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足立区出身税理士の海外旅行記

地元の東京都足立区で事務所を開業している税理士の海外旅行記です。

空港タクシー②(カンボジア・ベトナム旅行6)

 シェムリアップは、アンコールワットを擁するカンボジア随一の観光都市である。従って、ドライバーが翌日以降の観光の足として自分を強く売り込んでくることは定番行為であった。そして、予想通り明日以降の予定を尋ねてきた。
 今回の旅程ではシェムリアップ滞在3日間のうち1日半は現地ツアーを利用する予定であったため、その旨を正直に伝えれば押し売りを防げるだろうか。いや、おそらく滞在全日程ツアー参加と言ってもこの男には通用しないだろう。そう考えた私は全く別の言葉を口走った。「俺はビジネスでここに来た。そして職業はライター(記者)だ」と。いかにも観光客といった風体であるとすぐにバレる虚言であるが、私の場合大きなスーツケースや旅行鞄を持っているわけではなく、風体的にもできる限り観光色を消していたので、ビジネスと言っても通じるように思えた。
 これを聞いたドライバーは、スケジュールの話から一転して自らの窮状について話し始めた。要約すると、「乗客から貰う代金の多くはボスの懐に入るので、俺は薄給で家族8人を養っていかなければならない。両親もポルポトに殺された。いくら働いても貧乏から抜け出せない」と言ったところか。私は適当に相槌を打っていたが、目的地に着く寸前になるとチップを求めてきた。その態度は決して強圧的なものではなく、かつホテルは目の前であったので拒否して別れることも可能であったが、序盤における無用なトラブル回避のため1ドル渡した。意図的に別のホテルに連れて行かれたり、強圧的に法外なチップを要求されることに比べれば、まずもって問題ないレベルであろう。こうして苦心しながらも第一の難関を乗り越えた。

中野浩志税理士事務所
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