FC2ブログ

足立区出身税理士の海外旅行記

地元の東京都足立区で事務所を開業している税理士の海外旅行記です。

しつこい売り子(ミャンマー旅行37)

 前述の通り、ミャンマー人の客引きは基本的にそれほどしつこくなく、観光客が通っても全く呼び込みをしない土産品店すら多い。良く言えば無理強いしない、悪く言えばやる気がない、とも言える。しかし、各主要寺院に何人かいる子供の売り子は結構しつこく迫ってくるので、それをやり過ごすのは一苦労であった。
 私の記憶で最もしつこかったのは、頂上からの眺望が史上最高である「シュエサンドーパヤー」であり、この翌々日に訪れたミィンカバー村周辺の主要寺院もそれなりに苦労した。いずれも十代前半の子供であり、比較的女の子が多かった。
 具体的には、見学前に名前や国籍を聞かれ、帰りに必ず土産品を見てくれと懇願する。そして、一通りの見学を終えて帰ろうとすると、私の名前を連呼しつつ、商品を見てくれと強い引き止めに遭うのである。断ってもしつこく付いてくるので、場合によってはかなり煩わしく感じるのだが、相手が子供なのであまりゾンザイな対応を取らないことは意識しつつも、バガン観光中に購入することは一度もなかった。
 売っている商品は、仏像関連グッズ・漆製品・絵葉書などであるが、中には小さな子が手書きしたと思われる絵葉書を自らで売っているケースもあった。土産品に興味はなかったが、この絵葉書だけは買っても良かったと今更ながら思っている。

中野浩志税理士事務所
スポンサーサイト

史上最高の眺望(ミャンマー旅行36)

 午後の観光は、バガンで最も高い「タピニュー寺院」や夕日を見るためのベストスポットとして知られる「シュエサンドーパヤー」、続いてバガン城壁から少し離れた「タマヤンヂー寺院」「スラマニ寺院」などを見学した。いずれもバガン観光では外すことができない主要寺院である。
 私個人の感想としては、寺院だけに限れば「タピニュー寺院」の存在が最もインパクトがあり、今でも強く印象に残っている。一方、周囲の眺望という面では、やはり「シュエサンドーパヤー」が断トツであり、私が以前雑誌で見たバガンの写真は、まさにこのポジションから撮影したものに違いなかった。
 東西南北のどこから見ても、先に紹介した主要寺院をはじめその周辺並びに遥か遠方に聳える数多くの仏塔を見下ろす光景は、私の旅行史の中でもベストスポットである。先の体調不良のことをすっかり忘れ、パヤー頂上に座り込んで30分以上そのビューを楽しんだ(午前中とは異なり、下りるのが辛くて休んでいたわけではない)。
 このビューを見ることは今回ミャンマー旅行の最大の目的であった。そして、その内容が期待を遥かに上回るものであったことは、私のミャンマーに対する好感度が大きくアップする要因になると同時に、世界の歴史遺産の魅力を改めて感じさせるに十分であった。

中野浩志税理士事務所

救いのボート(ミャンマー旅行35)

 こうして数か所の寺院を見学して時間は12時を過ぎた。本来であればランチタイムであるが腹は一向に減らない。馬車使いの男性には、朝食後にお腹を壊したので昼食はスキップする旨伝え、そのまま観光を続行した。
 川岸に立地する「プー・パヤー」に到着すると、運転手から「エーヤワディー川を遊覧するボートに興味はないか?」と聞かれた。遊覧ボートと言っても観光船があるわけでなく、要は一人で一艘チャーターして1時間程度川から各パヤーを眺めるというものであった。
 私は、昨日船窓からの眺めを満喫していたので、通常時であれば間違いなくパスである。しかし、体調不良はピークに達しており、今の馬車の乗り心地よりは静かなボートにゆったり乗った方が体に優しいだろうと考え、このボートトリップに飛びついた。料金は50分で1万チャット(約1,200円)と高額だったが、仮に2万チャットと言われても乗っただろう。
 結果として、このボートトリップは大正解であった。眺めは平凡なものであり必ずしもお勧めできるものではないが、体力面で随分回復できたからである。50分間ぼんやり何も考えずに座っていたのだから当然であるが、こうして午後の観光は幾分動きが軽やかになった。

中野浩志税理士事務所

ギブアップ寸前(ミャンマー旅行34)

 シュエズィーゴォンパヤーを見た後は、「ティーローミンロー寺院」や壁画で有名な「ウバリテェン」、そしてバガンでも5本の指に入る著名スポット「アーナンダ寺院」などを見学し、タラバー門をくぐってバガンのメイン観光スポットが集まるオールドバガン内に入った。
 本来的にはここからが本格的な観光となるべきであるが、それと反比例する形で私の体調不良指数はピークに達しつつあった。馬車の揺れは相変わらずであり、加えて馬車を走らせる男性のガイドは完璧であったことも辛さを増幅させた。と言うのも、男性はこの道20年のベテラン運転手であり、ミャンマー人特有の純朴さこそ感じられないものの、要所要所で馬車を止めて各遺跡の詳しい解説や撮影スポットをその都度的確に案内してくれるなど、まさに文句の付けようがないレベルであった。逆に言えば、その英語の解説を聞いたり、その都度下車して写真を撮ったりといった通常であれば大変有り難い一つ一つの行動こそが、この時の私にとっては苦痛であったのだ。
 しかも、こういう時に限って一緒に写真を撮ってくれ、或いは今度日本に行くので日本のことを詳しく聞きたいなどと言って旅行者や現地人からやたら声を掛けられた。(これらは全て純粋な交流目的であり、商売絡みではない)。私も頑張ってそれに応えたが、このタイミングの悪さを恨んだ。
 こうしてインド風寺院「マハーボディーパヤー」やバガンで2番目に高い「ゴドーパリィン寺院」、上からの眺めが素晴らしい「シュエグーヂー寺院」などを見学し、バガンを代表する寺院の壮大さ・美しさには十分感動したが、最終的には立っているのも辛くなり、各寺院で滞在した時間の半分以上は椅子やベンチに座って休んでいた。バガンの素晴らしさが私のギブアップを踏みとどまらせたことは確実であり、仮に平凡な観光スポットであればリタイヤしていたに違いない。

中野浩志税理士事務所

いつもの価格交渉(ミャンマー旅行33)

 朝の目覚めは悪くなかったが、なぜか妙な倦怠感があった。そして、なぜか腹が全く減らない。何かがおかしいことはわかったが、とりあえず7時頃朝食を取った。そして数十分後にトイレに駆け込んだ。経験上「これはマズイかもしれない」と感じた。
 馬車は定刻の8時にホテル出発。この日はバガン観光の定番ルートを周遊予定であり、旅行前に私が最も期待し、そして楽しみにしていた行程であった。不安定なお腹に馬車の揺れという最悪の組合せで移動すること10分、最初の観光スポットである「シュエズィーゴォンパヤー」に辿り着いた。相変わらず体調は芳しくなかったが、その美しさと壮大さに心を奪われ、しばらくは体調不良であることを忘れて寺院内の散策を続けた。
 ちなみに、ここの参道入口で靴を脱ごうとしたところ、土産物店の中年女性が「無料で靴を預かってやるので置いていけ」と言ってきた。原則無視で問題ないのだが、この時は靴を持っていくのが面倒であったので、ついついその場に置いてしまった。そして、帰りには予想通り土産品の営業トークを浴びせられる羽目に・・・。
 私は、元々買うつもりであったミャンマーの旧紙幣・コインセットについて聞いたところ、1万チャット(約1,200円)とのこと。事前にミングォンの土産物店で紙幣セットのみが4万チャットで売られていたので、高いと言って去ろうとしたところ、8千→6千と下がり、落としどころの5千チャット(約600円)で合意した。ツーリストプライスとして最低価格ではないだろうが、3千では厳しかったので4千当たりがベストプライスだろうか。店側の言い値の半値で合意という、この旅行中において初めて東南アジアらしい価格交渉を行った。

中野浩志税理士事務所

順調な行程(ミャンマー旅行32)

 バガンの宿泊ホテルは、先のマンダレーに勝るとも劣らぬ素晴らしいホテルであった。まずスタッフのホスピタリティ面は完璧(若干のミスはあったがこれは後述)、ハード面についてもリゾートチックなエントランスに南国風のコテージ、そして全体的に清潔感に溢れているなど非の打ちどころがない。唯一最大の難点は朝食のブッフェメニューが異常に少なかったことであり、このクラスのホテルとしては本来相当な減点要素であるが、私自身はこの翌日から体調不良のため食事制限がかかったので、この影響をほとんど受けなかった。
 ちなみに、こうした中級ホテルのホテルマンに対するチップは各国の経済状況からその都度判断していくこととしており、今回の場合にはベルボーイに200チャット(約24円)、枕銭として100チャット(約12円)と定めた。おそらくチップなしの旅行者割合も相当であろうから、現地相場を考えれば順当であろうと考えられる。
 この日の夕食は、10分ほど歩いたティリピサヤ4通りに立地するレストランで取った。この通り沿いには観光客向けの小奇麗なレストランが多数立地しており、他の通りとは異なり煌々と明かりが付いていた。オーダーした料理は、ビール2杯+チャーハンで、料金は3,550チャット(約430円)。これまでの食堂や屋台とは異なるツーリスト向けレストランであるので若干高額になるのは仕方ないだろう。ちなみに、ミャンマービール(650チャット)とシンガポール・タイガービール(1,700チャット)の価格差が千チャット以上あることは驚きであった。
 いずれにしてもここまでの行程は極めて順調であり、旅程中盤にもかかわらずこの旅行もトラブルなしで無事終われそうだと考えていた。しかし、翌日は今回旅行最大の試練に見舞われることになる。

中野浩志税理士事務所

電車かバスか(ミャンマー旅行31)

 先のマンダレー同様、ホテルチェックインと同時に対処すべき事項が2つあった。一つは明日以降の観光の足を確保することであり、もう一つは3日後のバガンからヤンゴンまでの足を確保することであった。
 前者は、ホテル手配の馬車で2万5千チャット(約3千円)とガイドブックに記載されていた金額とほぼ同額であったので、即依頼した。おそらく馬車と直接交渉すれば2万チャット程度で収まるのではないかと思われるが、この程度の差であれば気にする必要はないだろう。
 一方、後者は旅行前から最大の悩みどころであった。私個人としては電車利用にこだわりたかったが、ミャンマーの電車は揺れが激しいことで有名であり、夜行利用であると(睡眠不足のため)翌日の観光に大きな支障が生ずる恐れがあった。この点についてホテルに相談したところ、やはり「電車は止めとけ」であった。
 その理由は、前述の世界一とも言われる激しい揺れに加えて、街なかの旅行代理店でチケットを取り扱っていないため、チケット入手のためには郊外にある鉄道駅に行く必要があったからである。そして、旅行代理店やホテルで鉄道チケットを扱っていない理由は、遅延が多すぎて信用できないという納得の内容であった。
 電車の悪評をここまで聞いてしまっては、やはり順当なバス利用を選択せざるを得ないだろう。しかも、1列3席のプレミアムバスの料金は18,500チャット(約2,200円)と鉄道よりも遥かに割安であり、全ての面において勝っていた。
 ちなみに、このチケット購入に当っては、まず私がチケット料金相当額をホテルに前払いし、翌日にホテルが購入したチケットを私が受け取る手筈になっていたのだが、この時私は前払い時に預かり証を貰わなかった。このホテルが信用できることは一連のやりとりで十分理解していたので、無論その後トラブルに発展することはなかったが、一抹の不安を感じるくらいであれば、発行してもらうことが無難であろう。

中野浩志税理士事務所

日暮れ時のバガン移動(ミャンマー旅行30)

 フェリー乗り場には、観光客を待ち構える馬車・タクシーなどが多数待機しており、我々が下船すると皆一斉に客引きを始めた。この当たりは他の国々と同じ様相であるが、この客引き活動が予想以上にしつこくないのがミャンマーの特徴である。私は、少し歩いてバガン入域料(料金は15ドル・15ユーロ・1万6千チャットのいずれかであり、明らかにドル払いの方が有利)として15ドル支払った。
 バガンのフェリー乗り場からニャンウーにある宿泊ホテルまでの距離は約2キロ。所要時間にして約20分である。到着時刻と距離を総合的に考えれば馬車利用(おそらく2千チャット程度)が順当であるが、この日は10時間船内で座りっぱなしで体力が余っていたので、頑張って目的地まで歩くことにした。
 フェリー乗り場からニャンウーまではほぼ一本道であったので迷う心配はなかったが、やはり初めての土地を日暮れ時に歩く不安は若干あった。しかも、バガンは車道を照らす電灯が明らかに少ないため、夜は真っ暗になり大変危険である。だが、幸いにも歩いて20分ほどでホテルを見つけることができ無事チェックイン。ここを拠点に明日から期待度NO1のバガン観光開始である。

中野浩志税理士事務所

船内の様子(ミャンマー旅行29)

 本船の乗船時間は10時間と完全に1日掛かりである。旅程の丸1日を移動に費やすことは若干憚られたが、船旅の魅力を十二分に堪能したいことから敢えて選択した。事実、この日は私と同じ考えを有する数多くの旅行者が同船しており、思い思いの時間を楽しんでいた。旅行者の内訳としては、やはりクルーズ好きの欧米人旅行者が圧倒的に多く、東洋人旅行者は数名程度であった。
 出発してしばらく経つと、船内で朝食サーブが始まった。サーブと言っても各席に配布されるスタイルではなく、乗客がカウンターまで取りに行く方式である。ちなみに、朝食内容は小さな食パン4枚+ジャムorバター(自分で付ける)+コーヒーという極めてシンプルな内容。しかも、船内には少なくとも百人近くは乗っていたと思われ、それを1つのカウンター(サーバーは2人)でサーブしていくので当然長蛇の列となるため、明らかに非効率と言わざるを得ない。一方、昼食はプレートに盛られたチャーハンが各席にサーブされた。味は普通であるがボリュームは明らかに少なかった。
 デッキからの眺望は、出発して1~2時間ほどは川岸の山々とパヤーの景観が見事であり、これこそ船旅の醍醐味と言えるほどであった。その後は比較的地味な景観が続いたものの、川岸の村々や漁業に勤しむ人々、そして数時間毎に眼前に現れる両岸を結ぶ立派な鉄橋など様々な景色を眺めることができ、思っていたほど退屈しなかった。加えて、心地よい風が吹いて気候も良好であったので、エーヤワディ川をゆっくりと流れる時間を楽しむことができた。
 こうして船はゆっくりとエーヤワディ川を進み、17時前にはバガンに到着した。

中野浩志税理士事務所
 

高額タクシー(ミャンマー旅行28)

 この日は7時発のバガン行きのフェリーに乗船するため5時に起床。5時半から朝食を取り6時にはホテルを出発した。5時半から朝食を取れたことは大変有り難かった。
 ホテルからフェリー乗り場まではタクシーを事前予約しており料金は6千チャット(約720円)。乗車時間が数分であることを考えると日本とほぼ同額であり、現地ではとてつもない高額タクシーである。当然ツーリストプライスではあるのだが、私の足元を見た上でのぼったくり価格ではない。というのも、前々日にお世話になったドライバーにも料金を尋ねたところ、ホテルと全く同じ金額を提示してきたからである。たった数分で6千チャットという金額は明らかに法外ではあるが、マンダレーの観光客相場としては定着しているのだろう。ちなみに、以前インドのホテルで早朝タクシーを予約した際にも、5分の距離で400ルピー(当時の相場で約600円)取られたことを思い出した。
 こうして大きな散財を強いられたものの、6時10分にはフェリー乗り場に到着。7時出発なので到着が早過ぎたことを改めて後悔した。事実、タクシーの手配並びに予約時間をホテルに依頼した際、6時では早過ぎるのではないかという点を主張したのだが、フロントは6時がベターとの一点張りであった。
 しかし、出発50分前にもかかわらずフェリーには既に結構な乗客が乗り込んでいた。そして、彼らは自席(指定席)を確認した後、皆川沿いの眺望が楽しめる3階のデッキ席(自由席)に座り始めたので、私もそれに倣った。そしてこの座席は6時半には満席になり、やがて素晴らしい日の出の光景を拝むことができたのである。仮に、ホテルがこのメリットを理解した上で6時出発を勧めたのであれば、ただただ脱帽である。かくして、日の出からしばらく経った7時過ぎにフェリーは無事マンダレーを出発した。

中野浩志税理士事務所

ヌードル三昧(ミャンマー旅行27)

 マーケットの横断歩道の上からそのカオスぶりを見ながらぼんやり過ごした後は、ナイロンホテル前の食堂で名物の4色アイス(レインボーアイス=800チャット(約100円))を食べながら休息を取った。続いて、シュエチミンパヤーという寺院を訪れ(感想はエインドーヤーパヤーと同じ)、17時頃にはヌードル食堂で早めの夕食を取った。
 この時のオーダーは、ヌードルがモンティーとマンダレーミーシャイの2品+ライムジュースで2,500チャット(約300円)。内訳はヌードルが各千チャット、ドリンク500チャットと順当であり、味はマンダレーミーシャイの程良い辛さと麺の美味さが強く印象に残っている。
 ヌードル2品平らげてもまだ腹に余裕があったので、思い切って屋台の揚げドーナツ(ミャンマー名物)を買おうかと考えたが、旅行前半ということもあり自重した。だが、この後体調不良になったのであるから、結果的には食べておけば良かった・・・。そして、いつも通り日が完全に暮れる18時過ぎ迄にはホテル着。明日は早いので温いシャワーを浴びて20時前には就寝した。

中野浩志税理士事務所

マンダレー中心部の様子(ミャンマー旅行26)

 マンダレーの船着き場到着後は、まず徒歩15分ほどでエインドーヤーパヤーを訪れた。無論マンダレーを代表する立派な寺院ではあるのだが、これまで多数の荘厳な寺院を目にしてきた私としては、他の寺院と同様に大きな黄金の仏塔があったという印象しか残っていない。
 次に、さらに10分ほど歩き、早朝に訪れたゼーヂョーマーケットやミャンマープラザといった中心部のマーケットエリアに足を延ばした。訪れた時間帯は15時過ぎであったが大変な賑わいを見せており、旅行者で混雑する観光スポットを除けばマンダレー第一の混雑スポットであろう。行き交う車・バイクの渋滞も激しく、他の大通りとは比較にならない混雑ぶり。さらに、ピックアップの荷台には溢れんばかりの人が乗り込んでいた。まさに東南アジア諸国特有のカオスである。
 また、個人的にはこのマーケットエリアに隣接して聳える高いビルが気になったのが、これはおそらくホテルかマンションなのだろう。マンダレー唯一ののっぽビルであり、その姿はミングォン往復の船からも目についたので、少なくともマンダレー市民であれば誰でも知っているに違いない。

中野浩志税理士事務所

児童労働と教育(ミャンマー旅行25)

 ミングォンに限らず、ミャンマーの各都市では土産物店や食堂で働く子供たちを数多く目にする。時間帯に限らず必ずどこかで目にするので、正直いつ学校に行っているのか(或いは行っていないのか)は大変気になる。日本と同様に冬休みがあるという可能性も0ではないが、元旦にバガンの学校を見学した際に多数の生徒を見掛けたので、冬季一斉休校の可能性はないだろう。
 児童の強制労働の廃止や教育の充実は発展途上国における共通のテーマであり、平成26年にはこれらの普及促進を図る二人の活動家がノーベル平和賞を受賞している。私個人もこの点は完全に賛成である。
 一方で、ミャンマーで働く子供たちの様子を具に観察していると、彼らが生き生きと仕事をしている様子が見てとれる。無論、家族や生活のためと言う理由で働いているケースが大半であろうが、そこには児童労働という暗くネガティブなイメージはなく、少なくとも私には「明るく元気に子供らしく」といったポジティブな印象を受けた。
 教育は絶対的に必要であり、子供たちの教育機会の確保は図られるべきであるが、それとのバランスで一定の軽度な労働が行われることは、諸々の事情を考えた場合には認められてしかるべきであろう。また、労働が外国人との触れ合いや経営能力の向上といった課外教育になるという側面も決して無視できない。

中野浩志税理士事務所

ミングォン観光(ミャンマー旅行24)

 ミングォンの船着き場に到着すると、まずは牛車タクシーのお出迎えを受けた。牛車の荷台には「TAXI」と記載されており、なかなかファニーである。だが、あいにくミングォンの見どころは徒歩で移動可能であるため、申し訳ないが私にとっては全く無用であった。ミングォンの観光は、まずはシンボルであるミングォンパヤー(ここで入場料3千チャット=約360円を支払う)から開始し、続いてミングォンの鐘、シンピューメェなどを見て回った。
 ミングォンパヤーは、高さ150mを誇る未完の仏塔であり、完成していればその規模は世界一であったと言われる。このパヤーの頂上には階段で行くことができ、そこからの眺めはザガインヒルに準ずる素晴らしい景観であった。この頂上には何人か子供たちが居て見どころを親切に教えてくれるのだが、最初私はガイド料目当てだと思って取り合わなかった。だが、周りの様子を見ていると決してそうではなさそうであり、ぞんざいな対応を取ったことを反省している。
 そして主要3か所の観光を終えた後は、昼食を2回取った。一度目はミングォンの鐘に近い食堂でモンティー(千チャット=約120円)を食べ、続いて帰り道にあった川沿いの食堂でモヒンガー(2千チャット=約240円)をいただいた。前者は典型的なローカル食堂であり価格もリーズナブル、一方後者は、(復路の船の出発までの)時間潰しのために日本人をはじめ外国人旅行者が多く利用していたので安心ではあったが、完全なツーリストプライスである。
 こうして約3時間のミングォン観光を終えて、船でマンダレーに戻った。

中野浩志税理士事務所

日本人旅行者の多さ(ミャンマー旅行23)

 ミングォン行きの船は15分遅れの9時15分に出発。乗客は五十人程度であり、このうち日本人が数名いた。前々日・前日に訪れたマンダレーヒルやウーベイン橋においても日本人ツアーを目にしており、この後訪問するバガンでは頻繁に日本語を耳にした。主要観光地に限って言えば、ミャンマーはもはや秘境とは言えない。
 一緒に乗り合わせた日本人数名とは多少話しをした。彼らも1人もしくは2人組で年末年始を利用してミャンマー旅行を楽しむツーリストであり、ルートの違いこそあるものの訪問都市(マンダレー・バガン・ヤンゴンの3都市)や、これまでの東南アジア渡航歴(5~6か国)など私とほぼ同様の内容であった。
 今回旅行を通じて気づいた点として、男女問わずに1人旅比率が異様に高く感じられたことと、皆一定の旅行経験(東南アジア以外のインド・中東・アフリカ諸国などの発展途上国を一度は旅している)を有していたことなどが挙げられる。さすがにミャンマーが初東南アジアという人は皆無であった。
 こうして船は45分ほどでミングォン船着き場に到着。復路の出発時刻が13時であることは2度念押しされた。定期便は1日1便しかないので、この便を逃すと自前で船をチャーターして戻る必要がある。再度スケジュール面を確認して下船した。

中野浩志税理士事務所

スラマッ トゥンガハリ

 去る5月1日(金)~7日(木)、観光でマレーシア・シンガポールを訪問した(旅程は以下参照)。今回の主目的は両国間の鉄道による陸路国境越えであり、この点について異常なこだわりを持って旅程を組んだ。もはや陸路国境越えマニアと言っても過言ではないほど、特にここ1~2年は強い興味を示している。しかしながら、私の思い込みと油断から危うくこの最大の楽しみを奪われるところであったことは、今回最大の反省材料であろう。
 マレーシアは3回目ということで、今回は「観光」よりも「街歩き」に軸足を置いて行動した。そして、ほとんどガイドブックに目を通すことなく各所に出向いてその雰囲気を堪能するとともに、また前回以前とは異なる魅力を感じることもできた。
 一方、シンガポールは初訪問であり、当初は「近代化された観光地」という先入観から国境越え以外の興味を感じないだろうと考えていたが、予想に反してまずまず楽しめた。これは、観光にまつわる全ての要素が極めて安定的であり、暑さと物価高を除けば老若男女問わず世界で最も旅しやすい国の一つであろうことが大いに起因している。だが、世界有数のビッグ観光地として君臨するこの国の観光は、やはり家族・友人といったグループで訪れる方が断然楽しめることは間違いない。
 なお、詳しい旅行体験記については後日紹介したい。

(旅程)
5/1   成田発、香港経由でクアラルンプール着 【クアラルンプール泊】
5/2  バトゥケイブ観光、クアラルンプール散策 【クアラルンプール泊】
5/3   プトラジャヤ観光、クアラルンプール散策 【クアラルンプール泊】
5/4   クアラルンプール → シンガポールに移動(鉄道)
     シンガポール → ジョホールバルに移動(バス) 【ジョホールバル泊】
5/5  ジョホールバル散策、ジョホールバル→シンガポールに移動(バス) 【シンガポール泊】
5/6~7 シンガポール観光、シンガポール発、香港経由で成田着 【機中泊】

怪しい男(ミャンマー旅行22)

 マンダレーからミングォンに向かう船の料金は往復で5千チャット(約600円)。完全な観光客プライスであるが、1日1便である本船以外の交通手段がないため仕方ない。
 チケットを購入してしばらくオフィスで待機していると、一人の若い男が話しかけてきた。彼曰く「現在子供たち向けのボランティア活動の傍らで僧侶の学校に通っており、明日卒業式だ。今後は寺院で修行に励む一方で、ボランチィア活動も続けていくつもりだ」とのこと。なかなか殊勝な心掛けであるが、彼の姿を見れば見る程そのギャップに大きな違和感を覚えた。簡単に言えば、東南アジアで声を掛けてくる怪しい男たちが発するオーラそのものであり、僧侶らしさが全くないのである。「これは例のパターンかな」と一瞬で思った。
 そして、次の瞬間それは確信に変わった。ドネーション(寄付)を求めてきたからである。私はトイレに行くと言ってその場を離れたが、当然用を足した後も私を待っていて寄付を求めてきた。私が無視して立ち去ると、その後は別のターゲットにアプローチしていた。
 この手の頻繁にある出来事に敢えて一項割いた理由は、本旅行中にこうした手合いに出会ったケースがほとんどなかったからである。

中野浩志税理士事務所

初サイカー(ミャンマー旅行21)

 4日目となるこの日は、マンダレー対岸のミングォン観光に半日を充て、午後はマンダレーのマーケットを見学する予定であった。朝はミングォン行きの船に乗るために8時前にホテルを出発。事前に船着き場までの交通手段を確認したところ、タクシーで5千チャット(約600円)という驚きの価格であったので、ホテル周辺でバイタク又はサイカー(自転車タクシー)と交渉することにした。
 ゼーヂョーマーケット付近まで来ると何台かのサイカーを目にしたので、その中の1台と交渉してみた。簡単な数値の英語も通じないので乗車は不可能かと思ったが、通行人2~3人に助けられて千チャット(約120円)で合意。サイカーであればもう少し安くなったのだろうが、この時のコミュニケーション面における困難さを思うとこれが限界であった。だが、復路でサイカーを利用した中国人の相場も同額のようであったので、やはり観光客相場としては比較的適正なのかもしれない。
 サイカーは順調に大通りを進み、15分ほどで目的地に到着した。そこで料金を払って別れようとしたところ、(このドライバーではない船着き場のチケット売り場にいた別の男性から)ドライバーに対するチップ要求があった。チップの催促は若干不愉快ではあったものの、仕事はしてくれたので200チャット(約24円)与え、代わりに写真を1枚撮らせてもらった。

中野浩志税理士事務所

最高の眺め(ミャンマー旅行20)

 アマラプラに到着して日没までは時間があったので、まずは橋の対岸に立地するチャウットーヂーパヤーを見学した。この寺院の特色は、上半身が女性・下半身がライオンという伝説の生き物「マヌーシア」である。この不思議な像をまじまじと見ていると何やら和やかな気分になる。
 再度ウーベイン橋を渡って中洲に着く頃には丁度日没を迎えつつあったので、ここから夕日を眺めつつこの美しい光景をカメラに収めた。先の僧院での食事と同様、橋の上はもとより中洲も多くの観光客で混雑していたが、その混雑を遥かに上回る魅力がこの時間帯のこの場所にはある。私は、ただひたすら沈みゆく夕日を眺め続けていた。できれば、中洲にあった近くの屋外食堂でビールを飲みながらもう少しゆっくり過ごしたかったが、タクシーを待たせていたので、やむなく完全に日が沈んだ頃合いを見計らってウーベイン橋を跡にした。
 マンダレーの宿泊ホテルには18時15分頃に到着し、ドライバーにはチップ5千チャット(600円)を与えた。満足度を考えれば決して高くはないと考えている。そして夕食は、昨日と同じ屋外食堂でマトンカレー+ライチジュース(2,400チャット=約300円)。チキンと異なり骨がないので食べ易かったことだけが記憶に残っている。

中野浩志税理士事務所

FC2Ad