラで宿泊したホテルであった。おそらくこれまでの海外旅行経験の中でもベストホテルではないかと思う。それこそが、敢えて1項を割いてこのホテルを紹介する理由に他ならない。
 まず、ロケーションが中心広場前と言う完璧な立地である。次に、ホテルの外観がスタイリッシュであり、内装についても各所に絵画が飾られているなど豪華かつ上品であった。さらに、ホテルマンの対応は素晴らしく、翌日のビエルタン要塞教会訪問に関して相談した際にも、彼の友人であるタクシードライバーを紹介してくれた(但し、料金がガイドブック記載金額より割高であった点は若干の減点要素)。加えて、部屋は広々として清潔であり、食事内容も申し分なかった(朝食開始時刻に全ての料理が揃っていないという点は、今回各ホテルに共通して言えたことなので減点要素とはしない)。
 ブラショフにおいて宿泊したホテルは高い期待通りの素晴らしいホテルであったが、それを上回るほどではなかったのに対して、このホテルは明らかにそれを上回るものであった。さすがに事前に確認したランキングにおいて上位を獲得しているだけのことはある。と同時に、ホテル選定が旅行にとって重要な要素であることを改めて認識した。

中野浩志税理士事務所
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予想外の体感治安(ルーマニア・ハンガリー旅行38)

 シギショアラ駅には18時頃に到着。駅から市街地まで15分程度歩かなければならないが、日はまだ高い上にルートそれほど複雑でなかったことから、治安的には特段問題なしと考えていた。
 この予測は概ね正しかったが、駅周辺の体感治安は考えていた以上に微妙であり、仮に夜到着であれば不安に怯えながらの移動になったかもしれない。ルーマニアに限らずどの国においても、空港・駅などの治安は相対的に良くないが、シギショアラは悪い意味で意外であった。ちなみに、翌日駅で電車を待っていた際には、物乞いの一家や子供達が何名かうろついており、(危険という空気ではなかったものの)それなりの警戒を要する空気であった。
 徒歩10分程度で駅側と市街地を結ぶ橋に差し掛かると微妙な空気が一変し、これまでのルーマニア地方都市を思わせる雰囲気をようやく感じることができた。シギショアラの街は非常に狭く、市街地に入って緩やかな丘を登ること5分で中心部のハーマン・オーバス広場に辿り着き、そこに面する宿泊ホテルでチェックインを行った。
 そして、ホテルで紹介してもらった広場前のレストランで取った夕食は、ビール+スープ+グラタール(チキンのグリル)=33.5レイ(約1,000円)。グラタールはそれほど美味いとは思わなかったが、全体的にはまずまずの内容であった。

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うれしい偶然(ルーマニア・ハンガリー旅行37)

 ブラショフ駅には出発30分前には到着し、駅構内に設置されている発着掲示版を確認した。ルーマニアの場合、一つの掲示版には同じ電車が2箇所(出発地及び到着地に関する情報)表示されており、これはシナイア駅・シギショアラ駅でも同様であったのだが、私はこの掲示板の見方が今一つ理解できなかった。特に、一番右横に記載されていた「INT60」とはどういう意味であったのか。最初は到着60分遅れなのかと思ったが、(同じ電車が掲載されている掲示板)2か所のうち1か所にしか付されておらず、実際にそれが付されていた私の乗車した電車が遅延することもなかった。
 しかし、この場で別の重要な事実を確認することはできた。それは、この日に乗車予定の電車(1等IC)が、翌日乗車予定の国際電車と全く同じということである。この電車の最終目的地がウィーンと記載されていたことからピンときた。前述の通り、私は1等寝台チケットを購入済であったが、具体的にその車両が何両目に連結されているのか等の詳細は不明であった。そして、ホームに行くと国際寝台車両の編成に関するボードを見つけた。そこには各クラスの車両位置が細かく記載されており、おかげで正しい場所で待ってスピーディーに乗車できたとともに、翌日のシギショアラ駅においても1等寝台車両の場所探しに際して混乱は全くなかった。
 ちなみに、シギショアラ駅のホームには、(私が確認した限りにおいて)ブラショフのように車両編成に関するボードがなかったことから、仮にこの事実を知らなければ乗車に際して不安を感じ、それなりに苦労したかもしれない。事実、両駅ともに乗車車両を探し回っている旅行者をそれぞれ何人か見かけた。いずれにしても、少しうれしい偶然であった。

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新たな魅力発見(ルーマニア・ハンガリー旅行36)

 昼食は、昨日とは別の市街地内レストランでソフトドリンク+スープ+ルーマニア風カツレツ=36レイ(約1,080円)。レシートを見たところ不明の5レイが加算されていたが、おそらくテーブルチャージ又はサービス料であろうかと思われる。いずれにしても、オーダーミスやぼったくりの類でないことは明らかであったので、別段追求することなく店を出たが、後学のために聞いた方が良かったであろうか。 
 午後は、広場近くの店で買ったアイス(3レイ=約90円)を食べながら、午前中に行かなかった旧市街の西~北側エリアを中心に散策した。黒い塔・白い塔と言った中世の城塔は、辿り着くのにハードな山道や階段を登る必要があったが、そこから眺めるブラショフの街並みは、先のトゥンバ山頂からのそれと同様に素晴らしいものであった。この周辺には、5~8レイの入場料を支払って見学可能な類似の施設が2~3ある。その都度支払うので結構な金額にはなるが、私のように要塞に興味のある者であれば足を運んで損はないだろう。だが、前述の通り100段以上の階段を登る必要があるなど、結構な体力を消耗することには留意する必要がある。
 その後は、中世の城壁沿いに北側のエロイロール大通り沿いに移動し、周辺散策を行った。隣接する公園内は緑に覆われ、それに沿って立地する建物の窓には美しい花が飾られるなど、非常に気分の良い散策コースである。こうして時間を持て余してしまうという不安は杞憂に終わり、あっと言う間に15時になったので、ホテルに預けていた荷物を引き取ってバスでブラショフ駅に向かった。街を歩けばそれまで以上の魅力を感じることができるという典型的なケースであろう。

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幻のプレジュメール(ルーマニア・ハンガリー旅行35)

 トゥンバ山頂から下山した後は、スケイ門・要塞博物館・黒の教会・歴史博物館の順に観光した。印象に残った施設は特にないが、街の中心部に位置する黒の教会は独特の雰囲気を醸し出していた。一通りの観光を終えて時計を見たところ12時前であり、まだ出発までには3時間以上ある。再度プレジュメールという郊外の要塞教会に行きたいと考えた。
 「再度」と言うには理由がある。実は、昨日ブラン城を訪問した際に利用したバスターミナル付近からプレジュメール行き直通バスが出ていることは事前確認済であり、昨日も復路の車窓からその場所をチェックしていた。前日時点では、この日の朝一にバスを乗り継いでプレジュメールを訪れる予定であったのだが、この日に早起きできなかったことから先のトゥンバ山観光に切り替えたという経緯があった。
 既に時間的にバス利用は困難であるが、今からタクシーをチャーターすれば可能かもしれない。念のため歴史博物館内の観光案内所で確認してみたところ、やはりバス乗継ぎはなかなか困難であり、タクシーチャーター料金はドライバーとの交渉次第なのでわからないとのこと。少し迷った挙句、夕方のシギショアラ行き電車に乗り遅れるリスクを考えてスルーすることにした。スルーしたことによりブラショフの新たな魅力発見に結び付いたので結果的には良かったのだが、昨日のルシュロフ要塞の際と同様に少し安全志向に走りすぎていると感じた。

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トゥンパ山からの眺望(ルーマニア・ハンガリー旅行34)

 ブラショフ観光2日目となるこの日も、前日以前と同様に6時半起床の7時朝食というパターンで開始した。いつも一番乗りで会場入りするのでブッフェ料理が完全には揃っていないことが多いのだが、これは国民性とも関連するので仕方ないことなのかもしれない。
 料理を取り終えて好きな席に座り、テレビを見ながら食事を進める。テレビでは、ここ数日ウクライナ上空での航空機撃墜事故とガザ地区における戦闘のニュースが流れている。日本と異なりトップニュースにこれらの国際ニュースが流れるのは、いずれの国もルーマニアから近い国々だからであろうか。
 こうして朝食を済ませてチェックアウトした後は、まずトゥンパ山山頂を目指した。本来であれば旧市街地のメインスポットから開始したいところであったが、あいにく大部分の観光施設は10時オープンであった。従って最も市街地から離れており、かつ所要時間もかかる同山頂観光から開始することが効率的であると考えた次第である。シナイアにおいても感じたことであるが、特に夏場は観光施設の開館時間をもう少し長くして欲しいところである。
 トゥンパ山麓は中世要塞の城壁が数百メートルに亘って残っており、散歩がてらその風情を十分に堪能することができた。山麓からはロープウェイが出ており、頂上までの料金は往復16レイ(約480円)とシナイアに比べて断然安い。そして頂上到着から歩くこと10分弱、辿り着いた展望台からの眺望はシナイアからのそれに勝る素晴らしいものであり、麓の美しい街並みを一望することができた。観光客がほとんどいない朝一の山頂観光は、強くお勧めしたい。

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美しい旧市街(ルーマニア・ハンガリー旅行33)

 ホテルで体を休め、少し回復したのを見計らって旧市街地の散策に出かけた。目の前が中心部のスファルトゥルイ広場であるという絶好のロケーションは大変有り難い。ちなみに、このホテルはインターネット上ではかなり評価が高く、実際に宿泊した感想もまさにその評価通りであった。唯一の不満は、その高い期待を更に上回るようなことがなかったという点であり、これはシギショアラの宿泊ホテルとの比較の上での相当ハイレベルな話である。
 この日が月曜日で主だった観光スポットは全てクローズしていることから、この日は各スポットの位置確認及び外観見学と写真撮影だけを行った。第一印象としては、まず街並みの美しさである。後に訪れる世界遺産であるシギショアラに勝るとも劣らぬ素晴らしさであり、私自身今回旅した都市の中ではブラショフが最も良かった。次に、全てのスポットが比較的狭い範囲に集中しており、非常に散策しやすいと感じた。これも街歩きという観点では重要なポイントである。さらに、犯罪・危険というマイナス要素が全く感じられず、適度な数の観光客で賑わうヨーロッパの平和な街という、ルーマニアに対する当初の印象とは全く異なる雰囲気であった点を改めて明確にしておきたい。
 この日の最後は、スファルトゥルイ広場に面したレストランで夕食を取った。ビール+チョルバ・デ・ペリショアレ(肉団子のスープ)+トゥキトゥーラ+パパナッシュ(デザート)=47レイ(約1,410円)。内容的にも十分満足いくものであった。特に、パパナッシュの味は最高であり、甘さたっぷりで体には良くないと知りながら、翌日再度食してしまうほどであった。

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更なる苦難(ルーマニア・ハンガリー旅行32)

 復路のバスは往路と同じ道順を辿ったが、途中の街で1人の観光客が下車した。往路には気付かなかったのだが、ここはルシュロフ要塞という中世要塞への登り口であり、バス停からも山上に聳える城塞を目にすることができた。本スポットはガイドブックにも紹介されており私自身興味もあったのだが、既に15時半過ぎであったことに加えて、あの山上まで登る体力は残っていなかったのでスルーした。おそらく10年前であれば無意識のうちに下車していたことだろう。
 そして、ブラショフ市内のバスターミナルに到着し、その後すぐさま旧市街地行きのバスに乗り換えた。往路はタクシーを利用したが、復路はバス停を事前確認していたこともあり、スムーズに目的のバスに乗車することができた。やはり、(ホテルマンの言うことを無視して)往路もバスを利用すべきであったと考えざるをえなかったが、やはり落とし穴はあった。それは、先にも述べた降車場所である。
 10~15分程度で旧市街地に到着すると思われたバスは、一向に見慣れた景色(旧市街地のスファルトゥルイ広場周辺)を通らない。「もう少し様子を見よう」と2回ほど降車を躊躇した結果、最終的には旧市街地を通り過ぎてブラショフ駅方向に向かっていることに気づき、慌てて下車。そこから旧市街地に戻るために徒歩で30分以上かかった。おそらくこの旅行中で最も慌て、そして肉体的・精神的に疲労した瞬間であった。確かにこのバスを乗りこなすのは相当大変である。先のホテルマンの言ったことは正しかったのかもしれない。

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大量のコヴリッグ(ルーマニア・ハンガリー旅行31)

 城からバス停までの通り沿いには、沢山の土産物店が軒を連ねていた。既に炎天下の1時間待ちの間に遠目で物色していたこともあり、この場で小さな置物とTシャツを購入した。Tシャツは30レイ(約900円)と観光地価格であり、どの店もディスカウントは行っていないように思えた。多くの観光客が食事・散策・買い物を楽しんでおり、なぜドラキュラ城という名の下にここまで人が来るのか改めて不思議に感じられた。
 復路のバスに乗車すべくバス停に戻る途中、コヴリッグというゴマ付の円形パンを売っている店を発見。料金6レイ(約180円)と表示されており少し高いと感じたが、折角なので1セット買ってみることにした。
 しかし、そのボリュームが見かけに反して半端ないものであり、針金で吊るされている小さな円形パンが100個近くあっただろうか。しかも、歯で噛みきれないほどの固さであり、パンというよりも固いスナック菓子を食べている気分であった。味は多少塩気の効いた程度のシンプルテイストであり、お腹にも溜まらないのだが、如何せん凄まじい量であり復路のバス内で食べ続けても一向に減らない。その晩のホテルでも懸命に食べたが、結局半分くらい残してしまった。

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炎天下との戦い(ルーマニア・ハンガリー旅行30)

 バスターミナルからブラン城までは直通バスが頻発しており、ターミナル内にはブラン城目当ての観光客を数多く目にした。チケットはバスドライバーから購入するシステムであり、40分程度乗車して料金は片道7レイ(約210円)とリーズナブル。また、肝心の降車場所については、ブラン城周辺の賑やかな雰囲気やバス内における他の観光客の様子をウオッチしていたので、特に迷うことはなかった。
 ブラン城に続く賑やかな通り沿いに出ると、そこには長蛇の列が出来ていた。最初は、何か特別な催事に係る行列かと思ったが、どうやら入場券購入のために延々と並んでいるらしい。実は、私がブラン城に到着した時間(12時過ぎ)が、この日(月曜日)の入場開始時刻と重なってしまったためにこの混雑に巻き込まれたのである。日差しの強い炎天下の中を約1時間待ち、ようやくチケット売り場に到着。これだけ混雑しているにもかかわらず、チケット窓口が1か所であるという事実を知って愕然とした。一般的に考えれば、窓口を複数箇所設置するか、或いは自販機で対応する等の取り組みが必須であろう。
 そして、これだけ苦労して入場したブラン城の感想は、ここまで混雑する理由がわからないというのが正直なところであった。ちなみに城を出た14時半頃には行列は無く、ほぼ待ち時間なしで入場できた。ブラン城を訪れる際には、入場開始時間直後ではなく午後の遅い時間帯がベストではないかと思われる。

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小さなミスの重なり(ルーマニア・ハンガリー旅行29)

 青年の言葉通りに目抜き通りを歩いて10分ほどでスファルトゥルイ広場に到着したが、周辺を探してもホテルがなかなか見つからない。広場に面していることはわかっていたのだが、周辺の建物が同じような造りであったことに加えて、目立つ看板等もなかったことから大苦戦であった。近くに居た警察官に尋ねるも気の利かない対応であったので、諦めて自力で探すこととした。
 しばらくして喉が渇いたので、広場に面したショップで水を購入するも1本4レイ(約120円)という驚きの価格。ホテルのミニバーと同じ料金である。しかも、午後の観光分も考えて、値段も聞かずに2本も購入してしまった。ちなみに、裏通りの商店では標準価格である2レイ(約60円)で販売されていたことから、これは完全に私の確認ミスである。
 その後、持てる力を振り絞ってようやくホテルに到着。部屋に荷物を置いて、ドラキュラで有名なブラン城に向かうためのバスターミナルへの交通手段をフロントに確認したところ、バスは難しいのでタクシーで行けとのこと。ガイドブックでは比較的簡単に行けそうな書きぶりであったが、料金は高くて10レイ(約300円)とのことであったので、やむなくこの旅で初となるタクシー利用を選択した。しかし、実際の料金は10分程度乗車して13.5レイ(約400円)という微妙な高さであり、しかもこの時何を思ったか15レイ(約450円)渡して釣りは要らないと口走ってしまった。小さなミスの重なりを気にしていたという背景があったのかもしれないが、全く意味不明な言動である。なお、ドライバーからは「サンキューベリーマッチ」と丁寧なお礼を言われたが、これは当然のことだろう。

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親切なルーマニア人(ルーマニア・ハンガリー旅行28)

 こうした私の迷いが伝わったのか、手前に座っていたルーマニア人の青年が私に対して英語で声を掛けてきた。ルーマニアは英語が通じにくい国とは言われているが、さすがに一定の教育を受けた若者はかなりのレベルであり、この青年の語学力は明らかに私以上であった。
 行き先を示したところ、自分もそこで降りるので案内してやるとのこと。これを聞いて安堵したが、降りた場所から歩いた方向は中心部から離れて行っているように感じられた。大丈夫かという不安を外に、青年はなおも歩みを進める。そして綺麗な花が飾られた美しい建造物の前を通ると「これがブラショフの市庁舎だ。これを貴方に見せたかったので敢えて少し遠回りした。普通に観光しているとここには来ないだろうから。」といった趣旨のことを言われ、さらに歩いて交差点に辿り着くと、「ここから真っ直ぐ進めばスファルトゥルイ広場に出る。このルートが一番美しく、またわかりやすい。まず迷うことはないので安心しろ」と言い残して去って行った。
 観光面を意識した道案内をしてくれるとは、いやはや憎いばかりの心遣いである。ルーマニア人の親切な人柄にまた触れた思いがした。

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降り場所を探せ(ルーマニア・ハンガリー旅行27)

 昨日同様に乗り過ごしのないように十分注意し、ブラショフには定刻到着。2等車両は昨日乗車した1等に比べれば客層が若干悪い気はしたが、気にしなければ大きな問題はない。まずは、明日の目的地であるシギショアラ行きの鉄道チケットを購入。料金は、1等IC(特急)で約2時間乗車して73.5レイ(約2,200円)であった。
 ブラショフ駅から市街地までは徒歩での移動は困難な距離であるため、タクシー又はバスを利用することとなり、当然のごとくバスをチョイスした。バス乗り場でチケットを購入し、それをバス内の改札機に通してから乗車するというスタイルは基本的にはブカレストの空港バスと同様である。異なる点は、ICカード式ではないことと片道チケット(2レイ=約60円)が購入可能な点である。
 こうして乗車したバスではあるが、どこで降りるのかについては勘と運に委ねられる。無論、宿泊ホテルに最も近いバス停の名前などわかるはずもなく、それと思しき場所を自身で判断して下車するというケースは、これまでの旅行でも何度かあった。多くの場合、その街を代表する目ぼしい施設などを道標として、後はそこからの方向と距離感で判断していくことになるが、ブラショフにはそうした道標がなかったので降車場所については完全なギャンブルとなる可能性が高かった。これはやはり人に聞くしかないだろうと考えた。

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ブラショフに移動(ルーマニア・ハンガリー旅行26)

 昨日同様に6時に起床し、朝食時間までの30分程度は正面の緑豊かな公園内を散策した。日本で早朝に公園を散歩することなどまず有り得ないが、素晴らしい景観が私を行動的にさせた。これぞ旅行の醍醐味と言えよう。それにしても早朝のシナイアは肌寒い。日中は暑くて仕方がないということが嘘のように、長袖1枚でも寒くて震えるくらいである。
 朝食を済ませ、昨日とほぼ同時刻にホテルをチェックアウト。駅まで歩いて移動できるため時間管理はスムーズである。駅に到着してしばらく電車を待っていたところ、私が乗車すべき電車と(少し遅延していた)その一本前の別の電車が丁度同じ時間帯に入線してきた。
 ホームに駅員はおらず、掲示板もなかったのでどちらの電車に乗ればよいか若干混乱するも、電車から降りてきた乗務員に確認して冷静に対処した。始発であればある程度時間に余裕があるので問題ないが、途中駅の場合には停車中の1~2分で正しい判断をしなければ致命傷となりかねない。この時行ったコミュニケーションも、切符を示して方向を指さすという言葉を交わさない原始的な方法であったが、英語が通じる保証がない中ではベターなコミュニケーション方法であろう。
 こうして無事シナイア駅を出発し、次の目的地であるブラショフに向かった。

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山頂からの眺め(ルーマニア・ハンガリー旅行25)

 山頂へのロープウェイ乗り場に到着したのは15時半頃であったので、時間的には十分かと思われたが、往路の最終便が15時45分ということでかなりギリギリであった。少なくとも20時を過ぎても日が沈まない夏場については、もう少し遅くまで営業してもよいのではないか。
 山頂までの乗車料金は往復50レイ(約1,500円)と割高であったが、ここまで来て乗らないという選択肢はない。山の中腹で別のロープウェイに乗り換えて山頂に到着したのは16時過ぎであり、頂上に滞在できた時間は僅か30分程度であったが、その眺めは素晴らしいものであった。
 目の前に広がる草原や麓の美しい街並みをぼんやり眺めているうちに、最終復路便の出発を知らせる合図があったので、急いで乗り場に戻った。頂上のレストランでビールでも飲みながらあと30分程度はのんびり過ごしたいところであったが、来ただけで良しとしよう。

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シナイア街並み散策(ルーマニア・ハンガリー旅行24)

 一通りの定番観光を終えた後は、明日のブラショフ行きの鉄道チケットを購入すべく、再度シナイア駅に向かった。ブラショフまでは1時間強で到着することに加え、1等・2等の快適さにそれほど大差がないと思われたことから、今回は急行列車(IR)の2等席を17.5レイ(約520円)で手配した。
 続いて、シナイアの街並みを一望できるブチェジ山に登るべく、中心市街地のケーブルカー乗り場を目指した。市街地は相変わらず賑やかであり、15時過ぎにもかかわらず多数の観光客がテラスで酒を飲んでいた。明らかに危険とは無縁の空気である。危険と言えばブカレストではほとんど見かけなかった野犬が散見されたが、暑さのせいなのか皆ぐったりと横になっており、こちらの問題もなさそうである。
 物価についても、500ml水が2レイ(約60円)、普通サイズのパンが1~2レイ(約30~60円)、この日の夕食とした大きなケバブサンド(これでも店側ではSサイズ)は6レイ(約180円)と旅行者にとってリーズナブルな金額であったことは有り難かった。

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シナイア観光(ルーマニア・ハンガリー旅行23)

 シナイアでは、定番通りにシナイア僧院・ペレシュ城・ペリリョール城の順番に巡った。印象に残っているのは両城の美しさであり、この後に訪れるブラン城よりも遥かに見応えがあった。
 ちなみに、両城の共通入場券は30レイ(約900円。別々に購入すると各20レイ)であり別段高額というわけでもないが、内部の写真撮影を希望する場合には更に30レイ徴収されるという相変わらずのシステム。毎回入場料とほぼ同額の撮影料を支払うのもバカバカしいので、これ以降は各展示品を自分の目にしっかり焼き付けることを最優先とし、撮影用チケットは一切購入しないことにした。
 ペレシュ城の観光はツアー方式のみであり、当然日本語ツアーはないので英語ツアーに参加となったが、ブカレストの国民の館ツアー同様に理解度は半分程度であろうか。だが、半年前と比べて多少成長していることは実感できた。一方、ペリリョ-ル城は個人見学可能であり、館内に展示されている調度品などを自由に見学できるスタイルであった。両城は至近距離に位置するため、シナイア観光の折には共通券購入が断然お勧めである。

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豪華ホテルと思いきや(ルーマニア・ハンガリー旅行22)

 シナイアで宿泊した白亜ホテルの外観の豪華さは前項のとおりだが、宿泊料金は211レイ(約6,300円)と大変リーズナブルである。外観から判断すれば最低でも1万円コースであろうが、実際に宿泊してみるとこのリーズナブル料金に対してはある程度納得がいく。
 その理由は、内部の老朽化が著しい点である。部屋の窓枠や床・壁など至る所に破損や綻びがあり、シャワーの水圧も弱いなど機能面における支障は否めない。機能性を重視する旅行者であれば苦痛に感じるのではないか。しかし、ロビーやレストランの内装は外観に劣らず見事であり、従業員の対応も決して悪くなかったので、私個人の評価としては「再度宿泊しても良いホテル」である。
 ちなみに、この日にこのホテルで昼食を取った時の失敗談を一つ。それは、テラス内の日除け傘のない席に座り、強い日差しと格闘しながらタオルで汗を拭いながら昼食を取ったことである、風が心地よいことに加え、公園内の素晴らしい景観を眺められるベストビュースポットであったので、他にも席はあったにもかかわらず日除け傘については別段意識することなく席を確保してしまった。しかし、14時頃という1日で最も日差しの強い時間帯であることに加えて、こういう時に限って料理のサーブに時間がかかるという運の悪さも手伝って、(途中で席替えしたいとは言えずに)さすがに参ってしまった。
 なお、この時に食した料理は、オレンジジュース+チョルバ・デ・ブイ(スープ)+サトキトゥーラ(肉盛り合わせ)+パン=約50レイ(約1,500円)であり、トキトゥーラの美味さが印象に残っている。

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シナイアの第一印象(ルーマニア・ハンガリー旅行21)

 シナイア駅には予定通り10時過ぎに到着。基本的には大きな問題はないルーマニア鉄道であるが、駅到着前の車内アナウンスがないことはネックである。到着予定時刻の少し前には目を光らせておくことは必須であり、当然眠ってしまうことは許されない。だが、路線によっては、車掌さんが各車両を回って知らせてきたこともあったことから、これは運用に委ねられていると考えられる。
 シナイアは日本で言えば軽井沢的なポジションとなる避暑地ということもあり、風が涼しく感じられた。そして、駅からホテルまでの移動で坂道を上っている最中、凄まじいまでのエンジン音を何度も耳にした。どうやら中心部でカーレースを行っているようである。詳細は不明であるが、かなり大規模に実施されていたことから毎年開催される同地を代表する有名イベント的なレースなのではないか。多くの関係者・ギャラリーが集い、大変な盛り上がりを見せていた。
 こうした喧騒の中を歩くこと約10分。ようやく市街地内の緑豊かな公園に辿り着いた。そして今回宿泊するホテルは、その公園敷地内に立地する白亜造りの立派なホテルである。このホテルの外観の美しさとそれを取り巻く木々の緑を眺めていると、ブカレストとは全く違う国に来たかの錯覚を覚える。事実、ルーマニアを北上していくに従ってその思いは強くなるばかりであり、と同時に、ルーマニアの地方都市の素晴らしさを肌で感ずることができた。

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シナイアに移動(ルーマニア・ハンガリー旅行20)

 朝方ということもあり、ノルド駅前は昨日感じたような危険な臭いは一切感じられず、駅構内は多数の利用者で賑わっていた。この時間帯に関して言えば、普通の欧州域内の主要駅と何ら変わりはない光景である。
 各所に掲載されている掲示版で出発ホームを確認し、車両に記載されている座席番号を見ながら自分の座席を無事確保。殺風景でありながら意外とわかりやすいため、旅行者にとって不都合はない。今回利用した1等車は1列3席(1席+2席)のゆったり配列であり、2等車は1列4席(2席×2)であった。しかし、ガイドブックにも記載されている通り、座席自体は2等席でもかなり快適であることから、金額ほどの差は感じられない。
 そして、定刻となり列車はシナイアに向けて出発した。ちなみに、ルーマニア・ハンガリーともに鉄道の発着時刻は極めて正確であり、国際電車を除いて遅延はほとんどなかったことを付しておきたい。

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