足立区出身税理士の海外旅行記

地元の東京都足立区で事務所を開業している税理士の海外旅行記です。

慌ただしい観光(ブルガリア・セルビア・ハンガリー旅行14)

 1日分の遅れを取り戻そうとまず向かったのは、市内中心部のセルディカにあるローマ遺跡群である。当時の遺跡のみならず発掘された壺なども展示されており、考古学ファンにとっては必見スポットと言えよう。また、日本で言えば東京や新宿の地下通路内に存在するというアクセスの良さも評価できる。
 続いて、そのセルディカ遺跡群の周辺にある共産党本部や2~3の教会を見学し、その足でソフィアの目抜き通りであるヴィトシャ通りを散策した。ここまで1時間程度の観光中にも感じていたことであるが、この日は日曜日であるにもかかわらず街中を歩く人は驚くほど少ない。このヴィトシャ通りも決して例外はなく、沿道にカフェやレストランは数多く立地しているものの、多くの人で賑わうという状況には程遠かった。だが、同時に非常に歩きやすく散策に適している街であるとも感じた。
 昼食は、ヴィトシャ通りから外れたガイドブックに載っているレストランでオリジナルレモネード+タラトール(ヨーグルトスープ)+ミシュマシュ(卵と玉ねぎのチーズ焼き)を注文。味はグッドで、かつチップ込で12レバ(約720円)とリーズナブル価格で満足であった。
 腹も満たされ、これから本格的に観光開始と行きたかったのだが、問題が一つ発生。それは眠くて仕方がなかったことである。前日の1時間睡眠が招いたこの睡魔には勝てず、仕方なく一度ホテルに戻って休憩することにした。

足立区の中野浩志税理士事務所
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ソフィアの地下鉄(ブルガリア・セルビア・ハンガリー旅行13)

 ソフィア空港から市内中心部までは、最近開通した地下鉄で移動可能であるためアクセスは良好。まずは到着ロビーで両替を済ませ、床面の矢印に沿って特段問題なく地下鉄乗り場に辿り着いた。
 ちなみに、空港の両替レートについては、事前リサーチ段階では相当な劣悪レートが適用されるとのことであったが、実際には1ユーロ=1.86レバと予想していたほど悪くなかった。両替所は数軒あったので、無論レートとコミッションの有無はしっかり確認しておく必要はあるが、絶対に避けなければならないという程ではないだろう。
 地下鉄のチケットは迷わずに1日券(4レバ=約240円)を購入。トラムや市バスにも乗車可能であることに加え、1回券が1.4レバ(約80円)であることを考えれば、3回で元が取れるので市内中心部を回る観光客にとっては1日券が断然お得と言える。ちなみに、この日はその後発生したハプニングにより3回しか利用できなかったが、それでも元は取れている。また、翌日は10回以上利用したため大満足である。
 空港駅は非常に閑散としており、私の乗車した車両の乗客は自分のみ。全体でも数人という寂しい状況であった。その後、市内に近づくに連れて乗客は増えてきたが、結局私が下車するまで座席が埋め尽くされるという状況にはならなかった。この時に乗車した車両は、日本で言えば昭和中頃のレトロチックなものであったが、新型車両も数多く走っていたので、おそらく車両入れ替えの過渡期なのかもしれない。
 こうして地下鉄を乗り継いで11時前にはホテル最寄駅に到着。ホテルの位置は若干入り組んだ場所であったが、特段迷うことなく辿り着き荷物を置いて市内観光に出かけた。

※今後は、1レバ=60円で換算。

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トルコ脱出(ブルガリア・セルビア・ハンガリー旅行12)

 5時半にもかかわらずイスタンブール空港は混雑していた。無論前日の反動もあるのだろうが、さすがに世界屈指の大規模空港である。空港職員のアドバイス通りに早く来て正解であったし、チェックインも先に済ませておいて良かった。但し、今年発生した空港テロの影響を受け、空港内は物々しい警備が敷かれているのかと思いきや、私が見た限りでは予想したほどではなかった。空港敷地内に入る際にも荷物検査はなかったし、以前訪問したウズベキスタンのタシケントに比べれば緩く感じられた。
 無事出国審査を済ませて見慣れた光景の中を搭乗ゲートに向かいながら、これでようやくトルコを脱出できるという嬉しさは今でも記憶に残っている。何しろこの旅行中における全ての不愉快な出来事は、前日からこの時までの間に凝縮されていると言っても過言ではない。先に述べたとおり、海外でのアクシデントに際して待ちの姿勢では何ら解決しないことを実感できた点は、この旅行における最大の収穫であろう。
 フライトは定刻から30分遅れたが、前日16時間待った身からすれば全くのノープロブレム。飛行中は機内食を無視して(3席空いていたので)横になって眠り続け、多少体力を回復させて、1日遅れでブルガリアの首都・ソフィアに降り立った。

(往路トラブル編完)

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試練は続く(ブルガリア・セルビア・ハンガリー旅行11)

 起床後、急いで身支度を整えて出発時刻の5時にフロントに到着すると、先ほどまでアテンドしていた空港職員より「シャトルバスは運行しないので、これからホテルが呼ぶタクシーで行ってほしい。精算はタクシードライバーから貰う領収書(一律定額20ユーロ)を後日メールで指定アドレスに送ってもらえれば、別途送金する」とのことであった。
 チェックイン時点では5時でもシャトルバスは出すと言っていたにもかかわらず、2時間後にはこの変わりよう。そして精算方法も去ることながら、このタクシーが安全であるかどうかしつこく確認したにもかかわらず、空港到着後にドライバーが3倍の60ユーロ請求してきたことにはただただ呆れた(無論所定の20ユーロしか払っていないし、この20ユーロも相当割高である)。
 数少ない良い点を挙げるならば、この3時間滞在したホテルはこの旅行中に宿泊したホテルの中では設備面において最も優れていたこと、そして睡眠時間欲しさからホテル出発を5時半にしたいと考えていた私に対して、早めに到着すべきだと5時出発を勧めた空港職員の的確なアドバイスであろうか。

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1時間睡眠(ブルガリア・セルビア・ハンガリー旅行10)

 空港を出発したバスは、午前2時にもかかわらずトルコ旗や鳴り物などを持って騒ぎ立てる群衆を横目に市内に向けて走り始めた。この時は、この群衆がどういう輩なのか不明確であったためやや不安であったが、後で大統領支持を訴える群衆であったことが判明し、無論我々に危害を加えてくるようなこともなかった。
 そしてこのバスは、深夜のイスタンブール市内を何と30分以上も走った。トランジットホテルといえば、一般的には空港から5~10分の立地を想像する。一連のアクシデントにより空港近くのホテルが満室であったのかもしれないが、これは私にとっては完全な誤算であり結局ホテルに到着したのは午前2時半。睡眠時間を少しでも長くとるため、約20年ぶりに空港内で泊まれば良かったと今でも考えている。
 その後の受付けはスムーズであったものの、貰ったキーが壊れておりそのやりとりに15分程度ロス、さらに部屋に入ってシャワーを浴びて寝たのが3時半で起床は4時半。私の人生の中でも極めてレアな1時間睡眠であった。

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大丈夫だったか(ブルガリア・セルビア・ハンガリー旅行9)

 こうして入国手続きを済ませた後は、一緒に行動した日本人にも助けられてスムーズに移動。手順としては、出発ゲートでチケット変更手続き → チェックイン(発券手続き) → 到着ゲート付近にあるホテルセンター(仮称)で宿泊手続き の順番で進んだ。時刻は既に0時を過ぎ皆疲労の色は隠せなかったが、道筋は見えてきたので最後の力を振り絞って動いた。
 まず、出発ゲートに向かうとやはり長蛇の列が出来ていたものの、受付カウンターが約10か所あったことからサクサク進み、1時間弱で手続きを済ませることができた。チェックインは出発前でも良かったのだが、近くにある別のカウンターで対応可能であるため、こちらは10分程度並んで無事完了した。
 最後にホテルセンターに行くと、この日私と同じような目に遭って急遽トランジットで宿泊することになった数十名の団体が待機していた。私もその中に混じって待つこと約20分で別のバスに乗せられ移動を開始した。
 一つ残念であったのは、最初のチケット変更手続きで他の3人を見失ってしまい、トランジットホテルまでの移動は私1人になってしまったことである。うち2人組は、私同様にソフィアに向かうという留学予定の学生であり、この2人とはフライト直前に出発ゲートで顔を合わせたので心配はない。問題は後の1人である。やはり留学でマルタに行くと言っていたが、一緒に行動した時も相当不安そうな様子であったので、何事もなく無事マルタに到着できたか心配なところである。

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早く言えよ(ブルガリア・セルビア・ハンガリー旅行8)

 既に並び始めて2時間半が経ち、さすがに私の疲れもピークに達しようとしていた。ふと後ろを見ると相変わらず長い列、そして私の少し後方で外国人と職員が軽く口論していた。
 英語だったので私も傍に近づいて聞いてみると、「エントリー」「ノービザ」といった単語が聞こえてきた。私もかなり苛ついていたので、その話に入って「もう2.5時間も待っているけど列が全く進まない」と言ったところ、以下のような会話が行われた(あくまで私の解釈)。

係員:あなたは日本人か?
私:そうだ。
係員:日本人の場合にはトルコ入国に際してビザは不要なので、一回トルコに入国して出発ゲートでチケット変更手続きを行ってはどうか。
私:出発ゲートに行けばスムーズに対応してもらえるか?
係員:ここは係員が2名で対応しているが、出発ゲートでは多数の窓口でこの手続きに応じている。
私:なるほど。
係員:無論、このまま並び続けてもよいが相当時間がかかるだろう。後はあなた次第だ。

 この内容が事実であれば、明らかに入国手続き→出発ゲート移動プランが断然早い。私が列を離れようとすると、付近に並んでいた日本人が会話内容を尋ねてきたのでこの話を伝え、結局ここからしばらくは日本人3名と一緒に行動することになった。
 今冷静に考えれば、この方法はごくごく自然であり、先の団体ツアー客や列を離れていった日本人も同じ行動を取ったものと考えられる。なぜもっと早く気付かなかったのか不思議であるが、やはり折角並んだ列から離れたくなかったという気持ちがあったからであろう。他の日本人も同じようなことを言っていた。
 同時に、トルコ航空の職員に対してはまたまた腹が立った。この行列には多くの日本人・韓国人(成田便の後にソウル便が到着)が並んでおり、一度でもアナウンスすれば間違いなく多くの人が無駄に待たずに済んだはずである。海外でアクシデントに見舞われた際には、自分から積極的に動くことが必須であることを改めて実感した。

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列が進まない(ブルガリア・セルビア・ハンガリー旅行7)

 チケット変更のためのカウンターが非常に混雑することが予想されたので、降機後は小走りに空港内を移動し、しばらくすると前方に大行列を目にした。明らかに先着組のチケット変更手続きの列であったので私もこの列に並んだ。
 この列は百メートルを超えるロングラインであったが、不思議なことに待てど暮らせど列がほとんど進まない。私は、アンタルヤ同様この時も待つしかないと考えて特段行動しなかったのだが、この時はそれが裏目に出る。
 30分ほどすると、先に述べた団体ツアーの一行が列を離れた。この時は特別のコネクションをもって脱出するのかと思ったが、(未確認であるが)おそらく違う。さらに1時間ほどすると、前列に並んでいた女性3人組が一回トルコに入国した方が良いのではという話を始め、続いてこの列は割り込みされまくっているといった話をした後、列を離れていった。
 前述のとおり、一人旅の場合には(荷物を置いて)施設内の状況を偵察することがほぼ不可能であるため、情報が極めて限られることが最大の難点である。と言って、そのために周囲の人に闇雲に話しかけるというのも憚られる。だが、列が進まない原因が割り込みというのは十分合点がいく。この割り込み放題の列に並び続けて良いかどうか悩みながらも待ち続けるとともに、割り込む奴らとそれを管理しない空港職員にやたら腹が立った。

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空港再開だが(ブルガリア・セルビア・ハンガリー旅行6)

 14時半を過ぎると若干状況が変わってきた。空港再開のニュースが伝わり、待ち疲れた搭乗客にも活気が出てきた。しばらくすると、大声で「ヨハネスブルク」と触れ回る係員の姿を目にした。出発空港毎に適宜イスタンブールへのフライトを再開するのであろう。出発時刻の順番からすれば成田は3番目であり、あと1時間位で呼ばれるのではないかと期待を持った。
 続いて呼ばれたのは「大阪」。先の出発時刻の順番通りであり、次こそ成田だと待って聞いた地名は、何と「シンガポール」。期待は落胆に変わった。そしてその後は、台北→ 不明(モルジブのマレ?) → ジャカルタ と続き、成田が呼ばれたのは17時過ぎ。しかも、それは搭乗のアナウンスではなく、20時頃に出発するという情報であった。
 この20時出発は間違いなく遅れるだろうと思っていたが、この時だけは良い意味で予想が裏切られ、定刻出発したフライトは21時半頃に無事イスタンブールに到着。前述のとおり、私の周囲の日本人はほぼ全員このフライトに搭乗していたが、一部の旅行者は別の方法により既にアンタルヤ空港を脱出したようであり、機内は多少空席があった。
 「この日はイスタンブール空港近くのエアポートホテルに宿泊して、明朝のフライトでようやくブルガリアに到着できる」とこの時は安易に考えていたが、ここからが本当の試験であった。

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選択の時(ブルガリア・セルビア・ハンガリー旅行5)

 この12時間の待ち時間中、どう動くことが最善なのかについては何度も自問自答した。考える時間はたっぷりある。ここでは大きく分けて3つの選択肢があった。
 まず第一は、アンタルヤからイスタンブールまで長距離バスで移動するという方法。かなり長時間の移動を余儀なくされるが、イスタンブールが最終目的地であるトルコ人の中にはこの方法を採っていた人もいたようである。いつ動けるかわからない状況下で待つよりも、確実に前に進む方法を選択するという極めて現実的な方法に思えるが、トルコ国内で何が発生しているのか明らかでない不穏な状況下において、外国人旅行者が取るべき方法ではない。従って、この方法は即却下である。
 第2は、アンタルヤから最終目的地(私の場合にはブルガリアのソフィア)又はその近隣都市までフライトし、その都市から最終目的地まで陸路移動という方法。無論、ここからの飛行機代や陸路移動代は自腹となるが、目的地によってはかなり現実的な方法と言える。私の場合、午前9時50分にベオグラード(セルビア)に飛ぶ便があったので、この便を利用して陸路でブルガリアに入る方法を検討したが、やはり決断できなかった。余分な支出を強いられることを躊躇ったわけではなく、ベオグラード空港から市内、そして市内から乗車する鉄道又はバスをスムーズに確保できるか自信がなかったからである。
 今回の結果だけを考えれば、このプランを選択しなくて正解であったが、仮にトルコで2~3日足止めを食っていたら間違いなく選択しなかったことを後悔しただろう。なお、この選択肢は他の日本人旅行者も検討していたが、やはり踏み出せずにその後ずっと待ち続けていたし、乗り合わせていた大手旅行会社の団体ツアー2組も同様であった。
 そして、このひたすら待ち続けることが第3の対応である。空港再開を願う他力本願の選択は一見消極的に思えるが、(フラストレーションは溜まるものの)最も安全かつ低リスクの策であり、こうして私も含めて私の周囲の日本人は12時間待ち続けた・・・

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配給の列(ブルガリア・セルビア・ハンガリー旅行4)

 我々の乗車した空港バスは単に別のターミナルに向かっただけであり、結局そこで12時間待たされる羽目になろうとはこの時は知る由もない。
 到着してしばらくすると、少し離れた場所に行列を目にした。近づいて見るとそこでは係員が乗客に対してサンドイッチと飲料類を手渡していた。ちなみにこうした列は別の場所でもできており、また時間帯によって渡される食事類も異なるのであるが(朝はサンドイッチ、昼はパンケーキ、別の場所ではケバブサンドなど)、無論こうした配給を行うというアナウンスは一切ない。端的に言えば、行列を見つけたら確保できるというかなり運任せの世界であり、1人旅の場合には荷物管理の関係であまり施設内を動けないという点において不利である。
 私はこの配給店舗の近くの椅子を確保していたので、この様子を粒さに観察していたが、この配給を待つ列は数十メートルに及ぶこともあり、途中で品切れを起こす(特に「水」)といったケースも発生した。待ち時間は平均10分、運が悪いと20分近くかかっていた。また、1人で2~3個ずつ持ってくるとことは可能であり、飲料については私も途中からそのようにした。いずれにしても、あまり効率的とは言えないシステムである。

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アンタルヤ到着(ブルガリア・セルビア・ハンガリー旅行3)

 変更後の目的地であるアンタルヤ空港には朝4時過ぎに到着。到着ロビーは大勢の利用客で溢れかえっていた。実は、同時間帯には大阪・ソウル・台北・ジャカルタなどアジア各地とイスタンブールを結ぶフライトがあり、これらの乗客が4時~6時位の間に随時到着していたのである。
 アンタルヤ空港は、おそらくイスタンブール・アンカラ(トルコの首都)に続くトルコ第3の空港なのだろう。比較的規模は大きいものの、押し寄せた人数が半端でないため、まずは椅子の確保に苦労させられ、続いて情報収集を行ったものの、2~3人の地上係員に確認しても「現時点ではわからない。情報収集中である。」の一点張り。待つ以外の方法はなかったが、とりあえず同じ便に搭乗していた周囲の乗客数人の顔だけは覚えておき、彼らの動向は若干ケアしていた。
 7時過ぎになると出発空港別にアナウンスがあり、空港バスに乗車するように指示を受けた。イスタンブール空港再開のニュースは確認していなかったが、この様子であれば早々に到着できるのではないかと私をはじめ周囲の日本人は考えていたようだが、この期待は完全に裏切られることになる。

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目的地変更(ブルガリア・セルビア・ハンガリー旅行2)

 これまで経験した夜行便の中では、この時は比較的快適な睡眠が取れたといってよいだろう。1回目の機内食終了と同時に就寝し、2回目の機内食の直前で起床という近年稀に見る効率的な睡眠を確保することができた。
 そしてこの2回目の機内食がサーブされる直前、私の隣席の日本人が後席の友人に対して「イスタンブールでテロがあった」と話していた。やがて空港が閉鎖になったことや、テロではなくクーデターらしいという話が各所から聞こえてきた。私も心配になって座席モニターのBBCニュースを確認したところ、ブレーキングニュースとしてまさにこれまで聞いたとおりの内容が報道されていた。そして、しばらくすると機内のフライト画面上の目的地が「イスタンブール」から「アンタルヤ」に変更になり、続いて機長からその旨のアナウンスがあった。
 私は全く言葉を発しなかったが、心の中では「相当マズい事態に陥った」と考えていた。まず、空港機能再開の目途が不明であること、そしてアンタルヤから他の海外都市に飛んでいるフライトが少ないこと、アンタルヤのロケーションから考えて陸路で目的地のブルガリアを目指すことは現実的に不可能であること、などから考えるとアンタルヤ空港で2~3日過ごすという事態も覚悟しなければならない。
 だが、同時にこうも思った。これまでの旅行経験を活かしてこの難局を乗り切れれば、旅人としての経験値もアップするであろうと。

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アクシデントの前兆(ブルガリア・セルビア・ハンガリー旅行1)

 出発日の寝覚めは悪かった。夜行便で体力を消耗することから、できれば前日はしっかり眠っておきたかったのだが・・・。加えて朝から大雨に見舞われ、湿度の高い梅雨特有の鬱陶しい気候である。
 そして往路便のオンラインチェックインを済ませようと操作を進めるも、あいにくのエラー表示。普段はなかなか繋がらないトルコ航空オフィスに電話を掛け、運よく一発で繋がったものの「日本語のHPは作成間もないことから不具合が発生しており、英語版HPからアクセスしてほしい」とのこと。仕方なく英語版HPからアクセスを試みるも、成田→イスタンブール便はオンラインチェックイン不可のようであり、1時間近くの時間ロスを招いた。何とも幸先の良くないスタートである。
 基本的には2年前と同じスケジュールで夜の成田空港に向かった。個人的には往路の夜行便は避けたいところであったが、トルコ航空は今年から1日2便→1便に減便(昼間の便が廃止)となっており選択の余地はない。だが、①同社の東欧便の多さ、②航空運賃の安さ、③少なくともこれまでは比較的良い印象であったこと、などを思えば3年連続同社を利用する選択は順当である。
 夏休み時期とはいえ、さすがに20時過ぎの成田空港は閑散としていた。午前中に苦戦したチェックインもスムーズに行うことができ、フライトは定刻前の22時過ぎには出発。これも2年前と同じであった。

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総括(ウズベキスタン旅行66)

 タシケント空港出発とソウル発着、そして成田到着ともに全てほぼ定刻通りと言う素晴らしい運行スケジュールであった反面、私の体調は3日前の状態に逆戻りしていた。機内食にはほとんど手を付けず、ひたすら睡眠を取り続けて気づいたら成田に到着していたという感じである。 
 今回の旅は、良い思い出と苦しい思い出の双方が鮮明に残る非常に珍しいものであった。前者は素晴らしい歴史遺産を目にしたことや現地の人々との様々な交流であり、後者は言うまでもなく旅の途中に見舞われた体調不良の件である。今後は無理な旅程や暴飲暴食を控え、体調管理には特に気を配らねばならぬことを実感したし、今回旅行の最大の反省点である。
 前述の通り、観光地としてのこの国の可能性は極めて大きい。従って、日本人にとってスムーズに旅ができる各種の環境整備が一層図られれば、遠くない将来必ず上位の観光旅行先としてランキングすることだろう。そして、多くの日本人にとって必ずしも馴染みが深いとは言えないこの「中央アジア」というエリアが、注目を浴びる契機にもなることだろう。
 私の中では、夏は欧州、冬は東南アジアという渡航パターンが定着しているが、今後はこうしたエリアにも足を延ばして更に奥が深い旅の魅力を満喫したいと考えている。

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空港トラブルの回避(ウズベキスタン旅行65)

 前項の続きでタシケント空港において起こり得るトラブルとその対策について改めて考えてみたい。まず、絶対NG事項としては、入国時に記載した税関申告書並びに滞在登録証の紛失である。前者は致命的であろうし、後者もチェックされる可能性はあるので問題外である。
 また、入国・出国時における所持金額を正確に記載することも必須であろう。ちなみに私は、余った現地通貨(スム)については申告しなかったが(他の通貨は1ドル単位で正しく記載)、現地通貨を記載すべきかどうかは不明である。
 次に、ボディチェックの段階においてベルト・時計・財布・スマホなど反応する可能性のある物品は全て外しておくこと。特にこの空港の場合には、一度反応すると検査が厳しくなったり、他の事項に関しても深く聞かれる可能性もあり、結果として思わぬボロが出ることも考えられる。
 同様に、荷物検査の段階において機内持込み不可の物品は処分(又は預け荷物扱い)しておくことが肝要である。4度目の荷物検査で全ての荷物を空けさせられている人が数人いたが、おそらく上記理由に深く関連していると思われる。少なくとも私が見る限り、手荷物の大きさはそれほど影響していないように思えた(私は非常に大きな手荷物を持っていたが1回も開けさせられなかった)。要は、突っ込みどころを与えず目立たないことである。
 最後に、審査の時はフレンドリーでかつ堂々としていること。原因は全く不明であるが、私の少し前に並んでいた日本人が別室に連れて行かれた。抜き打ちの所持金チェックであれば、ほとんど運次第ということだろうが、仮に検査官が出国者の外見から適当に選んでいる場合には、出国者の態度は少なからずその判断に影響を与える可能性もある。これについては、早めの空港到着を心掛けて心に余裕を持つことにより、一定のリスク軽減が図られよう。

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面倒な出国手続き(ウズベキスタン旅行64)

 タシケント空港に到着すると、まず空港敷地に入るためにセキュリティチェックが行われる。そして、今度は空港ターミナルに入る際に同様のチェックがある。この2つのチェックについては、厳重すぎるという以外の特記事項はない。
 ターミナル内に入ると出国用税関申告書(仮称)を記入する。基本的には入国時に記入したカードと同じフォームであるので、英語版・ロシア語版のどちらを使用しても記載にあたっての問題はないであろう。唯一重要な点は、入国時と同様に所持金を正確に記載することである。
 航空会社カウンターでチェックインを済ませた後、3度目のセキュリティチェックが行われ、ここで先ほど記載した出国用税関申告書と入国時に記載・返却された税関申告書の2枚を係官に提出する。なお、私は要求されなかったが、場合によっては滞在登録証の提示を求められる可能性もあると思われる。
 そしてこの後に出国審査が行われて出国スタンプが押印、ここを通過すると4度目セキュリティチェックである。私の知る限り、この最後のチェックはかなり厳重に調べられるようであり、足止めを食っている旅行者を数名目にした。
 これらのチェックを全てクリアして晴れて搭乗待合スペースに入ることができ、ここから先は他の空港と同じ流れである。

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一か八か(ウズベキスタン旅行63)

 この時点における最善の方法は、ホテルに依頼してタクシーを呼んでもらうという方法だが、そもそもこのホテルに対して好印象を持っていないことに加え、ホテルタクシーで2度嫌な思いをしているので憚られた。
 次善の手は、ホテル前のタクシーと交渉してできる限りディスカウントさせる方法。手持ちのスムは十分あるため、2~3倍ぼったくられたところで別段問題はない。だが、(交渉自体は良いとしても)ぼったくり価格を前提として利用するという行動そのものに嫌悪感があった。これは経済合理性とは別の問題である。その結果、最も体に負担のかかる荷物を持ちながら流しを探すという策を取らざるを得なかった。
 ホテル周囲は大通りであり、交通量も多いことから流しを止めることは決して容易ではない。ワンブロック歩いたものの思うようにいかず、一度公園ベンチで休んだ。丁度公園前で客待ちしているタクシーを2台見つけたが、その目の前がホテルであり明らかに危険な臭いが立ち込めていた。しばらくベンチでぼんやり過ごし、気づけばホテルを出発してから20分近くが経過。すると、流しらしいタクシーが近くに停車した。急いでそのタクシーに駆け寄り、空港までの料金を確認すると先ほどと同じ1万スムを提示されたので即OKで乗車し、無論トラブルもなかった。
 空港到着はフライト出発の2時間40分前。やや早過ぎるようにも感じられるが、この空港に関してはこれで十分であり、事実その通りであった。

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まさかの乗車拒否(ウズベキスタン旅行62)

 ツアーは予定通り17時半に終了。早目の昼食であったことから普通なら腹が減って当然であったが、全くその様子はない。1時間広大な新市街を彷徨ったことによる疲労で体調不良がブリッ返したことはすぐにわかった。
 後はホテルに預けていた荷物を引き取り、タクシーでタシケント空港に戻るだけである。だが、ホテル前のタクシーは諸々悪名高いので利用は控えるべきことは事前確認済。とりあえず付近を歩いて流しを探すのかと考えてホテルの敷地に足を踏み入れると、何と今まさに客を下ろしているタクシーを発見した。このタクシーを利用するリスクは0ではないが、ホテル前のタクシーを利用するよりも数段マシである。
 素早くそのタクシーに近付き、ロシア語で「空港」と伝えてメモ帳を渡したところ、1万と書いてきた。概ね相場通りなので、「荷物を取りに戻るのでここで待っていてくれ」とジェスチャーで伝え、一度その場を去った。
 そして1~2分後に再度タクシーに戻って乗車しようとすると、ドライバーが何やらタブレットを見せて「ソーリー」と言って去って行った。(あくまで推測であるが)タクシー会社からの指示で別の場所に向かう必要があったようなのだが、これは私にとって大ショックであった。

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数時間ぶりの再会(ウズベキスタン旅行61)

 ツアー料金は5.8万スム(約970円)と割高であるが、この時点でスムの札束が2つ(20万スム)あったので、何の躊躇もなく乗車した。
 このバスの所要時間は約2.5時間であるが、途中3か所で合計1時間以上停車するので、実際にバスが走っている時間は約1~1.5時間ではないかと思う。タシケントの街を一通りざっと観光したいというニーズにはうってつけであるが、他のツアーバスと同様、1か所あたりの停車時間をもう少し長く取っても良いのではないかとも思う。
 また、オーディオ解説言語は8か国語であり、有り難いことにその一つは日本語であった。解説自体はしっかりした内容なので、日本人旅行者にとっては利用メリット大である。
 但し、私の場合には午前中に幾つかの観光スポットを回っていたので、このバスで再訪した場所が少なくとも数か所あった。無論、徒歩で訪れるのと車窓からの眺めは異なるので、再訪自体はそれほど問題ない。しかし、午前中に訪問した旧市街北部にあるモスク・モドレセ群では40分停車であり、私は数時間前に見た光景を再度40分間に亘って目にすることとなった・・・

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