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足立区出身税理士の海外旅行記

地元の東京都足立区で事務所を開業している税理士の海外旅行記です。

備えあれば憂いなし(ルーマニア・ハンガリー旅行77)

 外に出る階段を上ると、当然のことながらそこには見たことのない景色が広がっている。日曜日の夕方ということで街は全体的に騒々しく、少なくとも物事を落ち着いて考えられる雰囲気ではなかった。
 そこへ「タクシー?」と声を掛けられた。荷物を担いで動いていたことから空港に向かう旅行者であることはすぐにわかる。これまでも空港に向かうべくこの駅周辺でうろついている私のような旅行者は何人もいたのだろう。タクシーにとっては格好のカモである。だが、当然ここでタクシーを使用するという選択肢はない。改めて周囲を見渡すと数十メートル離れた所にバス停を発見。丁度停車していたバスのドライバーに尋ねるとビンゴであった。
 そのままバスに15分ほど乗車して本来の終点駅に到着。そこから予定通り200E番の市バスに乗って無事空港に到着した。最後の関門クリアの瞬間であった。混乱しながらもある程度冷静に行動できたのは、不測の事態を想定して早めに空港に向かったことが大きく寄与している。ガイドブック等に記載されていた「遅くとも2時間前には空港に到着しましょう」は正しいアドバイスである。

中野浩志税理士事務所
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最後の試練(ルーマニア・ハンガリー旅行76)

 国立オペラ劇場見学を終えた後は、地下鉄でホテルまで戻って預けていた荷物を引き取った(チップ200ft=約90円)。時間はまだ16時半過ぎであり、出発便(20時20分)まではだいぶ時間があったが、他にすることもなかったので不測の事態が起こることも想定して早めに空港に向かうこととした。
 ブダペスト市内から空港までは、まず地下鉄M3で終点駅に向かい、そこから市バスに乗車して辿り着くことができる。しかし、西駅からM3に乗車していたところ、終点から3つほど手前の駅で乗客全員が下車した。明らかにここで下車すべき空気であったので私もそれに倣ったが、無論その理由はわからない。この時点では、3日前と同様に地下鉄の故障で一時的に停車したのではないかと考えていた。
 しかし、改札で確認したところ(私の訳が正しければ)「当駅から終点駅までは工事中のため現在運行していない。バスによる振替輸送を行っているので、それを利用して欲しい」とのこと。最後の最後で何か嫌な予感がした。だが、ここで大きな判断ミスを犯して折角の充実した旅行に水を差す結果にはしたくない。ここが踏ん張りどころだと自分に言い聞かせながら行動を開始した。

中野浩志税理士事務所

最後の観光スポット(ルーマニア・ハンガリー旅行75)

 昼食後は、最後の観光スポットである国立オペラ劇場に向かった。私自身、オペラとは全く無縁ではあるが、劇場そのものがブダペストを代表する名所であることに加えて内部見学ツアーもあるので、是非参加したいと考えて足を延ばした次第である。移動の足は地下鉄M1線を利用した。この路線はヨーロッパで2番目に古い地下鉄として知られており(最古はロンドン)、現在も建設当時の姿を復元したレトロチックな雰囲気の小さな車両が走っている。
 劇場に到着して15時発の英語ツアーを申し込んだ(料金は見学料+ミニオペラ鑑賞+写真撮影料=4,000ft(約1,800円))。日によっては日本語ツアーもあったのだが、残念ながらこの日は対象日ではなかった。日本語ツアーがあると言うことは、かなりの日本人旅行者が訪問しているということなのだろうか。ブダペストは、日本人にとって私が考えている以上にメジャーな観光地なのかもしれない。
 定刻の15時になり、ツアーは言語別(五か国語)に一斉スタートした。英語ツアーは約40名が参加し、その中には日本人・中国人が各数名程度いた。約40分かけて内部を見学し、最後にミニオペラを鑑賞してツアーは終了。感想としては、国会議事堂や王宮の丘などと同様にブダペスト観光において外せない必須スポットと言って良いだろう。

中野浩志税理士事務所

マレー鉄道の旅

 去る11月21日(金)~26日(水)、観光でタイ・マレーシアを訪問した(旅程は以下参照)。鉄道による陸路国境越えにこだわったので、実質4日間(うち丸1日は車内)で2か国というハードスケジュールであった。
 両国ともに過去に訪問済ということもあり、今回はメジャーな観光地を転々と見て回るという従来型観光ではなく、その街のローカルな空気を肌で感じて若干なりとも異文化の魅力を体感することを強く意識した。その結果、今後の旅に対する考え方や方向性が変わるきっかけになると思えるほどの素晴らしい内容となった。
 一方で大きな課題も残った。年を重ねることに伴う体力的問題は想定内であったが、ここで語学の壁にぶち当たったことは大きなショックであった。具体的には、「東南アジア英語が全く聞き取れない」という重篤なものであり、簡単な相手の質問を聞き違えることすら2,3回あった。しかも、現時点においてこれに対する有効な解決策は持ち合わせておらず、旅行自体が特に満足いく内容であっただけに残念である。
 なお、詳しい旅行体験記については後日紹介したい。

(旅程)
11/21  成田発、クアラルンプール経由でバンコク(タイ)着 【バンコク泊】
11/22  終日メークローン・アムパワー観光 【バンコク泊】
11/23~24  バンコク観光、バンコクからバタワース(マレーシア)に移動【車中泊】
11/24  バタワース到着。ペナン島に移動・観光 【ペナン泊】
11/25~26 ペナン島観光、ペナンからクアラルンプール経由で成田着 【機中泊】

足立区の中野浩志税理士事務所

突然の豪雨(ルーマニア・ハンガリー旅行74)

 こうして先例のない異質な恐怖体験を済ませた後は、王宮の丘をしばらく散策してから中央市場に向かった。実は、一昨日ここで購入したTシャツのサイズ選定をミスしたので、再度買い直そうと考えたのである。しかし、この日は日曜日であるのでお休みであろうことは十分承知しており、そして訪ねてみるとやはりクローズであった。残念ではあったが、先ほど王宮の丘の土産品店で別のTシャツを購入(1,800ft=約810円)しておいたので、まあ良しとしよう。
 気を取り直して、付近のレストランで昼食を取ることにした。いつも通りにテラス席に腰掛けて手際よくオーダーを済ませる。その後ぼんやり街並みを眺めていたところ、顔や手に水滴が付き始め、その数十秒後には豪雨に変わった。ルーマニアでも突然の降雨は経験済であったが、ここまでスピーディーかつ激しい豪雨は始めてである。慌てて手荷物を持って屋内に退避したので事なきを得たが、もっと大変なのは店員さんである。テラス席に敷いてある食器やクッション類を全て回収し、迅速に屋内に移動させる作業は見た目以上にハードであろう。その光景を屋内から眺めながら、東南アジアのスコールの時を思い出した。状況は非常によく似ている。
 ちなみに、ここでオーダーした料理は、ソフトドリンク+昨日オーダーした夏季限定スープ+パプリカーシュチルケ(鶏の煮込み)+ショムローイ・ガルシュカ(クリームとチョコを使用したハンガリー風デザート)であった。料金はトータル5,000ft(約2,250円)であり味もまずますではあったが、デザ-トはかなりボリーミーでありその後夕食まで空腹を感じることはなかった。

中野浩志税理士事務所

まさに迷宮(ルーマニア・ハンガリー旅行73)

 岩病院見学を終えた後は、そのまま王宮の丘を徒歩で登ってラビリンスと呼ばれる王宮地下迷宮を訪問した。岩病院については内容面の充実が印象に残っているのに対して、このラビリンスはその経験自体が強く記憶に残っている。
 入場料(2,000ft=約900円)を支払って洞窟内に入る。しばらくは別段違和感はなかったが、奥に進んでいくにつれて微かな光だけを頼りに手さぐりで進むような状態となった。迷宮内で他の観光客を見かけることも少なく、各部屋には不気味な人形が展示され、その怖さを増幅させるかのように各所から呻き声のような音が流れてきた。加えて、内部は意外と複雑であり、折角進んだが行き止まりという事態にも何度か遭遇。私はドラクエのダンジョン(洞窟)を想像しながら、この暗闇の中を少しずつ進んだ。奇怪なモンスターが登場しても決しておかしくはない、下手なお化け屋敷よりも数段怖い空間である。
 やがて、ある女性2人組のグループと鉢合わせになった。声こそ挙げなかったものの双方驚きの表情を隠せなかった。その後、その二人組が話す「ジャポネーゼ云々」という声を聞いた。おそらく、「日本人と鉢合わせになって本当にびっくりした」という内容であったのだろう。それはこちらも同じである。
 いずれにしても、おそらく観光施設でこうした体験をすることは今後ないであろう。まさに迷宮であった。

中野浩志税理士事務所

予想以上の充実(ルーマニア・ハンガリー旅行72)

 観光最終日となるこの日は、前々日に回りきれなかったスポットのうち自身が興味ある2~3の場所に絞って観光しようと考えていた。まずは地下鉄を乗り継いでブダペスト南駅に到着。そこから「血の原」と呼ばれる緑地帯を10分程度歩き、第二次世界大戦等で防空壕病院として利用されていた「岩病院」を訪問した。
 この施設の見学に際しては、まず15分程度ビデオを見た後、英語ガイドが施設内を順次案内していくスタイルで行われた。当初本病院に関する知識は皆無であったが、ビデオを見ることにより大まかな歴史の流れとポイントを押さえ、ガイドの説明によりその理解を更に深めていくという理想的な見学スタイルであったかもしれない。加えて、オープンと同時に入館したためにツアー参加者が4名だけであり、ガイドの声が大変聞き取り易かったという点も大いに寄与している。
 入場料は3,600ft(約1,620円)とかなり割高ではあるため、興味がないとなかなか足を延ばせないスポットかもしれないが、私自身は料金に見合った見学ができたと考えている。

中野浩志税理士事務所

ハンガリー料理の美味さ(ルーマニア・ハンガリー旅行71)

 フェリーは、途中何箇所かに停泊して定刻15分遅れでブダペストに到着。例のトラムに乗って国会議事堂前で下車し、そこから10分ほど歩いてホテル周辺のレストランでブダペスト最後の夕食を取ることにした。
 まずオーダーしたのは「ヒデグ・ジュムルチ」という季節限定のスープ。味について特に大きな期待は抱いていなかったが、サワークリームとその中に入っているフルーツが絶妙にマッチしており、まさに病みつきになる美味しさであった。ちなみに、翌日の昼食時においても定番のグヤーシュではなく、こちらをオーダーしたほどである。そして、メインではハンガリー名物の一つであるフォアグラのグリルをオーダー。蕩けるような味とはまさにこのことを言うのだろう。今回旅行中に食した料理の中では抜群の美味さである。
 この夕食では、ビール+スープ+フォアグラ=6,000ft(約2,700円)とかなり贅沢なものであったが、それに見合う価値は十分ある。こうしてブダペスト最後の夕食を満喫し、夜のブダペストを軽く散策して床に就いた。

中野浩志税理士事務所

ドナウ川の航海(ルーマニア・ハンガリー旅行70)

 エステルゴムからブダペストに向かうフェリーは、所要約3時間半(16時半出発、20時到着)で料金は2,500ft(約1,130円)と意外と安い。ドナウ川を船で下るという醍醐味は、金額の多寡にかかわらず何を置いても一度は経験したかった。この航海を十分堪能できたので、ブダペスト周辺部を船で観光する定番の遊覧船はスキップした。
 フェリー内は屋内に加えてデッキにも座席があり、私も含めて多くの乗客はデッキ席からドナウ川周辺の眺望を楽しんでいた。夕方とは言ってもまだまだ暑い時間帯ではあったが、風が心地よかったので全く苦にはならなかった。川の色はイメージに比してそれほど美しくはないが、海から眺める景色は格別であり飽きることはなかった。唯一の難点は、1人旅の場合においてトイレや(飲料等の)買い物に行く際の座席確保や手荷物管理であるが、これはその都度十分な注意を払うしかないだろう。
 航海中は多数の客船とすれ違った。その中には国境を越えて長い航路を行くと思われる豪華客船も数多くあったことから、私が考えている以上に人気航路なのであろう。少なくともブダペスト観光では絶対に外せないポイントである。

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未知の国スロバキア(ルーマニア・ハンガリー旅行69)

 今回旅行で2回に亘り入国を果たしたスロバキアであるが、日本人にとっては馴染みの薄い国であると言わざるを得ない。おそらく、大部分の日本人はその場所すらわからないであろうし、或いは一昔前のように「チェコスロバキア」という一つの国として理解しているケースもあろう。現在、チェコとスロバキアはそれぞれ完全に独立した一国家であり、スロバキアはれっきとしたEU構成メンバーの一員である。
 そして前述のとおり、旧東欧諸国の中においては既にユーロ導入済である数少ない国である。私自身はヨーロッパ経済に関して無知なのであくまで勝手な解釈となってしまうが、早々にユーロが導入できたということは一定の経済力を有している証ではないか。一般的に、地理的に西側諸国と隣接している国ほど経済的に豊かであり、逆にロシアに近い国ほど経済状況は悪い傾向が強いことから考えると、オーストリアと隣接しているということも大いに影響していようし、無論スロバキア自身の努力もあったのだろう。
 ほんの2時間程度の入国を通じて感じたことは、治安面の不安もなく安心して旅ができそうだと言うプラスイメージしかない。魅力的な観光資源がどの程度存在するのかはわからないが、こうした街の雰囲気を体感するだけでも来訪価値は十分にあると思われる。今後の観光地としての飛躍に期待したいところである。

中野浩志税理士事務所

2度目のスロバキア(ルーマニア・ハンガリー旅行68)

 ビシェグラードからエステルゴムまでは約40分(560ft=約250円)。当初終点まで行く予定であったが、ドライバーが観光に便利な手前の停留所で降ろしてくれた。ハンガリーもルーマニアと同様に親切な人が多く、本当に感謝している。
 降りるやいなや突如雨が降ってきた。慌ててエステルゴム最大の見どころである大聖堂に入って雨宿りした。この大聖堂は国内最大というだけあって、さすがにその壮大さは群を抜いていることに加え、内部には1枚のキャンバスに描かれたものとしては世界最大級の絵画が祭壇を飾っている。キリスト教に全く馴染みのない私であっても、これが素晴らしいものあろうことだけは十分理解できた。続いて、隣接する王宮博物館を見学したが(500ft=約230円)、館内の半分以上が修理中ということもあり内容は今一つ。
 その後、大聖堂及び王宮の周辺を散策し、最後はスロバキアとの国境に架かるマーリア・ヴァレーリア橋に向かい、徒歩による2度目のスロバキア入国を果たした。ここから眺める大聖堂と王宮跡はまさに絶景であった。ちなみに、この日に訪問した3都市の中では、このエステルゴムが最も良かった。
 このままスロバキア領に入って周辺を散策したいところであったが、エステルゴムからブダペストに戻るフェリーの出発時間が迫っていた。バスを使えば遅くなっても良いのだが、残念ながらフェリーはこれが最終便(唯一の復路便)。2度目のスロバキア散策は捨て難いところだが、再入国事実をもって良しとしようと考えて後ろ髪を引かれる思いで諦めた。

中野浩志税理士事務所

意思表示ははっきりと(ルーマニア・ハンガリー旅行66)

 センテンドレからビシェグラードまではバスで約45分(465ft=約210円)。具体的な降車場所は不明だが、バス内には数名グループの観光客もいたことからそれほど心配していなかった。
 やがて、ビシェグラードと思わしき所に辿り着き、この周辺がベスト降車スポットであると思われた。同乗していた観光客グループも降りる準備をしていたので、次の停留所で降りようと考えていた。しかし、停車しても彼らが降りる気配はない。少し迷ったが周囲の状況からここがベストと思われたので降りようとしたのだが、そのグループが邪魔で通路を通れない。そのうちバスは発車してしまった。そこで「降ります」という声を挙げて意思表示をすれば何ら問題なかったのだが・・・・。
 その後、数百メートル先にある停留所でそのグループは降車し(私もそこで降車)、結果的にはそれが正解であったのだが、降りたい場所で意思表示できなかったことは明らかにNGである。仮に、このまま次の街に行ってしまったら取り返しのつかないトラブルを招きかねないのであるから。

中野浩志税理士事務所

ドナウベンドへ出発(ルーマニア・ハンガリー旅行65)

 ブダペスト観光2日目となるこの日は、郊外のドナウベンド観光に出掛けた。まず、ホテル近くからトラムに乗って駅に移動し、そこからヘーブと呼ばれる郊外電車に乗ってセンテンドレというドナウ川沿いの町を目指した。
 ガイドブックにはヘーブで直接センテンドレに行けると記載されていたが、私が乗車した電車はあいにく手前駅が終点であったので、そこで降りて次の電車を待った。その間に72時間チケットが適用されるエリアからセンテンドレまでの差額運賃を精算(310ft=約140円)。結局検察は来なかったのだが、こうした作業は無用な混乱を回避するという意味においてしっかり対応する必要がある。
 センテンドレには9時前に到着。この時間帯であるとさすがに観光客はまばらであったが、その中に日本人中年女性グループが散策している姿を目にした。仮にセンテンドレに宿泊したのだとすれば非常にレアである。駅からは徒歩10分ほどで中心街に辿り着いた。メインとなる教会はあいにく修理中であったが、狭い街中を1時間程度散策して次なる目的地であるビシェグラードに向かった。

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ハンガリーの苦難(ルーマニア・ハンガリー旅行64)

 歴史博物館等の見学を通じて改めて理解したとおり、ハンガリーの近代史は大国間の戦争に翻弄された苦難の歴史であった。まずは、1848年に発生したハプスブルク帝国からの独立を目指したハンガリー革命である。革命は鎮圧されたが、その動きを受けてオーストリア・ハンガリー帝国なる二重帝国が成立し、これは第一次世界大戦終結まで存続した。
 次は、枢軸国側として戦った第二次世界大戦である。ヨーロッパ戦線の激戦地域はポーランドというイメージが強かったのだが、特に大戦後期にはハンガリーが主戦場となり多大な犠牲が出たことについては今回初めて理解した。
 そして最後は、戦後の共産党政権下におけるハンガリー動乱である。第二次世界大戦後にはソ連主導により共産党政権が成立したものの、1956年に発生したこの民主化運動ではソ連軍の侵攻により多大な犠牲を被ることとなった。
 戦争が引き起こす数々の悲劇については、これまでの旅を通じても何度か見てきたところではあるが、改めて戦争の恐ろしさや愚かさを感じざるを得ない。

中野浩志税理士事務所

王宮の丘観光(ルーマニア・ハンガリー旅行63)

 まず向かったのは王宮内にある歴史博物館であったが、何かの臨時イベントが開催されているらしく、王宮入口から博物館入口までは係員により誘導された。博物館自体はみるべき展示物が多く、加えて迷宮のように複雑であったので一通り見学するのに相当の時間を要した。特に、地下に下りる通路や部屋内は独特の空気感が漂っており、これは一般の博物館見学ではなかなか味わえないのではないか。入館料1,800ft(約810円)の価値はあると思う。
 続いて、丘中央部の教会や城塔などを通り抜けて軍事歴史博物館(1,400ft=約630円)に向かった。この博物館も予想に反して見るべき展示物が多く、1時間近くは見学していた。英語解説はそれほど充実していなかったが、うろ覚えの歴史の知識をフル回転させることである程度理解することはできた。
 最後に向かったのは漁夫の砦である。これもブダペスト観光を語る上では欠かせないスポットであるが、そこまで言われるほどの観光資源かという疑問を感じざるを得ない。無論美しい立派なスポットではあろうが、このクラスであれば欧州各都市に星の数ほど点在しているのでないか。まあ、名所を実際に訪れたという点においては満足している。ちなみに、有料で入れるエリアがあったのだが、他の観光客が入っている様子がなかったことに加え、そこまでの価値があるとも思えなかったのでスルーした。
 こうして丘の上の観光を一通り終えたので、来た道を引き返してホテル近くのレストランで夕食を取った。この時はビール+グヤーシュ(ハンガリー名物のスープ)+マルハ・プルクルト(ビーフシチュー)+パン=約3,000ft(1,350円)。ハンガリーにしてはかなりリーズナブルプライスであった。

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王宮の丘へ(ルーマニア・ハンガリー旅行62)

 中央市場内のセルフレストランで昼食(ソフトドリンク+チキン+パスタで3,150ft=約1,410円)を取った後は、例のトラムに乗ってくさり橋まで移動し、くさり橋を歩いて渡って王宮の丘の麓に向かった。この「くさり橋」はブダペスト最大の観光スポットの一つであり、確かに見る角度によって異なる魅力を感じることができるという点において、その高い評価に相応しい観光資源であると思う。
 そして、王宮の丘の麓から頂上まではケーブルカーを利用。ケーブルカーは往復1,700ft(約770円、片道の場合には1,100ft)と決して安くなく、加えて徒歩でも十分移動可能であるので1回経験すれば十分ではないか。王宮の丘は多くの観光客で賑わっており、今回旅行中ではMAXの混雑度合であった。
 ここでは日本人のツアー客も数多く目にしたが、やはり中国人旅行者の多さが際立っていた。少し歩いて全体像を掴んだ後、丘内の主要観光スポットを見学するというプランにより午後の観光を開始した。

中野浩志税理士事務所

難しいTシャツ選び(ルーマニア・ハンガリー旅行61)

 議事堂ツアーを終えた後は、例のトラムに乗って中央市場に向かった。19世紀後半に建設されたブダペスト最大の市場とのことであったが、実際には観光客が数多く訪れていることに加え、彼ら向けの飲食店や土産物店が多数出店しているなど、観光客向け市場という印象が拭えない。 
 ここでTシャツやご当地土産を買うべく店の品々を物色していたところ、異様に安いTシャツ店を発見した。他の店が2,000ft(約900円)以上するところ、この店は1,200ft(約540円)であり、生地も別段薄いということはなくデザインも好感が持てたので、早速1枚買うことにした。
 ここで問題なのはサイズである。私の体型はヨーロッパのTシャツとは相性が悪く、Mサイズであると大き過ぎ、Sサイズだと小さ過ぎるのである。実際、ルーマニアでMを買ったが明らかに大き過ぎたので、ある程度吟味した上でここではSを買うことにした。店員からはMが良いと言われたが、Mでは少し大き過ぎると感じられたので自分の判断を信じた。
 結果は店員の言うとおりであった。その晩ホテルに戻って着たら袖の部分がきつかった。翌々日再度買いに行こうと考えたが、その日は日曜日のため市場が休みであることに気付く。後の祭りであった。
 なお、このTシャツが安かった理由は後に判明する。帰国して洗濯した際の色落ちがひどいのである。また結構縮んだので一層小さくなった。仮にMサイズを買っていれば丁度良かったのかもしれないが・・・

中野浩志税理士事務所

ハンガリーの物価(ルーマニア・ハンガリー旅行60)

 ハンガリーの物価に対する感想は、ルーマニアと比べて明らかに高いということに尽きる。飲食ではルーマニアの1.5倍程度であり、事前予約したホテルについてもほぼ同様の差があった。これはその国の経済力を考えれば仕方のないことではあるが、問題は観光地価格と一般価格との乖離幅が異常に大きいことである。
 例えば、500ml水を王宮の丘で買う場合、最高価格は650ft(約290円)であり、平均でも500ft(約230円)という表示を多く目にした。しかし、駅近くのコンビニで買うと同じ商品が180ft(約80円)で販売されており、スーパーではさらに安価であろう。いずれにしても乖離幅3倍超はひどいと思う。
 また、有料トイレの金額も極めて高い。例えば、王宮の丘や中央市場では200ft(約90円)であり、ユーロ払いの場合には容赦なく1ユーロ(約140円)取られる。東南アジアが概ね20~30円程度であり、私が以前訪問した東欧諸国やバルト3国の諸都市においても50円程度であったことを考えると、少し取り過ぎではないか。
 ちなみに、議事堂見学ツアーを受付けるビジターセンター付近に公衆トイレがあるのだが、私が知る限りでは主要観光エリアの中で無料トイレはここだけであり、ブダペスト観光中に何回かお世話になった。お金は使うべき所で使い、それ以外では可能な限り節約していくことが肝要であろう。

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議事堂ツアー(ルーマニア・ハンガリー旅行59)

 リコンファームを行って準備万端とした後は、ドナウ川沿いをしばし散策してから国会議事堂ツアーに参加すべくトラムに乗って来た道を戻った。全ての交通機関を利用できる72時間チケットの有り難さが改めて感じられる。ちなみに、この路線は滞在中に10回以上乗車しており、この料金だけでもほぼ元が取れる計算である。
 議事堂ツアーには、欧米人のみならず日本・韓国・中国人なども参加していた。この点はルーマニアとは明らかに違う。アジア人にとってもハンガリーはかなり馴染みある観光地であることが窺えた。ツアーは約1時間で議事堂内の主な部屋を回るというものであり、内部の豪華さは外観に勝るとも劣らぬものであった。興味深かった話としては、ハンガリーの議事堂の規模は世界第3位(1位はブエノスアイレス、2位はロンドン)であり、ブカレストの国民の館は完成して使用されれば1位だったのだが、未完成なので対象外とのこと。一方で、黄金色の王冠が展示されている部屋には衛兵が立っているなど、若干緊張した雰囲気も感じられた。
 余談であるが、この王冠の間は撮影禁止であり、部屋に入る前にガイドからも事前に注意されていたのだが、その説明が終わった直後に隣からシャッターの音が聞こえた。撮影禁止の英語が聞き取れなかったのか、単に説明を聞いていなかったのかは不明であるが、あまりのタイミングの良さに笑いを堪えるほどであった。無論、その場で即座に注意されてその場は収まったが、その後別の部屋に移って「ここからは再度写真を撮っても良い」とのガイドの指示があったにもかかわらず、その直後に「ここは撮影OKか?」と聞く別の家族もいた。このように、英語ツアー参加者の語学力は千差万別であることから、彼らに対する重要な指示は(言葉ではなく)ピクトグラムなどの看板を大々的に掲示することにより行った方が無用の混乱を防止できるだろう。

中野浩志税理士事務所

リコンファーム(ルーマニア・ハンガリー旅行58)

 ブダペスト観光初日となるこの日は、市内のメジャーな観光スポットを可能な限り巡る予定である。いつも通りに早めに朝食を済ませてまず向かったのは国会議事堂。8時前ということで議事堂前の広場は閑散としており、豪華かつ壮大な議事堂の姿を眺めながらしばらく周囲を散策した。 
 そして、チケットオフィスに向かい議事堂内部の見学ツアー(9時45分出発の英語ツアー)の予約をした。料金は4,000ft(約1,800円)とブダペスト市内の観光施設の中では最高額であったが、それだけの価値は十分にあったので絶対に外せない必須ポイントである。
 ツアー開始までは時間があったので、トラムに乗車してトルコ航空オフィスに向かった。理由はリコンファームである。トルコ航空は現在でもリコンファームが必要な数少ない航空会社の一つであった。私が日本支社に確認した限りでは、「リコンファームしなくても搭乗できないという事態は生じないが、(72時間前というリミットにかかわらず)可能な限り行ってほしい」といった趣旨の回答であったのだが、万が一を考えてブダペストに到着したら速やかに対処することとしていた次第である。リコンファームは電話で行うことが一般的なのだろうが、ブダペストのトルコ航空オフィスが比較的アクセスの良い場所にあったので、電話によるコミュニケーションミスというリスクも考えて直接オフィスを訪ねた方が得策と判断した。
 ヴィガドー広場付近でトラムを降りてしばらく歩くと、すぐにトルコ航空の看板を発見。既にオープンしていたので、Eチケットを見せて数分で無事対処することができた。これで帰路の足は完全に確保できた。備えあれば憂いなしである。

中野浩志税理士事務所

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