足立区出身税理士の海外旅行記

地元の東京都足立区で事務所を開業している税理士の海外旅行記です。

総括(クロアチア・ボスニア旅行70)

 イスタンブール出発はほぼ定刻。やはり夏季休暇期間中ということで機内は満席であった。深夜1時出発の夕方18時半到着便なので、1回目の機内食を終えて睡眠を取り、昼前に起床してその後は映画を見るという形で時差ボケ対策。ここで寝すぎると翌日以降のバイオリズムに影響を与えるので十分気を付けたいところである。そして、飛行機は定刻通りに成田空港に到着した。
 今回は、当初想定したほどのスムーズな旅ではなく、特に交通面におけるアクシデントやアンラッキーが重なったことが一時的な混乱をもたらした。これは全くの計算外であり、東南アジアを旅する時と同様に日程に余裕を持たせ、かつ代替ルートの確認もしっかり行うべきという良い警鐘になった。また、湿気が少ないとは言え毎日40度近くになる猛暑の中を散策したことは、結構な肉体的疲労をもたらした。そして、クロアチアの物価は明らかに高過ぎたことから予想以上の散財を強いられた。
 一方、訪れた都市はいずれも魅力的であり、食事や衛生面も良好であったことから、健康面について特段留意することなく快適な旅が出来た点は何よりであった。加えて、安全・治安面における不安は皆無であった点も改めて強調しておきたい。
 秋~冬にかけては東南アジア旅行のシーズン到来であるが、これまで以上に新たな魅力発見の旅を楽しんでいきたい。

(完)

中野浩志税理士事務所
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空港での過ごし方(クロアチア・ボスニア旅行69)

 サラエボ空港は、往路に利用したザグレブ空港と同規模の非常に小さな空港である。チェックインタイムは1時間半前の19時頃であったので、それまでは空港内を軽く散策したが、何しろ小さすぎるので10分程度で済んでしまう。空港には最低2時間前到着というのは私の鉄則であるが、この待ち時間分を更なる市内散策に充てることができればと毎回考えてしまう。
 元々国際線の出入りがそれほど頻繁でないため、チェックインカウンターの確認や手続きも至ってスムーズに進行。ちなみに、ここでBH入国以来2度目の日本人旅行者を発見。夫婦のようであったが、BHを旅先に選んでいるので結構様々な地域を旅しているのだろう。出国審査後の待ち時間を利用して、珍しく余った現地通貨で土産品を購入。ユーロに両替するほどの金額でもなく、持ち帰っても次の利用機会がわからないので順当な行動である。
 結局サラエボ空港出発は30分遅れで、イスタンブール到着は乗継便出発の1時間15分前というベストタイミング。昨年は荷物検査を受けずに出発搭乗口まで行けたのだが、今回はトランジット専用ルートを通ってしっかりと荷物検査を受けた。あくまでこれが普通なのであり、昨年のショートカットは何だったのだろうと改めて不思議に感じた。

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BHに対する誤解(クロアチア・ボスニア旅行68)


 あらかじめホテルにタクシーを予約していたので、しばらくするとタクシーがやってきた。この待っている数分間もレストランに招き入れてトルココーヒーをサービスしてくれるなど、前述の通りこのホテルのサービス自体はなかなか良い。コーヒー代としてチップ1マルカ(約65円)を渡し、タクシーはサラエボ空港に向けて出発。運転手はトルコ人であり、出発後しばらくは携帯で誰かと話していたが、その後は道中様々な話をした。
 その中で特に印象に残っているテーマは、サラエボに対する誤解である。具体的には、ヨーロッパ人ですらサラエボは未だに危険という認識を持っており、他国に比べて観光面において相当の後れを取っていること。そしてBH自体も観光には特段力を入れていないため、タクシードライバーである自分の生活は一向に改善しないといった内容である。
 BHに対する誤解については、かつて私自身も全く同じであった。ガイドブックや他の旅行者のブログなどを見てそれほど危険ではないと理解したのはつい最近のことである。また、観光面における基盤不足については、前述のシティバスの一件や市内⇔空港間の公共交通手段がないことなどが証明している。特に、空港からの移動に際して公共交通機関がないヨーロッパの都市は非常に少ないと思われ、彼の言っていることは至極まっとうである。
 こうして空港には18時半前に無事到着。あらかじめホテルから言われていた定額料金20マルカ+チップ1ユーロ(合計で約1,430円)を支払って空港ビルに入った。いよいよ今回の旅も終わりである。

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豪華なSC(クロアチア・ボスニア旅行67)

 駅から10分程歩くと中心部の入口に辿り着き、この周辺には多数のSCが立地していたので、その一つに入ってみた。
 まず、雰囲気は他の東欧諸国のSCとほぼ同じであり、安全面における心配は皆無と言って良い。店舗も外資系店舗をはじめ様々な業種・業態がバランスよく配置されており、最上階にはゲームコーナやフードコートがある点も一般的と言えよう。ちなみに、トイレは無料であったことから、事前に知っていれば雰囲気の悪い1マルカの駅なかトイレを利用せずに済んだ点が悔やまれる・・・
 一方、グッズやサービスの料金面はかなり高価格帯であり、これも近隣他国と同じである。フードコート内の料理についても、日本とそれほど変わらない400~500円程度がメインであり、ファーストフード系も決して安いとは言えない。店名に日本語が付けられていた寿司バーに至っては、日本よりも高額な価格であったにもかかわらず、夕方でも店内がほぼ満席であったのは、やはり日本食が評価されているためなのか。。。
 こうしてSC散策を終え、再度トラムに乗車してホテル近くで下車。「ボザ」というBH名物の清涼飲料水を飲みながら喉の渇きを潤した後(2マルカ=約130円)、モスク散策やラテン橋周辺をぶらついて17時45分頃ホテルに戻った。

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サラエボタワー(クロアチア・ボスニア旅行66)

 シティツアーを終えた後は、トラムでサラエボ中央駅に向かった。理由は、この微妙な空気感を再度味わいたかったからではなく、この近くに立地する「アヴァズツイストタワー」なるタワーに上りたかったからである。高さは172メートルと別段高くはないが、入場料も1マルカ(約65円)と高くない。エレベーターで35階まで行き、展望台前の自動改札機に1マルカ硬貨を入れて入場するシステムとなっている。
 展望台からはサラエボ市内を一望にでき、やはり新しい都市に来たら展望台は必須スポットであることを実感できる。特に印象に残っているのは駅前にあるアメリカ大使館。広大な敷地の中にテニスコートやバスケットコートがあり、その周囲は手入れされた緑地帯で囲まれている。もう一つはホリデイインホテル。戦時中砲撃を受けながらもローソクで営業を続けていたと言われる著名なホテルであるが、現在は他の建物群の一つしてサラエボの街並みを構成している。
 こうしてタワーを後にし、トイレ利用のために再度駅構内に足を踏み入れた(展望台内にトイレはなし)。当然のごとく利用料金は1マルカ(約65円)。タワーの入場料と同額である。それにしても、先ほどのタワーのご近所にあるとは思えないほどの雰囲気である。さすがにもう2度と来ることはないだろうが・・・

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格安シティツアーの評価(クロアチア・ボスニア旅行65)

 中心部に戻り、サラエボ最後の昼食を取った。ビール3+MASLENICA(チキン&マッシュルームソース)8+チップ1=12マルカ(約780円)と順当なBH相場でお腹を満たし、朝方にインフォメーションで確認していたシティツアーに参加することにした。
 このツアーは1時間で5マルカ(約330円)と格安なのは結構なのだが、問題が幾つかある。まず、出発地点が非常にわかりにくい場所であり、目立つ看板なども出ていない。インフォメーションの係員ですらツアー時間を2時間と間違えたくらいなので、かなりマイナーな存在なのかもしれない。
 次に、他都市のバスと比べてかなり老朽化した車両を使用している。少なくともツーリストバスであれば、もう少し新しい気の利いた車両を使用した方が好印象である。最後に、バス運行中はひたすら郊外をぐるぐる回るだけであり、スピーカーから出る音声は大変聞きづらい。ザグレブのようにイヤホンもなければ、ドブロブニクのように途中の写真撮影タイムもない。
 従って、暇つぶしには良いかもしれないが、少ない滞在時間を割いて利用するほどの価値はないであろう。今後、サラエボがさらに観光として成長していく過程で改善されることを期待したい。

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現地市民との交流(クロアチア・ボスニア旅行64)

 オリンピックスタジアムから中心部に戻る途中にトイレがどうしても我慢できず、やむなく偶然見つけたローカル食堂に入った。
 昼食には少し早かったので、ティーを注文したのだがなぜか言葉が通じない。再度「ティー・プリーズ」と伝えたものの状況は変わらない。見かねた他の客が英語で話しかけてきた。どうやら何のティーかを尋ねられたようだ。どうもジャスミンティーがお勧めのようであったので、言われたとおりにオーダーした。
 その後隣席から定番の質問をされ、パンの差し入れも受けた。そして、昼時になるにつれて数名の客が店内に入ってきたが、一様に私の姿を見て二言三言声を掛けてくる。中心部から外れると、東洋人の存在がさらに珍しくなるのだろう。本当に片言の英語であるが、非常に楽しいひと時であった。英語が堪能でない相手とのコミュニケーションがもう少しスムーズに取れれば、より一層楽しめるであろう。
 そして最後のお会計。2マルカ(約130円)はティー1杯の値段としては正直少し高いと感じたが、こうして過ごした時間を考えれば十分見合っている。

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オリンピックと墓地(クロアチア・ボスニア旅行63)

 ホテルからサラエボオリンピックスタジアム跡地までは徒歩で40分ほどかかる。一般的にはタクシーで行くのだろうが、道順が平易であり、かつ整備された歩きやすい歩道であったので、所要時間に比して疲労感は全くなかった。昨日のホテル階段エクササイズで相当鍛えられたのかもしれない。
 スタジアムに隣接する博物館は休館であったため(日曜日だったためなのか、或いは長期休館なのは不明)、スタジアムの周りを1周歩いてみた。内部は何かのイベント準備が行われていて入ることはできなかったが、周囲に数多く設けられているゲートから覗くことで中を見学することができた。一方、スタジアムの外周壁は落書きがひどく、周辺には膨大なゴミが散乱。最近イベントで使用したからなのだろうが、公共のゴミ捨て場と間違えかねないほどの酷さである。
 スタジアムから少し歩くと無数の白い墓標で覆われた墓地を目にした。ユーゴ戦争で犠牲になった人々も多数埋葬されており、戦争中は敷地不足からオリンピック敷地を墓地にして埋葬したとのこと。オリンピックという華々しいイベントが行われていた時、よもやこうした無数の墓標がこの地に並ぶことは絶対に想像できなかったはずである。様々な思いを抱えながら、この地を後にした。

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正しい英語の使い方(クロアチア・ボスニア旅行62)

 気持ちよく散策を終えてチェックアウト手続きに入ると(1泊65ユーロ=約8,450円)、まず私がマスターキーを持っていることを不審に思われた(この時のフロントは昨日とは別の人)。一回事情を説明したが、この時は私の英語力のせいで私が壊したと思われてしまい、2度目でようやく理解してもらえた。
 続いてホテル代を支払い、即時発行されるであろうレシートを待っていると、何と機械の故障でレシートが出ないとのこと。昨晩のコーヒーの一件のように二重払いのリスクが頭を過ったので再度要求したところ、必要であれば復旧したらすぐ日本に送付するとのこと。どうやらビジネストリップの経費処理で必要だと勘違いしているらしい。埒が明かないので、「二重払いするリスクを避けたいからだ」と伝えたところ、先方も少しイラついた感じで「このホテルに限ってそういうことは絶対にない。フロントの様子は防犯カメラでしっかり録画しているし、そこは我々を信用して欲しい」とのこと。
 無論、1泊したことでこのホテルのスタンスは十分理解しており、正直信用できるホテルと思われた。結局その場は口約束にとどめ、荷物を置いて観光に出掛けたのだが、後に他の外国人にこの話をしたところ、それは絶対に手書きの領収書を貰うべきだったとのこと。無論、ホテル側の言うとおりその後再度支払いを要求されることはなかったが、確かにその通りである・・・
 だが後になって省みると、ホテル側に対する私の言い方に問題があったことも否めない。もう少しマイルドな表現で主張すべきということは頭では理解していたが、マイルドテーストな英語が出てこず、ストレートな表現になってしまったからである。決して感情に流されたわけではなく、原因は単に自身の語彙力不足である。トラブル時の語学力は思う以上に奥が深い。

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爽快な散策(クロアチア・ボスニア旅行61)

 最終日となるこの日は、少し遅めの8時に朝食を取った。朝食バイキングの品数は少ないが、ウェイトレスが色々気を利かせて動いてくれた点は好評価である。ルームキーの一件では本当に苦労させられたが、人的サービス自体は大変良い。
 朝食後は部屋には戻らず、そのまま1時間程度中心部を散策した。朝のサラエボは大変涼しい。昨日雨が降ったことも一因であろうが、内陸部特有の気候が影響しているのではないか。夏であることを忘れさせるほどのベストコンディションであった。加えて、この時間帯のサラエボは観光客も疎らで、昨日行けなかった中心エリアの外にも足を延ばしてじっくり見ることができた。一際異彩を放っていたのは「旧サラエボ市庁舎」である。
 ハプスブルグ時代にサラエボ市庁舎として建設された西洋式建造物であり、第二次世界大戦後は国立図書館として利用されていた。ユーゴ戦争で破壊されて現在の建物は復元という点は残念であるが、中心部のモスクを見た後に目にすると、コスモポリタンシティとしてのサラエボの魅力を一層実感することができる。

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正解はM(クロアチア・ボスニア旅行60)

 バシチャルシァ広場からホテルに戻る途中、Tシャツとご当地グッズを買うべく土産物店を2~3店物色してみた。メイン通り沿いには多数の土産物店が軒を連ねているが、Tシャツを売っている店は意外と少ないように思えた。販売している店舗であってもその種類は少なく、かつ私好みのデザインでもなかった。
 数少ないTシャツ販売店の一つで足を止めてサイズをチェックしていると、店主がいろいろアドバイスをくれた。例のとおり、Sサイズだと小さすぎてMサイズだと大きすぎる点を伝えたところ、とりあえず試着してみろとのこと。Tシャツを試着するケースはあまりないので躊躇っていたのだが、店主が再度促すので両サイズを着てみた。すると、店主曰く「絶対Mを買うべきだ」と断言。10ユーロ(約1,300円)と相場として決して安くはないが、クロアチアに比べればマシであるので即決した。最初は明らかに大き過ぎると思ったが、洗濯して少し縮んだためにグッドサイズとなり、9月時点では愛用Tシャツの一つとして機能している。ちなみにグッズは、別の店でサラエボオリンピックのマスコットを購入した(4ユーロ=約520円)。
 ホテルに戻ると夕方トラぶっていたドア修理が終わったということで、安心して部屋に入ろうとしたが、やはりドアは開かない。再度フロントまで下りてその旨伝え、結局マスターキーを借りたことは前述の通りである。ホテルマンの対応は極めて丁寧であったことから受けた被害ほどの不快感はなかったが、いずれにしても疲れた1日であった・・・

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ノープロブレムか(クロアチア・ボスニア旅行59)

 この旅行では幾つか不思議な事態に遭遇したが、夕食後のコーヒータイムもその一つである。
 夕食を終えた後は、再度バシチャルシァ広場に戻り、広場に隣接するカフェテラスで「アイラン」(酸っぱいヨーグルトジュース)と「トルココーヒー」をオーダーした。通常2品を1度にオーダーすることはないので店員からも突っ込まれたが、どちらも初体験であり一気に試したいと考えたので、イレギュラーなのは重々承知である。しばらくするとオーダーした2品がサーブされ、その時に5マルカ(約330円)を請求された。当然最後に支払うものだと思っていたのだが、東南アジアの屋台ではその都度払いのケースもあることから、違和感はあったが言われたとおりに支払った。
 やがて突然の豪雨に見舞われ、店員が大急ぎでテラス席を片付け始めた。幸い私の席は屋根があったので問題なかったが、屋根のない席に座る人々は結構な混乱ぶりであった。豪雨はすぐに小雨となり店がようやく落ち着きを取り戻した時、私はとあることに気付いた。先ほど金を渡した店員がいなかったのである。彼は、アイランやトルココーヒーの飲み方について親切に教えてくれたのだが、良く考えると店員っぽくなかった気もする。しばらく店内を見渡してみたが、やはり彼を発見することは敵わず、(おそらく大丈夫だとは思ったが)二重払いのリスクが頭を過った。そして、過ると同時に私は何気なく席を離れてそのままゆっくりと広場方面へ消えて行った。誰も追って来なかったことから、やはり私の考え過ぎであったのだろうと思われる。
 一つ気になったことは、その去り際に同店の看板を目にしたのだが、アイラン=1.5マルカ(約100円)、トルココーヒ-=2マルカ(約130円)と確かに書いてあった。1.5マルカやられたのか、或いは席料だったのか、これまた不明である・・・

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客のいないレストラン(クロアチア・ボスニア旅行58)

 この日の夕食は、ガイドブックに載っていた中心部付近のレストランを利用した。ここは、青果市場として利用されている建物の2階にあり、隣接する教会横に看板は出ているものの、入口がどこかわからないくらいの結構な難所である。少なくともガイドブックに載っていなければ間違いなく利用しないであろうし、探している間も別のレストランを利用することを何度も考えた。
 店の明かりは消えていたので最初はクローズかと思ったが、店主らしき人に手招きされて中に入った。無論客は私だけであり、雰囲気的にも最初は結構不安であったが、その後の対応からまともなレストランであることが確認できたので安心した。この日は土曜日であったことから、夕食のピークは20時過ぎなのかもしれない。
 オーダーは、レモンジュース3+ボスニア風煮込み料理8+デザート2+チップ1=14マルカ(約910円)と至ってリーズナブル。BHのレストラン相場は昨年訪問したルーマニアとほぼ同じ相場と考えて良いだろう。無論料理自体も美味しいので文句なしである。実はモスタルでは、レストラン選定に当たって客が皆無のレストランは除外していたのだが、見た目で判断してはいけない典型的なケースであろうか。

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サラエボ事件(クロアチア・ボスニア旅行57)

 本タイトルの表記をどこかで使いたいと思っていたのだが、この旅行中に「サラエボ事件」と呼べるようなトラブルがなかったので、やむなくこの些細な一件をもってそのタイトルとしたい。
 トンネル博物館から中心部に戻ってホテルにチェックイン。このホテルは小規模ながら雰囲気の良い好立地のホテルであったが、残念ながらエレベーターがなかった。私の部屋は4階であったので、上り下りに苦労を強いられることは明らかである。
 しかも、最初に貰ったキーで部屋のドアが開かなかったため、再度フロントまで下りる → 再チャレンジのために上がる → うまく行かずにまた下りる → (フロントマンと一緒に)また上がる とこの時だけで3往復した。観光で疲れた足腰には相当応える。おそらくドア又はキーの故障ではないかということで、夕食に出掛けている間に修理してもらったのだが、夕食後に帰ってきて修理OKと思われたドアはやはり開かない。更にこの区間を2往復した上、結局ホテルのマスターキーを使用することになった。
 別段事件でも何でもないが、サラエボ滞在中に最も疲労した一件であり、かつラテン橋にほど近いホテルで発生したアクシデントであるので、本タイトルを付した・・・

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意味不明なやりとり(クロアチア・ボスニア旅行56)

 バス停からトンネル博物館までは徒歩5分程度。歩き出す方向さえ間違わなければ一本道なので迷うことはない。個人的には、敢えてタクシーを利用せずとも公共交通機関のみで十分到着可能な場所であると思う。
 博物館入場料は10マルカ(約650円)と意外に高い。しかも、ユーロ支払不可であったので、マルカ持ち合わせがなかった私は、隣接する土産物店で両替する羽目に。レートは20ユーロ=38マルカであり、2マルカは実質的なコミッションとなるがこれは仕方がないだろう。博物館自体は可もなく不可もないものであったが、やはり当時の戦いの様子に関する映像には心を打たれた。トンネル内部にも入ることができるが、これはツーリスト向け施設と言って良いだろう。
 なお、この時に発生した少しぎこちなかった話を一つ。前述の通り、入場料が意外と高かったので、思わず「この入場券にガイド料は入っているのか」と受付に聞いてしまった。すると、「ガイドは希望すれば付けるがどうするか?」と聞かれ、(この時の自身の心理状況を論理的に説明することは難しいが)「無料ならお願いしたい」と返答したところ、何と本当にガイドが付いてしまった。彼女は早口の英語で10分ほど話し続けたが、正直私の理解度は3割程度であった。一通りの説明が終わった後に「質問はあるか?」と聞かれたが、早い英語について行くだけで精一杯であった故にまともな質問などわるわけがない。というか、既に話してくれた内容について再度質問するような事態が生ずることこそ恥ずかしい。とりあえず、「本当にありがとう。非常によくわかったよ。何かあればまた尋ねると思うから。」と言ってお別れした。
 今考えても、なぜ自分がガイドのことについて口火を切ったのかわからない。全く意味不明である・・・

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小さな失敗?(クロアチア・ボスニア旅行55)

 イリジャというトラム終点駅で下車した後は、トンネル博物館付近まで向かうバスに乗り換える。チケットはバスドライバーから直接買う仕組みであり、目的地を伝えて5マルカ硬貨を渡したところ、1.8マルカ返ってきた。
 トラムが片道1.6マルカであったので、3.2マルカは高いと言う違和感は確かにあったが、①これが正規料金、②往復のチケット、のいずれかと考え、そのまま乗車し続けた(冷静に考えれば②はありえないのだが)。
 バスは15分ほどで終点と思しき目的地に到着。15分程度で3.2マルカはやはり高いので、降車時にドライバーに確認したところ、先ほど「ツーチケット」と言われたので2枚渡したとのこと。実は、この目的地のバス停が「コタラツ」という名称であり、語尾のツーをツーチケットと誤解されたらしい。その旨を説明して払い戻しを要求したが、答えは「ノー」。次に復路のチケットとして利用できないかという申し出もあっさり拒否された。どう仕様もなく結局1.6マルカ無駄になった。
 金銭的な損失は軽微であるが、実はこの失敗は過去に2回あった。少なくとも1回は今回と全く同様のケースである(この時は払い戻して貰った)。「ワンチケット・ハウマッチ」と乗車前に明確に意思表示することが重要であることは十分理解しているのだが、目的のバスに乗車できた嬉しさでそのステップを踏み忘れることが未だにある。十分気を付けたいところである。

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トラムの利用(クロアチア・ボスニア旅行54)

 BHのトラムは、安価で路線が分かりやすいと言う点において大変使い勝手が良い。まずチケットは、トラム乗り場付近に立地するキオスクなどで購入できる他、乗車時にドライバーから直接購入することも可能。但し、料金面では前者1.6マルカ(約100円)に対して後者は1.8マルカ(約120円)と割高になるので、あらかじめ購入しておいた方が多少お得である。
 但し、このチケットの有効期限は当日限りと考えられる。と言うのも、あらかじめ買い溜めておいたチケットを翌日使用したものの改札が作動しなかったからである。無知ゆえに1枚分=1.6マルカを損してしまった・・・。この時は無賃乗車状態になってしまったので次の駅ですぐ下車して事なきを得たが、仮に抜き打ち検札で無賃が発覚すると結構な罰金を取られるようである。見ている限りでは頻繁に抜き打ち検札があるようには思えず無賃っぽい人も見掛けたが、無論我々はそのようなことをしてはいけない。
 車両内に入るとそのチケットを改札に通すことになるが、そのチケットを入れる向きが意外とわかりづらい(覚えてしまえば簡単)。現地住民と思しき利用者も改札への通し方が分からず、旅行者である私が教えてあげるという奇妙なケースが2回ほどあった。さらに、車両はかなり老朽化しており、かつ内部は壁・椅子など無数の落書きで覆われている。ワンマン車両なので乗務員が見つけて注意するというケースはないのだろう。

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スナイパー通り(クロアチア・ボスニア旅行53)

 昼食後は、市内郊外にある「トンネル博物館」というユーゴ戦争時代に造られた地下トンネルを訪問した。交通手段としてはタクシーチャーターが順当であったが、この時は途中駅までトラムで行き、そこからローカルバスを利用する節約プランを選択した。
 まず乗車したトラムは、ユーゴ戦争当時に「スナイパー通り」と言われた大通りをひたすら走り続ける。今でこそ同市のメインストリートとして機能しているが、戦争当時は動くものは何でも撃たれると言われるほどの凄まじい惨劇の舞台であったと言う・・・。そして、トラムの車窓からはその壁面に当時の銃痕を残す建物を少なからず目にした。
 戦争が終わって20年も経ったと言われるが、20年であれば当時を知る人々の多くが存命であり、戦争は決して過去のものではない。加えて、現在でもBHは(同じ国内でありながら)BH連邦側(ボスニア人側)とスルプスカ共和国(セルビア人側)に明確に区分されており、それぞれ独自の立法府を有するなど大変複雑な様相を呈している。そして、行き先によってバスターミナルが分かれていたり、同じ額面の紙幣が2種類ずつ存在することもこの複雑な事情が影響している。
 いずれにしても、平和の尊さやその有難味について改めて考えさせられたひと時であった。

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不思議なトルコ航空オフィス(クロアチア・ボスニア旅行52)

 トルコ航空の復路便のリコンファームについては、「行わなくても搭乗できないという事態は生じない」旨事前確認済ではあったが、やはり万が一のことを考えてサラエボ到着後に電話で対応しようかと考えていた。
 ところが、中心部の街並みを散策している時に偶然トルコ航空のオフィスを目にする。電話によるリコンファームに抵抗を感じていた私としてはこの上ない幸運であり、早速訪ねてみたが、営業時間内であるにもかかわらずクローズであった。
 仕方なくその時は諦め、この日の夕刻及び翌日(つまり帰国日)に再度このオフィスを訪ねたが、やはりクローズ。しかも、オフィスの窓からは内部が丸見えなのだが、この間にオフィスに職員が入った形跡すらなさそうである(飲みかけのペットボトル水が減らずに同じ量残っていた点など)。
 この両日は土日だったのだが、間違いなく土日の営業時間内に訪れていることから、臨時休業か或いは夏季休暇か、はたまた別の理由に因るものなのか、事実は知る由もないが、今でも不思議な感覚である。ちなみに、結局リコンファームは行わずにそのまま空港でチェックインしたが、搭乗に当たって何ら問題なかった。

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エキゾチックな空間(クロアチア・ボスニア旅行51)

 ラテン橋を散策した後に向かったのは市内中心部である。起点となる「バシチャルシァ広場」周辺には沢山の土産物店やレストランが立地しており、同地域の主要な観光エリアである。
 メイン通り周辺は、予想以上に欧米人を中心とした観光客が数多く歩いており、ヨーロッパの一般的な中都市と比べても遜色ない。このエリアに関して言えば戦争の傷跡は皆無と言っても過言ではない(あくまでこのエリアに限った話であり、それ以外の地域ではその爪痕は今も深く残っている)。そこには、モスタル同様に「欧米」と「トルコ」という多様性が共存する街並みが残されており、これはBHの大きな財産といっても良い。また、行き交う人々の中にもムスリム風の男女を少なからず目にした。
 このエキゾチックな街並みを散策しながら、まずは中心部に聳えるモスク及び関連博物館群(3施設共通で6マルカ=約390円)を見学。感想としてはいずれも行って損のない場所であろう。
 昼食は、中心部のレストランでビール2+ボスニア料理6(肉・パプリカ・トマトの煮込み)+チップ1=9マルカ(約590円)。価格・味・ボリュームともに納得のメニューであった。

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歴史的現場(クロアチア・ボスニア旅行50)

 サラエボの宿泊ホテルは、ラテン橋から徒歩2分の好ロケーションである。到着が午前中であったので、荷物を置いてまずは橋に戻った。
 言うまでもなく、ここは第一次世界大戦の引き金となったサラエボ事件の現場である。世界史では必ずその名が登場する名所ではあるが、予想に反して観光地という特別なオーラはなく、市民が一般に利用する数ある橋の一つとして普通に機能していた。橋の欄干にはサラエボ事件の現場であることを示すような碑が建立されていたが、いずれにしても非常に地味である。確かに橋自体は別にどうということはないが、やはり歴史的現場である点、及びその周辺の景観がなかなかである点はもっと評価されるべきでないかと感じた。
 橋周辺の散策を済ませた後は、隣接するサラエボ博物館に入館(4マルカ=約260円)。規模こそ小さいが、サラエボ事件に関する展示が行われており興味深く見学できた。ちなみに、ここでBHに入国してから初めて日本人旅行者を見つけた。なお、BH旅行中に日本人を見掛けたのは、この時とサラエボ空港チェックイン時の2回だけである。

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