ブラショフ駅から市街地までは徒歩での移動は困難な距離であるため、タクシー又はバスを利用することとなり、当然のごとくバスをチョイスした。バス乗り場でチケットを購入し、それをバス内の改札機に通してから乗車するというスタイルは基本的にはブカレストの空港バスと同様である。異なる点は、ICカード式ではないことと片道チケット(2レイ=約60円)が購入可能な点である。
こうして乗車したバスではあるが、どこで降りるのかについては勘と運に委ねられる。無論、宿泊ホテルに最も近いバス停の名前などわかるはずもなく、それと思しき場所を自身で判断して下車するというケースは、これまでの旅行でも何度かあった。多くの場合、その街を代表する目ぼしい施設などを道標として、後はそこからの方向と距離感で判断していくことになるが、ブラショフにはそうした道標がなかったので降車場所については完全なギャンブルとなる可能性が高かった。これはやはり人に聞くしかないだろうと考えた。
中野浩志税理士事務所
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