足立区出身税理士の海外旅行記

地元の東京都足立区で事務所を開業している税理士の海外旅行記です。

シティバスとの出会い(ウズベキスタン旅行60)

 苦労して辿り着いた歴史博物館には1時間ほど滞在。古代から中世あたりまでの展示物は大変充実しているのだが、近世以降は展示数が激減し、英語解説も明らかに少なくなっていた。近世・近代史に関心がある私としては残念この上ない。
 博物館の後は、ここから徒歩数分の場所にあるナヴォイ・オペラ・バレエ劇場の外観を見学。この建物は、第2次世界大戦後に抑留された日本人捕虜が中心となって建設した劇場であり、その後発生したタシケント大地震の際にも損壊することがなかったという、特に日本人にとって馴染みのある場所である。劇場からは徒歩でティムール博物館に移動。しかし、博物館はあいにく休館していたので、ややユニークな外観の写真だけ撮影した。
 ここで時計を見ると14時40分。今からホテルに戻れば15時のツアーに間に合うと考え、すぐに行動した。「ツアー」とはタシケントシティツアーのことであり、タシケント中心部の見どころを約2.5時間かけて回ると言うツアーバスである。前日、ホテル前に停車しているバスを見かけたので確認したところ、毎時0分発でホテル前から運行しているとのこと(ホテルが運営しているわけではない)。この日は回るべきスポットが沢山あることから、興味はあったものの利用は難しいだろうと考えていたのだが、この時は完全にタイミングが合致したと言って良いだろう。気づいたらバス乗車口の前に立っていた。

足立区の中野浩志税理士事務所
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非個性的な街並み(ウズベキスタン旅行59)

 歩けど歩けどそれらしき建物はみつからない。この一帯は大きな道路と広場ばかりであり、建物すら数少ない。そして、見つけた建物はどれも同じような色・形であり、目印になりそうな建造物は皆無であった。
 無論、この途中に警察官も含めて数名の人に道を尋ねたが、彼らの案内がそれぞれバラバラであることも混乱に拍車をかけた。歩いていると地下鉄のゲートを目にすることがあったが、その駅名を見ると目的地から遠ざかっていることがわかった。私が道を尋ねた警察官のうちの1人は、明らかに歴史博物館と美術館を間違えたと思われる。
 こうして歩くこと1時間以上、さすがに疲れ果てて公園のベンチに腰を下ろした。この時点では、今自分がどこにいるのかもわからない完全な迷子状態である。最近の旅行でここまでの状態に陥ることは大変珍しい。
 最後の力を振り絞って勘だけを頼りに歩くと、遠くに私の宿泊ホテルに良く似た建物を目にした。そこで地図を見ながら自分の位置を確認し、地図を頼りに正しい方向に数分歩き、1時間以上前に通り過ぎた例の歴史博物館らしき建物に到着。ここがまさにその博物館であった。タシケントを散策する際には、深い森を散策する位の心構えで臨むことが必須である。

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午後の苦難の始まり(ウズベキスタン旅行58)

 こうして午前中は比較的順調に観光を終え、この調子で午後は新市街にある博物館群を中心に回ることにした。
 まずはウズベキスタン歴史博物館に向かうべく、地下鉄で最寄駅まで移動。最寄駅からは地図で1キロ弱離れているように見えたので、たまたま近くを通りかかった女子学生達に道を尋ねると、ここから徒歩15分程度とのこと。私の早足なら10分と考えてその場を後にした。
 その後歩いて5分もしないうちに、通りを挟んだ向かいに歴史博物館に似た建物が見えてきた。先ほどの話では15分と言っており、私が幾ら早足であっても5分は近過ぎると思った。
 普通に考えれば、まず近くに寄って確認すべきであっただろう。しかしこの時は、①通りを渡るのが面倒(ウズベキスタンの道路は幅員が非常に広い)、②先ほどの話から考えると明らかに近過ぎる、③この街には似たような建物が多く立地しているので、多分違うだろうという勘、により何とスルーしてしまった。この結果、この後1時間以上にわたり約30度の日差しの中を大きな不安を抱えて彷徨い続けることになる・・・

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2日ぶりのウズベ料理(ウズベキスタン旅行57)

 バスで旧市街のモスク・メドレセ群に辿り着き、ここで1時間半ほど観光。これまで見てきた観光地と比べれば今一つであるが、タシケントの観光地としては外せない場所であろう。時間が経つにつれて観光客も増えてきた。ちなみに、この日の午後もこの場所を再訪することになろうとは、この時は夢にも思っていない。
 復路もバスを利用してチョルスバザール付近まで戻り、恒例のバザール観光。バザール見学も少し飽きが来ていたところだが、同バザールのシンボルとも言える青いドーム屋根の建物を見て、見学意欲が湧いてきた。
 昼食は、バザールから5分程歩いた所にあるウィグル料理店でガンファン(飯の上に野菜・肉が入ったソースをかけた料理)を食べた。料金は、コーラ1リットル+ガンファンで17,800スム(約300円)とリーズナブルプライスで味は大満足。ちなみに、ガイドブックに載っていたこともあり当初からこの店には関心を持っており、できれば訪れたいと考えていた矢先、バザール観光中に同店の名前が記された大きな看板を偶然見つけたので探す手間が省けたというラッキーもあった。と同時に、不幸にもこれがウズベキスタン最後の食事となってしまった・・・

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路線バスで観光案内(ウズベキスタン旅行56)

 地下鉄のチョルスバザール駅で下車し、まずは徒歩2~3分の場所にある「クカルダシュ・メドレセ」に向かった。ゲート前にチケットカウンターらしき場所があったので、料金を確認すると、カウンター上に貼ってあるボードの金額を指で示してきた。その金額は何と4万5千スム(約750円)。ぼったくりにしては法外も良い所であり当然パスしたが、後から考えると何らかの誤解があったようにも感じる(何らかのオプションサービス込の金額など)。
 次に、チョルスバザールの北にあるメドレセ・モスク群に足を延ばすべく、バス乗り場に向かった。ガイドブックには96番バスを利用すべしと記載されていたのでしばらく待っていると、案内係の中年男性が声を掛けてきた。目的地の写真を見せると、すぐにこのバスに乗車せよとの指示。窓には42番と記載されていたが、信用できると判断したのでそのまま乗り込んだ。ちなみに、43番・111番バスも同じ方向に行くようであり、これらのバスは頻発しているので、バス乗り場さえ見つかればわざわざタクシーを利用する必要はないと思われる。
 私の座った席はドライバー席の隣の助手席であり、車窓からの眺めは抜群であるとともに、目的までに向かうまでの間はドライバーによる観光案内という特典も付いていた。かつ、目的地に近づいたらしっかり教えてくれるし、これで料金は1,200スム(約20円)。利用しない手はない交通手段であるが、唯一の難点は途中様々な場所に停車して乗降も多いので、多少時間がかかることであろうか。

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タシケントの地下鉄(ウズベキスタン旅行55)

 タシケントの地下鉄路線は3路線あり、中心部とその周辺エリアを結んでいる。前項で述べたとおり料金は一律1,200スム(約20円)と格安であり、これは他の路線に乗り換えても同額である。
 車両はかなり年季の入ったものを使用しており、かつ車内は非常に暗いので、乗っていて不安を感じざせる雰囲気。簡単に言えばいかにも旧ソ連らしい空間である。なお、地下鉄ホームでの撮影は絶対禁止であり、違反するとかなり面倒な事態を招く可能性が高いので、無意識に車両の写真を撮影しないよう十分注意した。
 また、地下鉄路線図や駅名表示がそれほど明確に示されていないので、逆走していないか或いは正しい目的駅で降車できたかについても他の国以上に非常に気を遣った。加えて、少しでも怪しい動きをすれば警察官に職質される恐れも決して0とは言えない。
 最後に利便性であるが、少なくともタシケント中心部の観光にとっては決して高くないが、訪問場所によっては利用価値があると思う。というのも、タシケント中心部のエリアが広過ぎるので、3路線ではカバーしきれないのである。従って、無理して地下鉄移動で済ませようと思うと、最寄駅から10~15分は歩く必要があった。この街特有の事情により、この徒歩移動が予想以上に大変であることについては、この日の午後に思い知ることになる。

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地下鉄の乗り方(ウズベキスタン旅行54)

 ホテルのすぐ近くには地下鉄乗り場があるので、まずそれに乗ってチョルスバザールに向かうことにした。地下鉄のゲート前には警察官が立っており、ここで荷物検査が行われる。ちなみに、警察官はどの地下鉄出入口にも必ず立っており、相手が中学生位の子供であっても容赦なく行っていた。
 ゲートを降りて窓口でチケットを買うと、小さなプラスチックコインを渡された。地下鉄の乗車料金は一律(1,200スム=約20円)であり、この時は1,500スム渡したものの200スムしか戻ってこなかった。100スム以下の紙幣がほとんど流通していないようなので、これは仕方ないことはわかっていた。僅かでも損をしたくなければ、偶数のお釣が出るように購入枚数を調整することである。また、このコインに有効期限(当日限りなど)があるのかどうかは不明である。
 コインを買って改札に進むと、そこには3名の警察官が警備に当っており、まずは荷物検査(2回目)、続いてパスポートとビザの提示を求められた。そして、「ツーリストか?」と聞かれて、「YES」と答えるとようやく改札を抜けることを許可された。駅によってはここで難癖を付けられるケースもあるようだが、この時はそうした雰囲気はそれほど感じられなかった。これは駅や警察官の対応によって異なるので、まさに運の世界となるだろう。
 そして、ホームに降りるとそこにも警察官がいたが、ここでは別に声を掛けられることはなく無事乗車。地下鉄に乗るだけでも結構神経をすり減らした。

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問題のあるホテル2(ウズベキスタン旅行53)

 最終日となるこの日は6時半に起床。体調はほぼ回復しており、7時にホテルレストランで朝食を取った。一応四つ星ホテルなので品数はまずまずであったが、フルーツらしきものがほとんどなかったと記憶している。
 この日が唯一のタシケント観光日であることから、早めに行動しようと考えてチェックアウトは8時前。団体観光客も多く宿泊していることは前日の様子からわかっていたが、さすがに彼らのチェックアウトが重なる時間よりは相当早かったようであり、チェックアウト自体はスムーズに行うことができた。しかし、最後にパスポートと滞在登録証を受け取る際、私のパスポートがなかなか見つからずに結構時間を取られた。日本人だと伝えてもホテルの引き出しには日本のパスポートが沢山並んでおり、それらのパスポートの氏名のページをその都度見せられては確認を求められた。
 このホテルの個人情報管理の杜撰さについて驚くとともに、同時にこのホテルに数十人単位で日本人が宿泊していることにもびっくりした。唯一の救いは、夕方まで無料で荷物を預かってくれたことである。前日以降の対応を思えば、「そういうサービスはありません」と言われないか若干本気で心配した。いずれにしても非常に手強いホテルであった・・・

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問題のあるホテル1(ウズベキスタン旅行52)

 ようやくホテルに着いてチェックイン。この時のフロントの対応は、(不手際やミスがあったわけではないが)少なくともホスピタリティとは全く無縁の極めて事務的な対応であったことが今でも記憶に残っている。いずれにしても、これまで訪れた都市とは全く別の国に来たという印象が拭えず、翌日の最終日の観光に向けて不安が募った。加えて、このホテルだけはパスポートを預ける必要がある点も不満であった。
 ホテルで少し休んだ後は、夕食を取るために外出することにした。だが、一歩外を出ると付近に気の利いたレストランはなさそうな雰囲気。ホテル裏手にはピザ店があったが、どうもあまり気が進まなかったので、サマルカンドで買ったナンと水で済ませることにした。まさかの2晩連続のナン+水による夕食であり、最初はナンも悪くないと思っていたが、さすがに飽きていた。
 なお、この移動中にエレベーターに乗ろうとすると、後からホテルマンが乗り込み、私の姿を見るや否やすぐに「両替しないか? いいレートで替えてあげるよ」と聞いてきた。「明日帰国するから必要ないよ」と答えると、「そうか」と言って去って行った。仮にも4ツ星ホテルなのだから、従業員教育は徹底させる必要があるだろう。
 ちなみに、このホテルを選定した理由は、鉄道を利用してタシケント駅に到着した後、そこから乗車予定であった地下鉄の駅がホテル正面にあるので、夜間にタクシーを利用することなく到着可能であるという移動面の利便性のみを考えたからなのだが、結果的には全く意味がなかった・・・

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タシケントの第一印象(ウズベキスタン旅行51)

 タクシーでタシケントに入るとすぐに検問があった。しばらくすると、車を端に止めるよう指示され、ドライバーが降車して検問所に連れて行かれた。私は遠目からその様子を見ていたが、どうやらドライバーが警察官に厳しく詰問されている模様。なぜ詰問されているのかは不明であったが、ドライバーの所持している身分証に何らかの不備があった様子であり、いずれにしても再度車内に戻って来るのに10分以上かかった。 
 車内に戻って来てからも幾つか質問され、後ろに乗っていた私も窓越しにずっと見られ、怖い顔で「ツーリストか?」と質問される始末。ようやく解放された後、ドライバーが私の方を見ながら「タシケント・・・」と言いながらネガティブジェスチャーを示してきた。言葉は通じなくても、彼の意図は十分伝わった。
 タクシーは4時間半ほどでタシケント市内に到着。この日の宿泊ホテルはタシケントでも有名な旧ソ連時代からの老舗ホテルであったので、ドライバーも全く迷うことなく無事到着。トイレ使用料(彼が私の分まで払った)と苺代も含めてチップ1万スム(約170円)を渡して別れた。

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通訳を交えた会話(ウズベキスタン旅行50)

 この時のドライバーは英語NGであったので、コミュニケーションは極めて限定的なものになったが、彼が先のドライバー同様に善良な人物であることはすぐにわかった。これを示す面白いエピソードを一つ紹介したい。
 この時の移動も4時間と長時間になることから、ドライバーに「疲れたら適当に休んでいいよ。お茶位はご馳走するよ」と伝えたのだが、どうも通じない。ジェスチャーで疲れた表情や休む姿勢を見せるなどボディランゲージで伝達を試みたが、かえって彼が困惑する結果となった。これは無理かと諦めかけたところ、彼がどこかに電話をかけ始めた。運転中電話することは世界的に見れば別段マナー違反ではないので、特段気にせず座っていたところ、突然私に電話を渡してきた。最初は意味不明だったが、やがて彼が英語のわかる人物に電話を掛け、彼を通じて私の意向を確認しようとしていることを知った。そこで電話の相手に私の意図を伝え、ドライバーに電話を渡して数秒後、ドライバーが爆笑し始めた。私も思わず笑ってしまい、彼から心配無用だと言うゲスチャーを示されて一件落着。
 その後も、途中停車して路上販売している苺を買って来たり、要所でガイドしてくれるなど気遣いを見せてくれた。正直ガイドに関しては何を言っているのかほとんど理解できなかったが、ジェスチャーで積極的な反応をすることに努めた。また、苺は腹のことが心配であったが、食べないと言う選択肢はない。結局、ブハラのチェリー同様に完璧な味であり、腹の調子にも影響はなかった。

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ティムール(ウズベキスタン旅行49)

 昼食後、やはり鉄道チケットをゲットできないことを確認してからタクシーチャーターを依頼(14時ホテル出発)。ほぼ諦めていたのでこの時点では割り切っていた。出発までの残り約2時間は、西側に立地するアミール・ティムール廟とルハバッド廟を見学した。
 ティムールの名前は、無論世界史で勉強したので知っており、彼を祀る廟が観光地になるのも十分理解できる。そしてこれを証明するかのように、彼をはじめとする親族の墓石が置かれている部屋は多くの観光客で溢れていた。私が訪れたウズベキスタンの観光地の中で最も混雑を経験した場所であり、日本人が考える以上にティムールが崇められていることが理解できた。
 2か所の見学を終え、周辺の公園散策を済ませた後はホテルに戻り、2千スム払ってお茶を飲みながら出発時間を待った。そして、間もなくやってきたタクシーに乗り込み、最後の都市であるタシケントに向けて出発した。

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朝のレギスタン広場(ウズベキスタン旅行48)

 サマルカンド2日目の朝を迎えた。体調は幾分良くなっていたが、ここで無理しては元も子もないと考えてホテル朝食はスキップ。このホテルに対する評価を考えれば、朝食レベルもかなり期待できたのだが、本当に残念である。
 代わりに前日買ったナンと水を持って、私を感動の渦に包んだレギスタン広場に向かい(ホテルからは徒歩数分)、そこのベンチに座って朝食を取った。日中は混雑する広場であるが朝7時台は疎らであり、朝食場所としてもベストスポットと言える。かえってホテルで朝食を取らなかったことでこの経験ができたことに対して感謝している。
 こうして1時間ほど食事とウォーキングを楽しみ、一度ホテルに戻って準備を整えてから再度広場周辺を散策。前日は気づかなかったのだが、広場とバザール間の約1キロは電動自動車が走っており、500スム(約10円)で利用できるので利便性は高い。
 午前中はレギスタン広場に面する3つのメドレセ内部、ビビハニムモスク・廟などを見て回り、再度ホテルに戻ってナンと水で昼食。結局、前日夜からこの日の昼まで食事はナンと水のみという悲惨なものであったが、腹の調子は回復基調にあると感じた。

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また満席(ウズベキスタン旅行47)

 この日のハードな観光を済ませてホテルに戻ると、先ほどチケット手配を依頼したマネージャーから「明日のタシケント行き鉄道は全て満席であった」との残念な報告を受けた。
 ブハラの時は非常にショックであったが、この時はやっぱり感の方が強かった。ブハラの時と同様、「翌日もう一度トライしてみるが、ダメならタクシーで良いか?」と尋ねられたので、YESと回答。体調の問題もあったので、ブハラの時ほど悔しい気持ちはなかったが、それでもウズベキスタンの鉄道を1回も利用できないままこの国を去ることは大変残念であった。
 そもそも日本であらかじめ手配することも検討したのだが、前述の通り現地で取得可能だろうと安易に考えたことに加え、日本で依頼すると現地購入価格の倍以上かかるので憚られたという理由もある。事実、このサマルカンド→タシケント間のプライベートタクシー料金と、日本で同区間の鉄道チケットを依頼する場合の料金を比べると、後者の方が高いのである。
 もっとも私の場合には、経済合理性の観点は度外視して鉄道乗車を優先しているため、仮に同区間の運賃が50ドルと言われても飛びついているが・・・

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サマルカンドでの交流(ウズベキスタン旅行46)

 サマルカンドは、ウズベキスタンを代表する観光地であるとともに、国内有数の大都市でもあるので、そこに住む人々も比較的ドライなのかと勝手に考えていたが、実際にはヒヴァと同じくらい沢山の人に声を掛けられた。
 例の一緒に写真に写ってくれという地元ツーリストからの依頼、私たちを撮ってくれという子供達からのリクエスト、時間あれば少しトークしたいといった学生からの声掛けなど、様々な状況を経験した。無論、通りを歩いていて挨拶されることはしばしばあり、特にウルグベク天文台からシャーヒズィンダ廟群まで歩いている途中は、大通りを挟んだ向かい側からも毎回声を掛けられる状況。結構日本人観光客もいたように思えたのだが、いずれにしても日本人に興味を持ってくれるのは嬉しいことである。だが、正直この日は体調不良であったので、その対応は結構きつかったのだが・・・
 レギスタン広場をぼんやり眺めていた時にも、地元学生3人組から声を掛けられた。何でもサマルカンド大学に通っているとのことで、第一外国語がドイツ語ということで英語は今一つであったが、最小限のコミュニュケーションは図ることができた。彼ら曰く学生の専攻語学はドイツ語やフランス語が多く、彼らの学校には日本語や中国語の教室もあるらしい。また、旧ソ連時代の影響もあってか、やはり英語学習はポピュラーではないとのこと。
 そして、最後に卒業後どのような職業に就きたいか尋ねたところ、トランスレーター=通訳者とのこと。旅先の学生に対してこの質問を行い、この答えが返ってくることは非常に多い。国際的な仕事に関心があるからこそ、外国人である我々に関心があり声を掛けてくるという流れは極めて順当と言えよう。彼らの夢が実現することを心から祈りたい。

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必死の行程(ウズベキスタン旅行45)

 この日の午後は、先のウルグベク天文台を起点に、シャーヒズィンダ廟群→ハズラティヒズルモスク→シヨブバザールの順に徒歩で回った。この他、アフラシャブの丘や同博物館にも足を運びたかったのだが、ガイドブックの地図では明確に示されておらず、かつ何よりも朝昼食事抜き状態で相当厳しい状態であったので、あっさり諦めた。
 各スポットの評価としては、シャーヒズィンダ廟群は必見スポットであり、中心部から少し離れているが足を運ぶべきであろうと思う。ハズラティヒズルモスクは、テラスからの眺めが良い。私は疲れを癒すために30分近くぼんやり座っていた。バザールは、これまでも幾つかの街で見てきたので、特段物珍しさは感じなかったが、相変わらず活気があって賑やかであった。ちなみに、ここでこの日の夕食用として小さめのナンを2個購入した(2千スム=約30円)。
 そして、バザールから目抜き通りのタシケント通りを10分ほど歩くと、テレビでもお馴染みの例の光景が目に入ってくる。レギスタン広場に建つ3つのメドレセの雄大な姿は、これまでの疲れを一気に取り去るほどの魅力があった。無論、テレビで見たことのある景色を実際に目にしているという感動もあったが、夕日に照らされる3つのメドレセの調和感は見事と言う他ない。ベストショットという意味ではこの旅一番のスポットであろう。

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2度目の失敗(ウズベキスタン旅行44)

 体調不良ではあったが、サマルカンド観光の時間は限られているので、かなり無理をして出発。まずは中心部から最も離れた「ウルグベク天文台」までタクシーで移動し、同天文台を観光後、ここから中心部に向かって徒歩で戻りながら周辺の観光スポットに足を延ばすというプランを採った。
 まずはタクシー手配であり、フロントに確認したところ送迎込で9千スムとのこと。おそらく相場通りだと思ったので依頼した。だが、間もなく到着したタクシードライバーを見るや否や非常に嫌な予感がした。一般論として人を外見で判断することは絶対NGであるが、特に発展途上国の旅先において、この絶対NGのアプローチ方法が功を奏することが決して少なくないことも事実である。
 そして不幸にもその予感は的中。乗車前の料金確認を怠るというミスを再度犯し、15分ほど走って目的地に到着して要求された料金は1.3万スム(約210円)。割高であると考えてクレームを言うも全く取り合われず、相場の約1.5倍ということもありこの時は言い値で支払ってしまった。ドライバーが意外と冷静であったことから、一瞬正規料金?とも考えたが、回り道されている気もしたのでやはりやられたのだろう。

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良質ホテル(ウズベキスタン旅行43)

 サマルカンド駅からホテルまでの道順も相当難儀し、同じ場所を何度も行ったり来たり。結局ホテルに到着したのは、出発から約6時間経過した14時過ぎであった。このドライバーは人間的には大変良好な人物であったのだが、あらゆる面においてスマートでなかった。
 ホテルにチェックインすると、まずウェルカムドリンクがサーブされた。マネージャー・従業員ともに温厚そうであるが、先の一件もあるので決して油断はできない。その後、懸案の鉄道チケットの件を持ち掛けると、先のホテルマネージャーと同じ話の展開となった。異なる点は、①パスポートの原本ではなくコピーを渡してくれればOK、②ホテルコミッションが幾らなのか不明(前のホテルはチケットの実額+5ドルであったが、このホテルはチケット料と合計で○○ドルという提示であった)、の2点である。そして、最悪の場合のタクシーチャーターについて確認したところ、何と「40ドル」とのこと。所要時間は約4時間でブハラ~サマルカンド間と同じであるため、単純計算で行くと先のホテルでは30ドルやられたことになる。
 なお、このホテルに対する全般的な印象は良い。但し、一点だけ気になったのは、観光から帰ってきた後、中学生くらいの従業員から「お茶飲むか?」と聞かれ、思わず「飲む!」と答えるとサーブされ、同時に2千スム要求されたことである(壁面に小さな紙が貼られていたのを後で確認したが、料金表示まではなかった)。オプションサービスを受ける際の料金確認は必須と言えよう。

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2度目のチケット完売(ウズベキスタン旅行42)

 こうして話しては休み、何かあればまた話しかけるということが何度か続き、タクシーは正午過ぎにサマルカンド市内に到着。途中相当スピードを出していたにもかかわらず予定よりも多少遅れ気味であったが、ここまでは特段問題はない。問題はサマルカンド駅での出来事である。
 このタクシーを手配する際、サマルカンドからタシケントまでの鉄道チケットを買いたいので、途中サマルカンド駅に立ち寄って欲しい旨を依頼しており、その連絡は正しく伝わっていたのだが、このドライバーどうやら駅の場所がわからない様子。乗っている私が見ていてもイライラする位の要領の悪さであり、最後は道順を尋ねた人を車に乗せ、彼にナビゲーションを頼んでいた。ちなみに、この人はサマルカンド市内の学校に勤める英語教師とのことであり、彼のおかげでようやく駅に到着することができた。そして、ドライバーと一緒にチケット売り場に向かうと、そこは1つの窓口の前に人だかりが出来ているという非常に好ましくない状態であり、お行儀よく待っていたら1日経ってもチケットが買えないことは明らかであった。
 とりあえず駅員との交渉はドライバーに任せ(彼は英語が多少わかるので、どの時間・クラスのチケットを買いたいかなどあらかじめ詳しく伝えていた)、私はポジション確保に徹した。おかげ割り込み被害には遇わなかったが、窓口の回転が非常に悪く、何とここで約40分待たされた。そして結果は最悪の全席売切れ。行きたかったトイレを我慢して粘り強く待っていたにもかかわらずである。この時が間違いなくこの旅行中で最も辛く苦しかった瞬間であった。

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