FC2ブログ

足立区出身税理士の海外旅行記

地元の東京都足立区で事務所を開業している税理士の海外旅行記です。

まさに迷宮(ルーマニア・ハンガリー旅行73)

 岩病院見学を終えた後は、そのまま王宮の丘を徒歩で登ってラビリンスと呼ばれる王宮地下迷宮を訪問した。岩病院については内容面の充実が印象に残っているのに対して、このラビリンスはその経験自体が強く記憶に残っている。
 入場料(2,000ft=約900円)を支払って洞窟内に入る。しばらくは別段違和感はなかったが、奥に進んでいくにつれて微かな光だけを頼りに手さぐりで進むような状態となった。迷宮内で他の観光客を見かけることも少なく、各部屋には不気味な人形が展示され、その怖さを増幅させるかのように各所から呻き声のような音が流れてきた。加えて、内部は意外と複雑であり、折角進んだが行き止まりという事態にも何度か遭遇。私はドラクエのダンジョン(洞窟)を想像しながら、この暗闇の中を少しずつ進んだ。奇怪なモンスターが登場しても決しておかしくはない、下手なお化け屋敷よりも数段怖い空間である。
 やがて、ある女性2人組のグループと鉢合わせになった。声こそ挙げなかったものの双方驚きの表情を隠せなかった。その後、その二人組が話す「ジャポネーゼ云々」という声を聞いた。おそらく、「日本人と鉢合わせになって本当にびっくりした」という内容であったのだろう。それはこちらも同じである。
 いずれにしても、おそらく観光施設でこうした体験をすることは今後ないであろう。まさに迷宮であった。

中野浩志税理士事務所

予想以上の充実(ルーマニア・ハンガリー旅行72)

 観光最終日となるこの日は、前々日に回りきれなかったスポットのうち自身が興味ある2~3の場所に絞って観光しようと考えていた。まずは地下鉄を乗り継いでブダペスト南駅に到着。そこから「血の原」と呼ばれる緑地帯を10分程度歩き、第二次世界大戦等で防空壕病院として利用されていた「岩病院」を訪問した。
 この施設の見学に際しては、まず15分程度ビデオを見た後、英語ガイドが施設内を順次案内していくスタイルで行われた。当初本病院に関する知識は皆無であったが、ビデオを見ることにより大まかな歴史の流れとポイントを押さえ、ガイドの説明によりその理解を更に深めていくという理想的な見学スタイルであったかもしれない。加えて、オープンと同時に入館したためにツアー参加者が4名だけであり、ガイドの声が大変聞き取り易かったという点も大いに寄与している。
 入場料は3,600ft(約1,620円)とかなり割高ではあるため、興味がないとなかなか足を延ばせないスポットかもしれないが、私自身は料金に見合った見学ができたと考えている。

中野浩志税理士事務所

ハンガリー料理の美味さ(ルーマニア・ハンガリー旅行71)

 フェリーは、途中何箇所かに停泊して定刻15分遅れでブダペストに到着。例のトラムに乗って国会議事堂前で下車し、そこから10分ほど歩いてホテル周辺のレストランでブダペスト最後の夕食を取ることにした。
 まずオーダーしたのは「ヒデグ・ジュムルチ」という季節限定のスープ。味について特に大きな期待は抱いていなかったが、サワークリームとその中に入っているフルーツが絶妙にマッチしており、まさに病みつきになる美味しさであった。ちなみに、翌日の昼食時においても定番のグヤーシュではなく、こちらをオーダーしたほどである。そして、メインではハンガリー名物の一つであるフォアグラのグリルをオーダー。蕩けるような味とはまさにこのことを言うのだろう。今回旅行中に食した料理の中では抜群の美味さである。
 この夕食では、ビール+スープ+フォアグラ=6,000ft(約2,700円)とかなり贅沢なものであったが、それに見合う価値は十分ある。こうしてブダペスト最後の夕食を満喫し、夜のブダペストを軽く散策して床に就いた。

中野浩志税理士事務所

ドナウ川の航海(ルーマニア・ハンガリー旅行70)

 エステルゴムからブダペストに向かうフェリーは、所要約3時間半(16時半出発、20時到着)で料金は2,500ft(約1,130円)と意外と安い。ドナウ川を船で下るという醍醐味は、金額の多寡にかかわらず何を置いても一度は経験したかった。この航海を十分堪能できたので、ブダペスト周辺部を船で観光する定番の遊覧船はスキップした。
 フェリー内は屋内に加えてデッキにも座席があり、私も含めて多くの乗客はデッキ席からドナウ川周辺の眺望を楽しんでいた。夕方とは言ってもまだまだ暑い時間帯ではあったが、風が心地よかったので全く苦にはならなかった。川の色はイメージに比してそれほど美しくはないが、海から眺める景色は格別であり飽きることはなかった。唯一の難点は、1人旅の場合においてトイレや(飲料等の)買い物に行く際の座席確保や手荷物管理であるが、これはその都度十分な注意を払うしかないだろう。
 航海中は多数の客船とすれ違った。その中には国境を越えて長い航路を行くと思われる豪華客船も数多くあったことから、私が考えている以上に人気航路なのであろう。少なくともブダペスト観光では絶対に外せないポイントである。

中野浩志税理士事務所

未知の国スロバキア(ルーマニア・ハンガリー旅行69)

 今回旅行で2回に亘り入国を果たしたスロバキアであるが、日本人にとっては馴染みの薄い国であると言わざるを得ない。おそらく、大部分の日本人はその場所すらわからないであろうし、或いは一昔前のように「チェコスロバキア」という一つの国として理解しているケースもあろう。現在、チェコとスロバキアはそれぞれ完全に独立した一国家であり、スロバキアはれっきとしたEU構成メンバーの一員である。
 そして前述のとおり、旧東欧諸国の中においては既にユーロ導入済である数少ない国である。私自身はヨーロッパ経済に関して無知なのであくまで勝手な解釈となってしまうが、早々にユーロが導入できたということは一定の経済力を有している証ではないか。一般的に、地理的に西側諸国と隣接している国ほど経済的に豊かであり、逆にロシアに近い国ほど経済状況は悪い傾向が強いことから考えると、オーストリアと隣接しているということも大いに影響していようし、無論スロバキア自身の努力もあったのだろう。
 ほんの2時間程度の入国を通じて感じたことは、治安面の不安もなく安心して旅ができそうだと言うプラスイメージしかない。魅力的な観光資源がどの程度存在するのかはわからないが、こうした街の雰囲気を体感するだけでも来訪価値は十分にあると思われる。今後の観光地としての飛躍に期待したいところである。

中野浩志税理士事務所