足立区出身税理士の海外旅行記

地元の東京都足立区で事務所を開業している税理士の海外旅行記です。

バスが来ない(ネパール旅行35)

 この日はバスでポカラからカトマンズへの移動日である。8時15分にホテル前にバスが到着することになっているので7時10分頃には朝食会場に入ったが、やはり料理の準備はほとんどできていない。仕方なくおかず1~2品(チリソーセージとポテトフライ)とパンのみで済ませ、8時前には身支度を整えてバスを待った。
 出発が8時15分とは言っても、10~20分程度の遅れは想定内であり、8時半位までは「やっぱりな」と思いながら待ち続けた。前日のニューイヤーパ-ティーから一夜明けてホテル周辺はゴミが散乱しており、ホテル従業員はその片付けで忙しそうであったが、椅子に座って待つ私に対してそれなりの気遣いをしてくれた。また、普段は静かな朝のポカラであったが、この日は元旦であるためか十数人の集団が何組かホテル前を通り過ぎていくなど、この時間帯に似つかわしくない賑やかさがあった。
 こうして待つこと30分、8時45分を過ぎて少し焦り始めた。万が一このバスを乗り過ごした場合には、後続のバスか飛行機利用とならざるをえないが、この国の交通事情を考えるといずれにしても痛手である。とりあえずバスチケット手配を依頼したフロントに行き、バスの運行状況を確認してもらった。
 その時、玄関前で清掃活動をしていた従業員がフロントに居る私を見つけて、バスが来たと教えてくれた。あと1分待っていれば何の問題もなかったのだが、本当にタイミングが悪いとしか言いようがない。若干の混乱はあったが、無事バスに乗車。一路カトマンズに向けて出発した。

足立区の中野浩志税理士事務所
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日本人との会話(ネパール旅行34)

 買い物を済ませた後は、ポカラで最後の夕食を取るべくガイドブックに載っていたレストランに向かった。しっかりとした塀に囲まれた高級感のあるレストランであり、1人で入るには敷居が高く感じられたが勇気を持って入店。19時前であったが店内はほぼ満席に近い状態であり、私は入口近くの2~3人用のテーブル席に腰を下ろした。
 料金は、ビール(350)+タカリカレーセット(580)+サービス料90=1,020ルピーと別格であったが、カレーセットの内容とこのレストランの店格を考えれば仕方ないところであろう。味は、ツーリストのツボを押さえた満足のいくものであったと記憶している。
 記憶していると言えば、ここで日本人男性とネパールについて様々な話をする機会を得た。丁度彼が会計を済ませた後、食事を取っている私を見掛けたので日本人かと思って声を掛けてきたとのこと。翌日ダンプスやサランコットに日帰りで行くとのことであり、その場では20分程度話しただけであったが、帰国後に東京で再会して旅の話で盛り上がった。こうした旅先での情報交換はあらゆる面において必要である。

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大晦日の夜の散策(ネパール旅行33)

 史上最悪のマッサージから戻った後は、本当に何もすることがなかったのでホテルで3時間ほど休息。旅先での休息を良いと見る向きもあるが、やはり時間が勿体ないと考えるのが順当であろう。こうした時間的余裕をもう少し楽しめるようになりたいものではあるが・・・
 17時半過ぎに大晦日のポカラ市街の散策を開始。路上は前日にも増して多くの人で賑わっており、場所によっては数百メートルの移動にも難儀した。ちなみに、この時にお馴染みのご当地コインセットを購入(350ルピー)。値引きが可能な状況ではなく言い値での購入であったが、後日訪れるカトマンズにおける販売価格と比べて金額的には妥当であったと考えている。
 その後は、ご当地お土産であるマニ車の価格を2~3軒の店でチェック。無論サイズにもよるので一概には言えないが、大幅なディスカウント後でも結構な金額を提示された。明らかなツーリストプライスではあったが、ポカラよりもカトマンズの方が物価は高いと思われたので、ここで買うという選択肢も考えられた。しかし、ここでは順当にパスし、そしてこの判断は正解であった。

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史上最悪のマッサージ店(ネパール旅行32)

 史上最悪といっても、ぼったくりに遭ったわけでなければ怪しいマッサージ店でもなく、また施術それ自体が悪かったわけでもないのだが、少なくとも私にとっては明らかに最悪であった。このマッサージ店は、ガイドブックにも紹介されている店であり、料金は45分で1,500ルピーと訳あってかなり強気な料金設定であるが、それだけに施術内容に対して期待を持たせる内容が書かれていた。
 入店すると予約なしで即OKとのことであったが、まず料金に比べて清潔感がない。肝心の施術自体は序盤はOKであったのだが、その後徐々に足にヒリヒリ感を覚えるようになった。だが、昼食後の睡魔に襲われてそのヒリヒリ感への反応が鈍かったことも、事態を悪化させた。
 一通りの施術を終えて料金を支払う。チップ100ルピーを施術者に渡したにもかかわらず、彼はそれをチップボックスに入れた点だけは唯一好感が持てた。施術中に給料は月6千ルピーで大変だという話を聞いていたので、てっきり自分のお小遣いにするものとばかり思っていたからである。
 大変だったのはその後である。まず、足のヒリヒリ感が時間の経過とともに酷くなり、2日後には無数の赤い湿疹が出てきた。加えて、私の履いていたズボンの両太ももあたりの場所が黒く変色していた。おそらく足に塗ったオイルを十分拭き取らなかったせいであろう。今でも足の湿疹をみる度に、このマッサージを受けたことを心から後悔している。

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地味なツーリストプライス(ネパール旅行31)

 昼食後は恒例のTシャツ店巡りである。午前中の散策で既に数店で価格チェックを行っていたが、観光地にしては意外と地味な価格設定であり、その分ディスカウント率も制限されるということは理解できた。
 Tシャツの質・価格のバランスを考えて最も良い店が、昼食を取った食堂に隣接する店であったので価格交渉開始。450→400→300→350ルピーで合意した。色落ちとサイズ誤りに備えてもう1枚買う際に300ルピーで交渉したが、これは失敗。それなりの生地質で350ルピーであればツーリストプライスとしては順当と思われる。インドであれば間違いなく800~1,000ルピーからスタートすることだろう。
 価格交渉や店主との会話で頭を使ったせいか小腹が空いてきたので、ホテルへの帰路に見つけた食堂で2度目の昼食を取った。チョーメン+バナナシェイク=210ルピーであり、中心部から少し離れた場所にあったせいか料金的には若干安く感じたが、味は悪くない。
 散策と買い物を一通り終えて、この日は特に積極的にすることがなくなったので、東南アジア旅行と同様にマッサージ店に足を延ばした。だが、これが今回旅行中最悪のアクシデントを招くことになる。

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政治談議(ネパール旅行30)

 この日が大晦日であったことが影響しているのか、それともこれが日常的なのかはわからないが、バラク寺院はとにかく人が多かったという印象しか残っていない。
 復路は適当なボートに乗船して対岸に戻り、レイクサイド北岸をしばらく散策した後昼食を取った。この食堂はインターネットの口コミで評価が高かった店であり、ダルバート+コーラ=300ルピーという普通の価格で味は良く、接客もOKだったのだが、ここで政治談議に巻き込まれることになった。
 きっかけは、この食堂の正面に数台の黒塗り車が乗りつけてきたことである。この食堂に入る前から道路周辺に警察官が多く配置され、物々しい雰囲気であったことから店主に確認したところ、何と首相が何かの用事でこの場所まで来ているとのこと。旅先でその国の首相を直接目にすることができるとは何たる偶然と思い、(これをラッキーと呼べるかはわからないが)、他の沿道にいた多くの人々と同様に食堂からその様子を眺めていた。すると、店主が突然私に対して首相の悪口を言い始めた。彼曰く「我々は多額の税金を払っているがインフラ整備(特に道路と電気)は全く進まず、私腹を肥やすことばかりしている。今の政府は最悪だ。日本が羨ましい」といった内容である(無論、彼個人の意見であり真偽は不明)。
 この政治談議というか、彼の一方的な政治的不満を聞くのに結構な時間を取られたが、ほぼ食事を済ませた後の出来事であり、時間的余裕もあったので行程上支障はなかった。だが、国によっては政治談議により思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあるので、注意が必要である。

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強気に来れば(ネパール旅行29)

 ボートから降りてしばらく島内を散策していると、先ほど乗船したボートの漕ぎ手が「マネー、マネー」と言ってきた。この時点でボート代を復路乗船時又は対岸に戻った時に支払うものと思い込んでいた私は、「後で払うよ」と言って追い返した。すると、彼は簡単に引き下がっていったので、或いはこの漕ぎ手が小遣い稼ぎに外国人相手に二重取りを狙ってきたものと考えた。
 やがて10分程経過して、また同じ漕ぎ手が「100ルピー、100ルピー」と言い寄ってきた。上記の先入観があった私は、しつこい奴だなと思いながらも無視して別の場所に移動した。彼は別に後を追いかけることもなく、そのままやり過ごしたかに思えた。
 そして三度、今度は彼の仕事仲間を連れてきて、その仲間が英語で「乗船料として100ルピー払ってくれ」と私に言ってきた。彼の英語力は堪能であり事態はすぐに飲み込めたので、その場で100ルピー支払った。
 結果として、私は無賃乗船しており、漕ぎ手は私に乗船料を督促してきたという極めて正当な要求であり、料金回収に手間を掛けさせた漕ぎ手に対して申し訳なく思ったが、疑問は2つある。それは、乗船時・降車時になぜ私に対して支払いを求めなかったのかと言う点と、私に催促した時になぜもっと強気に迫らなかったのかという点である。

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バラヒ寺院に向けて(ネパール旅行28)

 この日は終日ポカラ中心部の散策に充てるというのんびりプランであったが、7時には目が覚め、出発は9時という普段とそれほど変わらぬスタートとなった。
 まずは、中心部随一の見どころであるバラヒ寺院周辺まで徒歩で移動。この寺院はフェア湖に浮かぶ小島にあるため、必然的にボートを利用することになる。まず、ボート乗り場に隣接する建物でライフジャケットをレンタルするのだが(レンタル料は10ルピー)、ここで30分近く待つ羽目になった。ガイドブックには記載されていない事項であり、駆け足で旅する場合には注意を要する。
 ライフジャケットをゲットした後は、適当なボートに乗り込めばOK。乗船時に料金(100ルピー)を支払うのかと思ったのだが、特に支払いを行うことなく10名程度を乗せてボートはすぐに出発し、約10分で対岸のバラヒ寺院に到着した時にも料金を徴収されることはなかった。どこで料金を支払うのかと若干の疑問を持ちつつも、バラク寺院の人出の多さに圧倒されながら狭い島内の散策を開始する頃には、料金のことは完全に忘れていた。
 バラク寺院からの周辺の眺望もなかなかであると聞いていたのだが、この日はあいにく朝から雲がかかっており、残念ながらそれほど美しいビューとは言えなかった。だが、前日までしっかり目にすることができたので、これで十分である。

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手ごわい道のり(ネパール旅行27)

 結局サランコットからの下りは2時間半近くかかった。麓からポカラまでは、不安定な石畳の上を更に30分以上歩いたので、中心部に到着したのは16時過ぎになってしまった。下りですらこれだけかかったので、ポカラ中心部からサランコットに上る場合には、これに倍する時間を要することになるだろう。時間と疲労度の観点からもダンプスがお勧めであり、仮にサランコットに行くのであれば車利用を推奨する。
 ふとしたことで知り合った地元の人と話しながらレイクサイド北端に到着。ここまで来ればもう大丈夫である。夕刻で多くの人々で賑わうフェア湖付近を散策しながら時を過ごし、その後は近隣の土産物店を物色した後、ガイドブックに載っているチベット食堂に入った。
 この時にオーダーしたのはモモ(チベット風餃子、150ルピー)とチャンと呼ばれる蒸留酒(250ルピー)で合計400ルピー。チャンは日本酒が好きな人であれば好みの味であろう。円錐型の容器に入れてストローで飲み、無くなるとお湯を継ぎ足して更に飲めるというスタイルである。
 食事を済ませた後は、そのままホテルに戻り、外の喧騒も気にすることなく深い眠りについた。よほど疲れていたのだろう。

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唯一の失態②(ネパール旅行26)

 10ドルを基準に考えると2~3ドルで手を打ちたくなるが、そもそも10ドルが法外であることから、順当に考えれば高くて1ドル(約100ルピー)であろう。だが、まずは冷静に50ルピー札を差し出した。
 これを見た彼は驚き、明らかに少な過ぎることを大げさに主張してきたが、最終的には100ルピーでOKとのこと。だが、こちらも既に彼に対して十分嫌悪感を抱いており、子連れでバイオレンスな臭いもなかったことから、再度50ルピー札を強く差し出し、「受け取るか(受け取らずに)このままバイバイか?」と迫ると、諦めたように「OK、バーイ」と言って去って行った。ちなみに、ネパール相場で50ルピーは数分の道案内料としては十分過ぎる金額であり、この時点でもかなり不愉快であったが、数十分後に不愉快度数が更に増すことになる。
 彼から教わった道を歩くこと約30分で迷子状態からは脱したようには思えたが、その脱出時に辿り着いた場所は、私が彼と出会う前に歩いていた道をそのまま歩き続けていたら辿り着くであろうと思われた場所だったのである。状況を整理すると、私の歩いていた道は正しい道であり、彼が(決して誤りではないが)意図的に回り道をさせることでガイド料のみせしめたという構図が成立する。
 本件については、あくまで推測であるため断定はできないが、おそらく事実であろう。とするならば、取るに足らない小規模なものであっても詐欺に引っ掛かったことには変わりない。だが、どう考えてもあの時点で彼の言葉を信用しないという選択肢はなかったことを思うと、不可避的な散財であった。

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唯一の失態①(ネパール旅行25)

 今回旅行では、予想に反して対人トラブルはほぼ皆無であったが、サランコットからポカラに下山する時に一度だけ詐欺に引っ掛かってしまった。状況的にいた仕方なかったことに加えて被害はごく軽微であるが、今後のこともあるので簡単に紹介したい。
 サランコットで昼食(ローカル食堂でトゥクパ+コーラ=220ルピー)を取った後、ポカラまで下ることにしたが、案内板が皆無であることに加えて道が幾つもあったので、正しい道順がわからない。たまたま通りかかった人々に聞きながら歩いているので、まさか逆走していることはないだろうが、それでも自分のポジションや残りの移動距離がわからないというのは大変不安であり、下りとは言え疲労も溜まってきた状況下で彼に出会った。
 こちらから彼に話しかけると、「今自分はポカラから来たところだが、この道は複雑なので旅行者は迷う危険性がある。俺が案内してやるからついてこい」とのこと。子連れで悪そうな感じがしなかったので、言われるがままに彼に付き従うこと数分。少し細い道に到着した。「ここからそのまま下って行けば最短距離でポカラに着くよ」と言われたので、お礼を言って別れようとすると、「俺は一応登山ガイドという専門家なので、チップが欲しい」とのこと。まあこの状況では仕方ないと思い、幾らか与えようとすると「チップ10ドル」との驚きの金額。この瞬間、私の中では一気に戦闘モードに突入した。

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今一つのサランコット(ネパール旅行24)

 こうして慌ただしい子供たちとの交流を終えて、その後1時間以上は周囲の山並みを楽しみながら歩みを進めた。無論、この間も沿道の村人とは挨拶を交わし、子供たちは気さくに声を掛けてきたが、既にお土産は尽きていたので基本的にそれ以上の交流はなかった。
 カースキー村中心部では子供2人組から声を掛けられて、村の学校などを見学しながらしばらく片言の英語で会話していたが、そのうち英語の書かれたメモを私に渡してきた。ざっと見たところ、「学校のサッカー用具を買いたいので寄付してください」という寄付依頼であった。この道を通行する旅行者に対してその都度依頼しているのであろうか。書かれている内容は強ち嘘ではないのかもしれないが・・・
 こうしてサランコットには12時前に到着。子供たちとの交流がなければノーダラから2時間程度といったところであろうか。距離の割に時間がかからず、かつ疲労感もないのは道が平坦であったからと思われる。サランコット展望台(50ルピー)からの眺めは、正直今一つであった。正午で雲がかかり始めていたというのも理由であるが、やはり早朝に見たベストビューと比べると相当見劣りがする。無論訪問時期・時間にもよるが、短時間で山々を見るという目的であればサランコットよりもダンプス・ノーダラを勧めたい。

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やはり犬は苦手(ネパール旅行23)

 2か所目の村からさらに歩いて10分で3か所目の集落に到着。先の2か所と同じ展開があり、今度はビスケットが登場した。そして、これが私が持ってきた最後のお菓子であった。
 だが、前2回以上の勢いで迫られたため、ビスケットはあっという間に完売。最初の村から起算して30分でキャンディー・チョコ・ビスケットが全て捌けたことになる。今度は犬は追ってこなかったが、子供たちが追いかけてきた。最後には「マネーマネー」と言って・・・。お菓子はOKだがマネーはNG。できればマネーという言葉は聞きたくなかった。
 こうして子供たちと一緒に2~3分移動すると、明らかに私に対して吠えている犬を発見。悪意というよりもよそ者を相当警戒している風である。近づくと更に強烈に吠えてくるのだが、この道を通らなければ先には進めない。たまたま通りかかった中年女性に訴えたが、「この犬は噛まないから大丈夫」といった軽いノリで笑って去ってしまった。続いて、一緒にいた2~3人の子供に助けを求めたが、ビスケットをあげていないせいか動いてくれない。
 ようやく覚悟を決めて、堂々と進むと犬は至近距離まで近づいてきた。犬が怖いというよりも万が一噛まれた時の対応が大変面倒である。やはりこのまま直進は危険と考え、一度山の斜面に駆け上がり、その斜面を進行方向に数十メートル歩き、再度降りて全速力で走り抜けた。斜面を歩きながらその犬とは相当の距離を保っていたので、犬も警戒を解いて追ってこなかったのだろう。と同時に、私と数分間一緒に歩いてくれた子供たちとは、さよならも言えずに別れることになってしまった・・

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幾つあっても足りない(ネパール旅行22)

 子供たちとの出会いから10分程度経過し、次の集落らしき場所に辿り着くと、前項と同様の展開が待っていた。違ったのはキャンディーがチョコレートに変わったこと、そして予期せぬ犬の登場である。
 前項のとおりチョコレートを皆に配っていると、突然近くで寝ていた犬が私に近づき、チョコレートの入った箱を覗いてきた。危険な空気は皆無であったが、犬の顔が常に私の手に触れている状態であり、決して気持ちの良いものではない。この間、適当にチェコレートの粒を沿道に投げて犬の気を逸らせていたが、やはり犬はすぐ私に近づいてきて同様の動作を繰り返す。そして、ついに私のリュックの中を覗き込み、最後には私の傍から離れなくなってしまった。
 この一連のやりとりで驚いて相当のチョコレートを道端に落としてしまったこともあり、チョコレートはこの2か所目の村で完売。完売後も子供たちと犬が私を追ってきたが、この時は犬が面倒であったので、笑顔を振り撒く余裕もなく、足早にその場を去ってしまった。チョコレートをあげられなかった子供たちには申し訳なかった。

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予想通りの展開(ネパール旅行21)

 ノーダラからカースキー村までは舗装されていない道が続いており、沿道に民家が適度に立ち並ぶという典型的な村の風景であった。そして、予想通りよそ者の私が通ると2~3人の子供たちが近づいて何やら話しかけてきた。旅行前から想定していた瞬間であり、「来た来た。。。」と思い笑顔を見せ、少し言葉を交わした後、持っていたキャンディーをあげた。子供たちは喜んで家に戻り、その親からお礼を言われて笑顔で別れる。一般的な観光とは全く異なる大きな旅の醍醐味である。
 その後しばらく歩いていると、後ろから先ほど出会った子供たちとは別の子供たちが走って追いかけてきた。これも予想はついた。おそらく先の子供たちから話を聞いてキャンディーをねだりに来たのだろう。無論これにも快く応じ、その様子を見ていた沿道の子供たちもこれに加わった。さらに、その親たちも加わり、一度貰った子供が更に欲しがる二重取りケースも発生したため、キャンディーはあっという間になくなってしまった。
 この事態も想定済であり、他にも予備のチョコレートがあったのだが、それを見せるとおそらくチョコレートも全て無くなってしまうと考えて、ここは冷静に「ごめんね。もうないよ」と言ってその場を離れた。

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ネパールスタイルの出発(ネパール旅行20)

 ホテルチェックアウトは9時20分。予定では8時半出発であったが、部屋から眺める山々に見惚れてしまい、ついつい遅れてしまった。本来であればチェックアウトぎりぎりまで滞在したかったところであるが、この日も相当の距離を歩くことになっているので、こればかりは仕方ない。
 この日はノーダラからカースキー村を経由して「サランコット」というビュースポットまで歩き、午後はそこから山を下ってポカラに戻るというプラン。登り道ではないが、距離は結構あるのでなかなか大変な1日になるであろうと覚悟はしていた。チェックアウト時に近道があるが利用するか?と聞かれたが、少し突っ込んで聞くと地元の人が利用する間道のようであったので、リスクを考えて遠回りのメイン道を行くことにした。今考えても当然の判断である。
 前日ノーダラから登ってきた同じ道を下り、メイン道に差し掛かかるとノーダラ方面とは逆方向に向かう。念のため途中の露店で「サランコット、OK?」と慎重に確認しながら歩みを進めた。

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最高のコンディション(ネパール旅行19)

 翌朝は6時に起床。早起きの理由は、前日やることもないので19時半に就寝したということもあるが、無論最大の理由はサンライズを見たかったからである。
 コテージから数分歩いた場所にある見晴らしの良い丘に向かってしばらく待つと、夜が明けてくるに従って、周囲の山々が少しずつ姿を現し始めた。この時間はおそらく十数分であったと記憶しているが、ここまでサンライズの瞬間に集中するのは生まれて初めてであろう。そして無論サンライズも素晴らしかったが、その後の青空に映える山々も美しかった。コテージのマネージャー曰く「ここまで美しい山々を目にできる日も珍しい。あなたは大変ラッキーです」とのこと。前日のダンプスからの眺めも相当なレベルであるが、この時の眺望はそれを凌ぐ最高レベルであり、渡航先としてネパールを選んで良かったと心から実感した。
 こうして最高レベルの景色を堪能した後は朝食タイム。ブッフェではなく幾つかのセットメニューから1つチョイスする方式であり、私は最も高い金額が付されていたインディアンブレックファーストを選択。このホテルも前日同様、注文してからサーブまでの時間が非常に長かったが、景色を見ながらぼんやり過ごしていたのでそれほど退屈はしなかった。

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初めてのコテージ宿泊(ネパール旅行18)

 ノーダラには14時半頃到着。中心部のマーケットを少し散策した後、山道を20分程登って無事コテージに辿り着いた。ちなみに、私が宿泊したコテージのサインボードが途中何か所か掲示されていたが、途中何か所か道が分かれているので要所で村人に確認しながら歩みを進めた。
 コテージというと地味なイメージがあるが、このコテージはリゾートホテルと言っても良い程のグレードであり、加えてデラックスルームを予約していたので、部屋は広くバルコニーからの見晴らしも大変良い。部屋の窓を開けるとそこから雄大なアンナプルナの山々を見渡すことができ、私は日が落ちるまでずっとその景色を眺めていた。さすがに夕暮れ時となると雲がかかってしまったが、明らかにこれまでに宿泊したことのないタイプのホテルである。
 逆に難点は、周囲が山に囲まれているので夜は何もすることがなく、かつ時々停電になるようであり暖房の利きが悪いことである。コテージの食事は高額かつ今一つと聞いていたので、あらかじめ日本から持ってきた菓子類を夕食代わりとし、就寝時はカイロ2個を付けて床に就いたが、ポカラに比べて冷え込みは厳しく、夜中に寒さで目が覚めた。

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ネパール人の優しさ(ネパール旅行17)

 その後も同じことが更に2~3度続いた後、村人の一人が店内の客に対して何やら話し掛けていた。そしてその後、私に向かって「彼らが君をノーダラまで乗せてってやると言っている」とのこと。
 大変有難い話であり早速挨拶にいったが、彼ら(2人)の姿形から白タク的な臭いを若干感じたので、念のためその店員にお金の話を確認。「彼らは同じ方向に行く旅行者なのでお金は必要ないよ」と言われたので、安心して彼らの食事が終わるのを待った。
 しばらくして、私は露店周辺のお世話になった数人に別れを告げてその場を去った。ネパールの中でも裕福な身分だと考えられる若者2人組は、ポカラではなかなか見かけないエアコン付の綺麗な車に乗り込み、身なりもお洒落であった。車内で彼らと話をすることはあまりなかったが、休日で日帰りドライブを楽しんでいるとのことであり、本当に地元の旅行者であった。フェディからノーダラまでは車で15分程度。地図で見ると距離的には歩けそうにも思えるのだが、明らかに見た目以上の距離があり、かつ山道を登るため絶対に不可能である。
 なお、その後確認したのだが、バスが乗車拒否した理由はノーダラまで行く途中の場所が終点であったためと思われる。しかしそうだとすれば、私を助けてくれた露店周辺の村人たちは、この事実を知らなかったのであろうか。。。

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バスが停まらない(ネパール旅行16)

 フェディにバス停らしき目印はなかったが、正面の露店で確認したところ頻繁にバスが通るので待っていればそのうち拾ってくれるとのこと。日暮れ前にはコテージに到着したいと考えていたが、時間的には全く余裕である。しばらくするとバスがやってきた。
 とりあえず手を挙げてバスを止め、行き先を告げるが乗車拒否。続く2~3台目も同じであった。再度周囲の村人に確認すると、次は彼らが同じことをしてくれたがやはり乗車拒否されるということが2~3度続いた。
 村人は「焦るな、そのうち乗せてくれるよ。全くせっかちだな」と言って皆で笑い、私を店内に招き入れて色々話し掛けてきた(この時に水1リットルを50ルピーで購入)。日本の話やネパールの観光地の話から始まり、ついには客のチベット人女性がチベット土産に対する営業攻勢を掛けてくるに至ったが、買うつもりはないと明確に拒否するとその後は普通の雑談に戻った。この当たりのプレッシャーもインドと比べれば明らかにソフトであり、好感が持てる。
 こうして30分近くが経過したのだが、バスが停まらないという状況に変わりはない。時間的に焦るような状況ではなかったが、歩ける距離ではないので是が非でもバスを捕まえなければならない。若干不安になった。

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